サイバーセキュリティは経営課題から経営責任へ  DX時代において多様化・巧妙化するリスクと対策の最前線

サイバーセキュリティは経営課題から経営責任へ  DX時代において多様化・巧妙化するリスクと対策の最前線

あらゆるものにITが活用され、DXが社会に浸透してその効用が発揮される一方、情報セキュリティ面のリスクが増大し、それに対するガバナンス強化も謳われるようになりました。
また、経済安全保障の観点から、自社グループのみならず、ビジネスパートナーや自社のサプライチェーンまでを含めたサイバーセキュリティの確保が重要となっています。
このようなビジネス環境において、CISOをはじめとした経営層は、セキュリティ対策を一過性の「経営課題」と捉えるのではなく、ステークホルダーに損害を与えないための「経営責任」ととらえ、リーダーシップを十分に発揮することが求められています。
本カンファレンスでは、サイバーセキュリティ対策を推進するために、経営層やITセキュリティ部門が、どのような役割を果たさなければならないのかについて考察・提言していきます。

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開催概要

開 催 日 時
12月13日(火)14:00~16:25
開 催 形 式
オンライン配信
参 加 費
無料(事前登録制)
定 員
500名
視聴対象者

企業の経営者、CIO、CISO、情報セキュリティ部門の意思決定者

※本セミナーは視聴対象者を限定しております。対象外の方のご参加はお断りさせていただく場合がございますので予めご了承ください。視聴対象者以外の方、協賛企業と競合の方、個人、学生の方の視聴はご遠慮いただいております。

プログラム

14:00-14:055分ご挨拶

柿木 彰

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
代表取締役社長

柿木 彰

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
代表取締役社長

柿木 彰

14:05-14:3530分基調講演

新たな社会を実現するための
デジタルアーキテクチャとセキュリティ

AI、IoT、通信などの技術の進化により、ビジネスだけでなく、社会・産業も大きく変革の時期を迎えている。本講演では、アーキテクチャの考え方を説明した上で、単なるデジタル利用で終わるのではなく、新たな価値創造につなげていくためのアプローチとその際に考慮するべき点、特にセキュリティとそれを含むガバナンスのあり方等について、具体的な例も含めて紹介する。

白坂 成功 氏

慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科
教授

白坂 成功(しらさか せいこう)氏

慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科
教授

白坂 成功(しらさか せいこう)氏Profile

AI、IoT、通信などの技術の進化により、ビジネスだけでなく、社会・産業も大きく変革の時期を迎えている。本講演では、アーキテクチャの考え方を説明した上で、単なるデジタル利用で終わるのではなく、新たな価値創造につなげていくためのアプローチとその際に考慮するべき点、特にセキュリティとそれを含むガバナンスのあり方等について、具体的な例も含めて紹介する。

東京大学大学院修士課程修了、慶應義塾大学大学院後期博士課程修了(システムエンジニアリング学)。大学院修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。大学では大規模複雑・高信頼性システム構築からイノベーション創出方法論にいたるまで、幅広い方法論の構築の研究に取組む。2010 年より慶應SDM准教授。17年より同教授。20年よりIPAデジタルアーキテクチャデザインセンターアドバイザリーボード座長。その他、様々な政府委員会委員を務める。

14:35-15:0530分セッション Ⅰ

1,800社への実態調査が示唆する
サイバーセキュリティ経営の要諦
~CISOが果たすべきリーダーシップと
近未来に備えるべきこととは~

日本企業はサイバーセキュリティ脅威が高度化・複雑化する中で、セキュリティ人材不足という逆風を前提として、セキュリティ対策を実践していく必要がある。本年実施した1,800社へのセキュリティ実態調査の結果から見えてきた、CISOがサイバーセキュリティ経営でリーダーシップを発揮するための具体的な要諦と近未来への備えについて解説する。

足立 道拡

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
DXセキュリティプラットフォーム事業本部
本部長

足立 道拡

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
DXセキュリティプラットフォーム事業本部
本部長

足立 道拡Profile

日本企業はサイバーセキュリティ脅威が高度化・複雑化する中で、セキュリティ人材不足という逆風を前提として、セキュリティ対策を実践していく必要がある。本年実施した1,800社へのセキュリティ実態調査の結果から見えてきた、CISOがサイバーセキュリティ経営でリーダーシップを発揮するための具体的な要諦と近未来への備えについて解説する。

2008年にNRIセキュアに入社後、セキュリティコンサルティングに従事。2013年から9年連続で「企業における情報セキュリティ実態調査(NRI Secure Insight)」を監修。新規事業開発をリードし、2018年4月にセキュリティ対策実行支援プラットフォーム(Secure SketCH)をリリース。2022年4月より、DXセキュリティプラットフォーム事業本部を主管。

15:05-15:2520分セッション Ⅱ

デジタルトラストを巡る国内外の議論動向と
事業者に求められる対応

2023年は日本でG7が開催される年であり、デジタル領域においても日本が提唱しているDFFT(信頼性のある自由なデータ流通)の実現に向けた具体的な議論がなされる予定となっている。この実現においては、DFFTのT(Trust)を如何に確保するかが、重要な論点の一つとなる。
本講演では、デジタル上のトラスト確保・強化にあたり、検討が必要となる論点として、デジタルアイデンティティ管理やサプライチェーンにおけるセキュリティリスクなどを紹介した上で、経済安全保障法制を始めとする国内外の法規制の議論動向等も踏まえ、企業に求められる対応について紹介する。

藤井 秀之

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
セキュリティアーキテクチャコンサルティング部
シニアセキュリティコンサルタント

藤井 秀之

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
セキュリティアーキテクチャコンサルティング部
シニアセキュリティコンサルタント

藤井 秀之Profile

2023年は日本でG7が開催される年であり、デジタル領域においても日本が提唱しているDFFT(信頼性のある自由なデータ流通)の実現に向けた具体的な議論がなされる予定となっている。この実現においては、DFFTのT(Trust)を如何に確保するかが、重要な論点の一つとなる。
本講演では、デジタル上のトラスト確保・強化にあたり、検討が必要となる論点として、デジタルアイデンティティ管理やサプライチェーンにおけるセキュリティリスクなどを紹介した上で、経済安全保障法制を始めとする国内外の法規制の議論動向等も踏まえ、企業に求められる対応について紹介する。

大手SI企業で約10年間のITコンサルティング業務を実施後、2017年に野村総合研究所に中途入社、同年NRIセキュアテクノロジーズ株式会社出向。主に国内外のデータガバナンス、デジタルトラストに関する調査業務、セキュリティコンサルティングを実施。
東京大学未来ビジョン研究センター研究員、一般財団法人情報法制研究所研究員として、政策提言活動等も実施している。

15:25-15:4520分セッション Ⅲ

DX時代におけるサイバー
セキュリティ対策の本質
~求められるセキュリティの
「質」と「量」~

DXの進展とクラウドシフトの加速により、企業における攻撃対象領域(アタックサーフェス)が拡大している。加えて、重要インフラ事業者においては監督官庁からのセキュリティ対策推進や法令遵守の要請が強まっている。これらの状況の中で、多様な脅威に打ち勝ち、企業がためらいなく新たなビジネスに挑戦していくためには、サイバーセキュリティ対策を抜本的に見直す必要がある。そして、重要システムだけではない裾野への対応と、シフトレフトがそのカギを握る。DX時代において企業に求められるサイバーセキュリティ対策の本質について解説する。

観堂 剛太郎

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
DXセキュリティコンサルティング事業本部
本部長

観堂 剛太郎

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
DXセキュリティコンサルティング事業本部
本部長

観堂 剛太郎Profile

DXの進展とクラウドシフトの加速により、企業における攻撃対象領域(アタックサーフェス)が拡大している。加えて、重要インフラ事業者においては監督官庁からのセキュリティ対策推進や法令遵守の要請が強まっている。これらの状況の中で、多様な脅威に打ち勝ち、企業がためらいなく新たなビジネスに挑戦していくためには、サイバーセキュリティ対策を抜本的に見直す必要がある。そして、重要システムだけではない裾野への対応と、シフトレフトがそのカギを握る。DX時代において企業に求められるサイバーセキュリティ対策の本質について解説する。

脆弱性診断やインシデント対応等のテクニカルコンサルテーションを担当。2017年にNRIセキュアの子会社であるユービーセキュアの社長に。2021年よりNRIセキュアのDXセキュリティ事業 本部長に就任、現在に至る。

15:45-16:1530分特別講演

サイバーフィジカル時代の
経営とセキュリティ

5G、AI、IoT等のデジタル技術の進化は私たちの日常生活を大きく変化させ続け、ネットと現実の境目がない「サイバーフィジカル」の時代が到来しつつある。コンシューマ起点で進むデジタル技術の浸透は企業のDX対応を促す一方、DX時代の企業活動におけるセキュリティは、ステークホルダ全体への「責任」を果たすことともはや同義である。ランサムウェアをはじめサイバー攻撃が跋扈し、経済安全保障への対応が求められる時代のセキュリティの在り方について、企業経営の視点から「あるべき姿」を検討する。

クロサカ タツヤ 氏

株式会社 企
代表取締役

クロサカ タツヤ

株式会社 企
代表取締役

クロサカ タツヤ Profile

5G、AI、IoT等のデジタル技術の進化は私たちの日常生活を大きく変化させ続け、ネットと現実の境目がない「サイバーフィジカル」の時代が到来しつつある。コンシューマ起点で進むデジタル技術の浸透は企業のDX対応を促す一方、DX時代の企業活動におけるセキュリティは、ステークホルダ全体への「責任」を果たすことともはや同義である。ランサムウェアをはじめサイバー攻撃が跋扈し、経済安全保障への対応が求められる時代のセキュリティの在り方について、企業経営の視点から「あるべき姿」を検討する。

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。三菱総合研究所を経て、2008年に株式会社 企(くわだて)を設立。通信・放送セクターの経営戦略や事業開発などのコンサルティングを行うほか、総務省、経済産業省、内閣官房デジタル市場競争本部、OECD(経済協力開発機構)などの政府委員を務め、5G、AI、IoT、データエコノミー等の政策立案を支援。2016年からは慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授を兼務。公正取引委員会デジタルスペシャルアドバイザー。近著『5Gでビジネスはどう変わるのか』(日経BP刊)。

16:15-16:2510分アンケート回答

※講演内容や配信時間につきましては
変更になる場合がございますので、予めご了承下さい。