「働き方改革関連法」の施行により、長時間労働の是正、働き方に対する意識改革、人事制度の見直し、生産性の向上などへの対応が急務となっています。これまで企業風土として根付いていた「社員が働いた時間の分だけ、売り上げも伸びる」といった考えは、通用しない時代となり、より短い時間の中で、質の高いアウトプットを創出することが求められるようになりました。
確実な働き方改革を進めるために、労働時間の現状の把握・分析による無駄な時間の可視化はできているか、トップと現場の認識は一致しているか、計画と実行の管理体制はできているかなど、留意すべき点は多岐にわたります。
こうした課題を解決する方法の一つとして「テレワーク」への注目が高まっています。在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィスといったICTを活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方は、企業においては「生産性向上、人材確保、BCP」、就業者には「ワークライフバランスの向上」、社会に対しては、「新規雇用の創出、地域の活性化」などのメリットをもたらします。通勤移動という無駄な時間の削減、物理的な拘束を伴う会議ではなく、チーム内での情報共有の活性化による時間の削減は、生産性を高める有効な手段と言えるでしょう。
しかしながら、総務省が本年5月末に発表した「平成30年通信利用動向調査」ではテレワークの導入企業は「導入している又は導入予定で26.3%」とまだまだ普及の余地を残しています。
そこで、本カンファレンスでは、「実践!最強の『テレワーク』」をテーマに、テレワークの導入により生産性向上を実現した事例を検証します。実際の企業様の講演、テレワークをICTで支えるサービスなどについて専門家の講演を通じ考察をできればと存じます。
日 時 | 11月6日(水)13:30~17:30(13:00 受付開始) |
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会 場 | COREDO室町1 5階 日本橋三井ホール 東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 5階(地図) |
定 員 | 350名 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
対 象 |
従業員数250名以上の会社にお勤めの経営者、経営層、情報システム部門、働き方改革部門、 人事部門、経営企画部門、各事業部門の部門長など |
主 催 |
2020東京オリンピック・パラリンピックを控え、働き方改革が進む中、テレワークが社会解決のツールとして注目されています。しかし、テレワークはワーカーの選択肢を提供するものでもあります。選択肢にあふれた「いつでも、どこでも、誰でも、誰とでも」働けるテレワーク社会の姿と課題をお話ししたいと思います。
14:30~14:40 ▶ 休憩
Dropbox Japan株式会社/Slack Japan株式会社/Zoom Video Communications Japan 株式会社
16:00~16:20 ▶ 休憩、展示&デモ
テレワークを積極的に活用する? しない? ―― それにより組織の未来はどう変わるのだろうか? それぞれの企業・自治体におけるテレワークへの対応をみれば、その組織の構造的な変化への対応がみえてくる。経営的観点からテレワークの考え方について紐解き、佐賀県全庁導入をはじめ、テレワークに適さないような業種で業績を躍進させた事例を紹介する。
17:10~17:30 ▶ 展示&デモ
東洋経済新報社 事務局
corporate@toyokeizai.co.jp
03-3246-5599(土日・祝日を除く 10:00~18:00)
TechCrunch Japan
編集統括
吉田 博英 氏
テクノロジーとスタートアップの専門メディア「TechCrunch Japan」で編集統括を務める。以前はKADOKAWA/アスキーで20年以上にわたりアップル関連の情報を取り扱う専門誌や開発者向け専門誌で編集記者を経験したあと、アップル専門の月刊誌「MacPeople」、PC/ICT系週刊誌「週刊アスキー電子版」で編集長を計8年間ほど経験。2018年8月より現職。
東北芸術工科大学
デザイン工学部企画構想学科 教授
松村 茂 氏
東京都出身。東京大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。東京大学先端科学技術研究センター助手を経て現職。日本テレワーク学会特別顧問(前会長)、東北都市学会会長、テレワーク推進フォーラム副会長、テレワーク月間実行委員長、Empowered
JAPAN 実行委員長、山形県デジタルコンテンツ協議会副会長、日本都市学会理事、(一社)日本テレワーク協会アドバイザー等、平成29年度 情報通信月間推進協議会会長表彰(情報通信功績賞)
ICTが発達し、副業・起業・フリーランス化が進み、モビリティ度が高まったテレワーク社会のワーカーの働き方やライフスタイル、地域のコワーキングスペースなどのパブリックワークプレイスの整備などを研究している。
近著に、「R&D部門の"働き方改革"とその進め方 ワークスタイル変革を促進するテレワークの現状と将来展望」(共著) 技術情報協会2018、「テレワークで働き方が変わる! テレワーク白書2016」共著
一般社団法人日本テレワーク協会編 インプレスR&D などがある。
Dropbox Japan 株式会社
代表取締役社長
五十嵐 光喜 氏
1987年早稲田大学教育学部卒。同年株式会社東芝に入社し社内システムに従事後、米国ソフトウェア企業であるSybaseやNetIQの日本法人および米国本社で日本向けのビジネスに従事。2005年に日本マイクロソフト株式会社に入社。サーバークラウド製品「Windows Server 2008」などの責任者を務め、2008年以降、業務執行役員サーバー プラットフォーム ビジネス本部 本部長、業務執行役員エンタープライズ パートナー営業統括本部統括本部長、業務執行役員コンシューマー&パートナー グループ コミュニケーション パートナー営業統括本部 統括本部長などを歴任。2013年よりApple Japan 合同会社で法人営業本部長を務めた後、2017年より現職に就任。2018年よりアジア太平洋地域全体の営業も統括。
Slack Japan株式会社
カントリー・マネジャー
佐々木 聖治 氏
1994年米ワシントン大学を卒業後、国際デジタル通信株式会社でキャリアをスタート。その後、米ウェブメソッド、米セールスフォース・ドット・コムの日本法人での営業現場経験を経て、2012年よりSAPジャパンにて人事人財ソリューション事業本部を統括し、SAP SuccessFactorsビジネスの成長を牽引。2018年2月にSlack Japan株式会社に参画。
Zoom Video Communications Japan 株式会社(ZVC Japan株式会社)
カントリーゼネラルマネージャー
佐賀 文宣 氏
2019年2月にZVC Japan 株式会社 (Zoom Video Communications, Inc.の日本法人)へ入社。ZVC Japan入社前は、2013年からヴイエムウェア株式会社でパートナービジネスを統括。2006年から2013年にかけては、シスコシステムズ合同会社に在籍し、同社が買収したWebexのパートナー開拓に携わる。1992年に日本アイ・ビー・エム株式会社へ入社し、大和研究所にてThinkPadの開発部門に配属。その後は2006年まで、同社PC部門で日本およびアジア太平洋地域担当プロダクトマーケティングやパートナーセールスに携わる。1992年北海道大学工学部修士課程を修了。
キャリアシフト株式会社 代表取締役
総務省委嘱 テレワークマネージャー/総務省委嘱 地域情報化アドバイザー/岡山県 特命参与(情報発信担当)
森本 登志男 氏
岡山県出身。京都大学工学部卒業。宇部興産、ジャストシステムを経て、マイクロソフト入社。米国勤務、マイクロソフト事業計画室長、市場開発室長、公共営業本部自治体営業部シニアマネージャー等を歴任。2011年~5年間、佐賀県最高情報統括監(CIO)として全庁テレワーク導入を実施。現在は総務省テレワークマネージャー等公職を兼務するほか、ICTとマーケティング手法を用いた地域活性化に携わる。【著書】「あなたのいるところが仕事場になる」(大和書房)
Slackは「ビジネスコラボレーションハブ」として、人・データ、そしてアプリケーションをつなぐプラットフォームです。テレワークをはじめとする新しい働き方の実践にあたって、コミュニケーションがうまくいくか不安になる経営者やリーダーも多いのではないでしょうか。今回は、Slackが実現する新しいコミュニケーション方法や仕事の効率化、そしてそれらの実践に成功している国内企業の事例をご紹介します。
働き方改革を遂行し、テレワークを実現する上で立ちはだかる働き方改革に対する意識の壁。Zoomのビデオ中心のユニファイドコミュニケーションプラットフォームを導入した企業がどのように従来のコミュニケーションやコラボレーションを変革し生産性を向上させたか、また、それを可能にする仕組みやビデオコミュニケーションの未来について米国の最新動向も含めご紹介します。