製造業DXフォーラム2022 ~今と、これから、できること~

2021年版ものづくり白書※によると、日本の製造業は国内GDPの約20%を占める基幹産業にも関わらず売上高・営業利益は共に直近3年間で減少傾向にあり、先行きが不透明な状況が危惧されています。この状況をもたらした要因の一つとして「デジタル化対応への遅れ」が指摘されています。
これまで日本企業は属人的な知見・スキルによる現場力が強みとされてきましたが、激変する昨今の社会情勢や市場環境にマンパワーで対応するには限界が近づいています。多くの製造業の経営者や生産現場では、こうした状況に課題感を感じており解決のための情報が求められている状況です。
そこで今回のフォーラムでは、「自社の課題解決に役立ちそうな製造現場のデジタル化対応事例が知りたい」というニーズに幅広くお応えするべく、「製造業に特化した、現場最前線で取り組むDX事例」を2日間に渡ってご紹介します。
セッションは今後事業の成長に欠かせない「現場からの発信力」「現場作業支援」「データ利活用」の3テーマから、登壇する各社が日々どのようなことに課題を感じ、改革に取り組んでいるのかを解説いたします。皆様の日々の業務に活用いただけますと幸いです。

※経済産業省HP:https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2021/pdf/gaiyo.pdf

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開催概要

開 催 日 程
2022年5月23日(月)14:00~16:30
2022年5月24日(火)14:00~17:00
開 催 形 式
オンライン / ストリーミング配信
参 加 費
無料(事前登録制)
視聴対象者

ビジネス現場部門責任者、DX推進・担当者の方、製造業の工場長、生産管理、生産技術、品質管理ご担当者様、製造業で工場DXの担当者の方など

※本フォーラムは視聴対象者を限定しており、法人様向けとなります。個人の方、視聴対象者以外の方や競合の方などのお申込みはご遠慮いただいております。

プログラム

DAY1 5月23日(月)

14:00~14:30

現場発信で始めるDX

研究開発の現場での棚卸・物品管理業務
のDXにPower Platformを活用
~棚卸アプリケーションの試作・試行~
など

実験材料の入出庫が非定型かつ頻繁にあるような研究開発部署に向けて、現場での棚卸や物品管理の効率化のために、Microsoft社のPower Platformで棚卸アプリケーションを試作、試行しています。
実用に向けて効果検証や改良をしているところですが、開発の進め方やスピード感などを参考事例として共有させていただきます。

横田 大和 氏

株式会社 神戸製鋼所
溶接事業部門 技術センター
溶接開発部
横田 大和

14:30~15:00

現場作業支援事例

Dynamics 365を活用したUDトラックス
アフターマーケットのデジタル化と
コラボレーションの推進

整備・サービス現場では、マニュアル作業や作業の非透明性が顧客満足度の低下を招く。
Dynamics 365の導入を通じて、作業情報のデジタル化・可視化、作業の効率化、お客様を含むステークホルダー間のリアルタイムでのデータ共有などを実現することで、顧客満足度を一層向上し、事業の成長につなげる。導入によってUDトラックスのアフターマーケットビジネスがどう変わっていくかについて講演する。

マーティン ジェレサンド 氏

UDトラックス株式会社
国内販売 アフターマーケット
統括バイスプレジデント
マーティン
ジェレサンド
プロフィール

15:00~15:30

製造現場のデータ活用

旭化成グループのDXを支える
デジタル基盤強化のアプローチ
(データマネジメントの取り組み)

旭化成の「中期経営計画2024~Be a Trailblazer」では、DX-Challengeとして2024年度、デジタルデータ活用量を10倍にするという目標を掲げています。本講演では、このための取り組み、データマネジメント基盤「DEEP」の構築におけるアプローチについて、お話しいたします。

大久保 純子 氏

 
旭化成株式会社
デジタル共創本部 IT統括部
戦略・企画グループ グループ長
大久保 純子 プロフィール

山崎 力 氏

 
旭化成株式会社
デジタル共創本部 IT統括部
戦略・企画グループ 課長
山崎 力 プロフィール

佐藤 佑樹 氏

株式会社ジール
アカウントセールス
佐藤 佑樹 プロフィール

15:30~16:00

パートナーソリューション

工場関係者必見!
工場の生産設備の可視化から始める
DXの手法をご紹介

近年、日本企業の経営層やIT担当者の間ではDXの推進が行われていますが、工場の現場においてもDXはもはや他人事ではありません。
本セッションでは、従来は現場担当者の知識や長年の勘に頼っていた製造ロスの原因特定や設備の運用を素早く効率的に対応し改善活動に活かす手法をご紹介いたします。

中田 翔 氏

SBテクノロジー株式会社
サービス統括
ビジネスイノベーション本部
/シニアストラテジスト
中田 翔 プロフィール

16:00~16:30

ジェネラルセッション

製造業のための Sustainability との
向き合い方

SDGsとともに日ごろ目や耳にする回数が増えた Sustainability。皆様の会社・組織でも取り組みが始まっていると思います。
温室効果ガスとその主要素である二酸化炭素の排出といったEcologyに注目が集まりますが、経済活動を行っている企業として、それだけで良いのでしょうか?
このセッションでは、企業として取り組む観点を先行取り組み企業の事例とともに例示しながら、どう効果的にソフトウェアを活用していくかをご紹介します。

畠山 大有 氏

日本マイクロソフト株式会社
カスタマーサクセス事業本部
データ&クラウドAI
アーキテクト統括本部
畠山 大有

DAY2 5月24日(火)

14:00~14:30

現場発信で始めるDX

市民開発者と技術コミュニティによる
社内デジタル変革推進

トヨタ自動車社内におけるノーコード・ローコードツールを活用したデジタル変革推進活動を市民開発者と技術コミュニティによるボトムアップで推進している事例を紹介いたします。

永田 賢二 氏

トヨタ自動車株式会社
デジタル変革推進室
永田 賢二 プロフィール

14:30~15:00

現場発信で始めるDX

工場のホウ・レン・ソウは
今日から変わる!
~Teamsコラボレーティブアプリを活用
した、製品出荷判定業務のDX化事例~

「Teamsコラボレーティブアプリで業務が大きく変わる」大きな期待をもって検討しました。リモートワークなど働き方が多様化する現代において、いつ起こるかわからない品質問題に対し複数の部門が連携し素早く正確な対応が必要な領域にカイゼンのポイントを見つけました。ホウ・レン・ソウをTeamsアプリが劇的に変える、それを形に。これが新たな領域に対するカイゼンのきっかけになれば幸いです。

増田 彰 氏

 
株式会社リコー RGC
経営管理本部 経営管理センター
品質システム統括室 室長
増田 彰 プロフィール

中島 崇 氏

株式会社リコー RGC
商品事業統括本部 技術開発センター
DX推進グループ 業務改善エキスパート
中島 崇 プロフィール

15:00~15:30

現場作業支援事例

【パナソニックが取り組むモノづくりの
デジタル化】
Mixed Realityを活用した
作業品質の向上について

パナソニックグループの一員として業務用空調機器及び食品関連機器の製造等を担うパナソニックAP空調・冷設機器株式会社では、スマートファクトリーへの変革の一環としてモノづくりのデジタル化に取り組んでいます。本セッションではそれらの取り組みの中から、Mixed Reality技術を用いた作業員の作業品質向上の取り組みをご紹介します。

遠矢 大 氏

パナソニックAP空調
・冷設機器株式会社
取締役副社長
空調機工場長 空調機生産技術部 部長
遠矢 大 プロフィール

島田 悠斗 氏

パナソニックAP空調
・冷設機器株式会社
空調機生産技術部 生産技術課
生産技術係
島田 悠斗 プロフィール

15:30~16:00

製造現場のデータ活用

Azure Machine Learningを活用した
生産設備の予知保全

人工知能の専門知識がない中で、いかにして Azure Machine Learning を活用した 「異常予知AI」 を構築できたのか。目指したのは、機械の故障しそうな部品をAIが予測し、故障によって機械が動かなくなる前に部品交換依頼を通知するシステム。実務経験者による苦労話、成功の秘訣を実例を上げながら解説します。

正藤 勇介 氏

 
 
コマツ産機株式会社
ICTビジネス推進室 主任技師
正藤 勇介 プロフィール

野﨑 永莉 氏

コマツ産機株式会社
ICTビジネス推進室
野﨑 永莉 プロフィール

畠山 大有 氏

日本マイクロソフト株式会社
カスタマーサクセス事業本部
データ&クラウドAI
アーキテクト統括本部
畠山 大有

16:00~16:30

パートナーソリューション

明日からはじめる製造業のDX
~ DX推進への3つの鍵
<クラウド、ローコード、AI> ~

本セミナーでは、DXにおける日本企業の現状と課題を紐解き、DXに欠かせない3つの技術(クラウド、ローコード、AI )をどのように融合させ、製造業様のビジネス変革を実現できるかをご紹介します。

  • 「大量のデータを取り込み、目的に合わせ加工・蓄積し、可視化・分析したい!」
  • 「蓄積したデータを活用するアプリケーションを素早く作りたい!」
  • 「もっと効率的で抜本的な解決策が欲しい!」

上記のお悩みに対するソリューションについてご説明します。
本セミナーをご受講いただくことで、クラウド、ローコード、AI の3つの鍵を活用し、DX推進へ踏み出して頂くための第一歩になれば、と考えております。

武田 嵩史 氏

株式会社電通国際情報サービス
製造ソリューション事業部
製造技術統括本部 製造DXユニット
製造DX開発2部 1グループ/総合職
武田 嵩史 プロフィール

16:30~17:00

ジェネラルセッション

製造業DXのための
IoT/OTセキュリティ戦略
~プロアクティブな対策による合理的な
リスク低減を

複合現実(MR)、データアナリティクス、働き方改革を実現していくためには今までの守るだけのセキュリティ戦略からの脱却が必要になります。脅迫型ランサムウェアやソーシャルエンジニアリングなど製造業に対する脅威が活発化する中で適切なセキュリティ戦略アプローチについて議論します。

花村 実 氏

Microsoft Corporation
Chief Security Advisor
花村 実 プロフィール

※講演内容や配信時間につきましては変更になる場合がございますので、
予めご了承下さい。

開催日の前日までに、ご登録頂いたメールアドレス宛に「視聴に関するご案内」をお送りします。
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東洋経済新報社 セミナー事業部 Email: corporate@toyokeizai.co.jp