2021年版ものづくり白書※によると、日本の製造業は国内GDPの約20%を占める基幹産業にも関わらず売上高・営業利益は共に直近3年間で減少傾向にあり、先行きが不透明な状況が危惧されています。この状況をもたらした要因の一つとして「デジタル化対応への遅れ」が指摘されています。
これまで日本企業は属人的な知見・スキルによる現場力が強みとされてきましたが、激変する昨今の社会情勢や市場環境にマンパワーで対応するには限界が近づいています。多くの製造業の経営者や生産現場では、こうした状況に課題感を感じており解決のための情報が求められている状況です。
そこで今回のフォーラムでは、「自社の課題解決に役立ちそうな製造現場のデジタル化対応事例が知りたい」というニーズに幅広くお応えするべく、「製造業に特化した、現場最前線で取り組むDX事例」を2日間に渡ってご紹介します。
セッションは今後事業の成長に欠かせない「現場からの発信力」「現場作業支援」「データ利活用」の3テーマから、登壇する各社が日々どのようなことに課題を感じ、改革に取り組んでいるのかを解説いたします。皆様の日々の業務に活用いただけますと幸いです。
※経済産業省HP:https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2021/pdf/gaiyo.pdf
ビジネス現場部門責任者、DX推進・担当者の方、製造業の工場長、生産管理、生産技術、品質管理ご担当者様、製造業で工場DXの担当者の方など
※本フォーラムは視聴対象者を限定しており、法人様向けとなります。個人の方、視聴対象者以外の方や競合の方などのお申込みはご遠慮いただいております。
実験材料の入出庫が非定型かつ頻繁にあるような研究開発部署に向けて、現場での棚卸や物品管理の効率化のために、Microsoft社のPower Platformで棚卸アプリケーションを試作、試行しています。
実用に向けて効果検証や改良をしているところですが、開発の進め方やスピード感などを参考事例として共有させていただきます。
株式会社 神戸製鋼所
溶接事業部門 技術センター
溶接開発部
横田 大和 氏
整備・サービス現場では、マニュアル作業や作業の非透明性が顧客満足度の低下を招く。
Dynamics 365の導入を通じて、作業情報のデジタル化・可視化、作業の効率化、お客様を含むステークホルダー間のリアルタイムでのデータ共有などを実現することで、顧客満足度を一層向上し、事業の成長につなげる。導入によってUDトラックスのアフターマーケットビジネスがどう変わっていくかについて講演する。
旭化成の「中期経営計画2024~Be a Trailblazer」では、DX-Challengeとして2024年度、デジタルデータ活用量を10倍にするという目標を掲げています。本講演では、このための取り組み、データマネジメント基盤「DEEP」の構築におけるアプローチについて、お話しいたします。
近年、日本企業の経営層やIT担当者の間ではDXの推進が行われていますが、工場の現場においてもDXはもはや他人事ではありません。
本セッションでは、従来は現場担当者の知識や長年の勘に頼っていた製造ロスの原因特定や設備の運用を素早く効率的に対応し改善活動に活かす手法をご紹介いたします。
SDGsとともに日ごろ目や耳にする回数が増えた Sustainability。皆様の会社・組織でも取り組みが始まっていると思います。
温室効果ガスとその主要素である二酸化炭素の排出といったEcologyに注目が集まりますが、経済活動を行っている企業として、それだけで良いのでしょうか?
このセッションでは、企業として取り組む観点を先行取り組み企業の事例とともに例示しながら、どう効果的にソフトウェアを活用していくかをご紹介します。
日本マイクロソフト株式会社
カスタマーサクセス事業本部
データ&クラウドAI
アーキテクト統括本部
畠山 大有 氏
トヨタ自動車社内におけるノーコード・ローコードツールを活用したデジタル変革推進活動を市民開発者と技術コミュニティによるボトムアップで推進している事例を紹介いたします。
「Teamsコラボレーティブアプリで業務が大きく変わる」大きな期待をもって検討しました。リモートワークなど働き方が多様化する現代において、いつ起こるかわからない品質問題に対し複数の部門が連携し素早く正確な対応が必要な領域にカイゼンのポイントを見つけました。ホウ・レン・ソウをTeamsアプリが劇的に変える、それを形に。これが新たな領域に対するカイゼンのきっかけになれば幸いです。
パナソニックグループの一員として業務用空調機器及び食品関連機器の製造等を担うパナソニックAP空調・冷設機器株式会社では、スマートファクトリーへの変革の一環としてモノづくりのデジタル化に取り組んでいます。本セッションではそれらの取り組みの中から、Mixed Reality技術を用いた作業員の作業品質向上の取り組みをご紹介します。
人工知能の専門知識がない中で、いかにして Azure Machine Learning を活用した 「異常予知AI」 を構築できたのか。目指したのは、機械の故障しそうな部品をAIが予測し、故障によって機械が動かなくなる前に部品交換依頼を通知するシステム。実務経験者による苦労話、成功の秘訣を実例を上げながら解説します。
日本マイクロソフト株式会社
カスタマーサクセス事業本部
データ&クラウドAI
アーキテクト統括本部
畠山 大有 氏
本セミナーでは、DXにおける日本企業の現状と課題を紐解き、DXに欠かせない3つの技術(クラウド、ローコード、AI )をどのように融合させ、製造業様のビジネス変革を実現できるかをご紹介します。
上記のお悩みに対するソリューションについてご説明します。
本セミナーをご受講いただくことで、クラウド、ローコード、AI の3つの鍵を活用し、DX推進へ踏み出して頂くための第一歩になれば、と考えております。
複合現実(MR)、データアナリティクス、働き方改革を実現していくためには今までの守るだけのセキュリティ戦略からの脱却が必要になります。脅迫型ランサムウェアやソーシャルエンジニアリングなど製造業に対する脅威が活発化する中で適切なセキュリティ戦略アプローチについて議論します。
※講演内容や配信時間につきましては変更になる場合がございますので、
予めご了承下さい。
UDトラックス株式会社
国内販売 アフターマーケット統括バイスプレジデント
マーティン ジェレサンド 氏
2010年にボルボ・グループ入社後、スウェーデン、北米、メキシコ、インドなど様々な国で、商用車のアフターマーケット事業における戦略、ITツール、サービス導入などに携わり、プロセスの効率化や顧客満足度向上に貢献。2016年からUDトラックス国内販売アフターマーケットの統括責任者として、アフターマーケット事業の包括的な改革を進め、2021年からは親会社であるいすゞ自動車との協業シナジーにも従事。整備の現場の従業員の働きやすさと満足度向上を大切にしている。
旭化成株式会社
デジタル共創本部 IT統括部 戦略・企画グループ
グループ長
大久保 純子 氏
2017年旭化成入社後、IT統括部にてグループIT戦略の策定等を担当。2019年より旭化成グループ全体が活用できるデータマネジメント基盤のPoC、企画構想、構築に携わる。現在は戦略・企画グループ長としてデータマネジメント基盤「DEEP」のプロジェクト責任者として基盤活用や基盤強化を推進している。
旭化成株式会社
デジタル共創本部 IT統括部 戦略・企画グループ
課長
山崎 力 氏
2010年に旭化成ファーマ入社。個別システムの企画・構築・運用から、IT中期計画の策定、ITガバナンスの確立、IT組織のマネジメント等、事業会社におけるITをリード。2021年4月に旭化成に異動となり、データマネジメント基盤「DEEP」構築プロジェクトの立ち上げから本稼働まで、一貫してプロジェクトマネージャという立場で推進。
株式会社ジール
アカウントセールス
佐藤 佑樹 氏
2019年ジール入社後、営業第二部にてMicrosoft中心の営業を 担当。ジールはデータマネジメント基盤「DEEP」に2021年7月から参画・支援を開始しており、旭化成様の担当営業という立場で、PJ支援を行っている。
SBテクノロジー株式会社
サービス統括ビジネスイノベーション本部
/シニアストラテジスト
中田 翔 氏
新卒でソフトバンク・テクノロジー株式会社(現SBテクノロジー株式会社)入社、エンジニアとして約4年間、EC・IT・サービス業・公共向けのプロジェクトに関わる。その後、Research & Business Development推進本部に異動し、約3年間、新規事業開発やM&A、事業提携など全社の事業戦略立案に従事。2019年よりIoT、AIサービスのプロダクト担当として製品企画、パートナー協業、マーケティング、プリセールスなどを担当し、製造業を中心にサービス展開を行う。
トヨタ自動車株式会社
デジタル変革推進室
永田 賢二 氏
1993:某ソフトハウスでキャリアスタート
1997:トヨタテクノサービス入社 システム開発・運用・維持を担当
2015:会社再編によりトヨタ自動車入社 R&D部門の情報システム部署に所属
2021:デジタル変革推進室 に異動
株式会社リコー RGC
経営管理本部 経営管理センター
品質システム統括室 室長
増田 彰 氏
1986年リコー入社。リコーグループ生産拠点品質保証部門を統括し、リコー主力製品(複写機、プリンター、印刷機など)国内外の生産現場に入り込み、生産品質保証プロセス(点在するデジタル情報を繋げることで属人生排除)を推進してきた。2021年より生産品質保証の経験を活かし商業産業印刷分野での品質システム全域の業務に従事。
株式会社リコー RGC
商品事業統括本部 技術開発センター DX推進グループ
業務改善エキスパート
中島 崇 氏
1996年リコー入社。情報システム部門として、生産現場のIT化推進から始まり、新規事業立ち上げ、ITガバナンス、管理系(中国販売極のIT部門GM)まで、幅広く従事。18年より社内デジタル革命と称し、現場を中心としたRPA、AI、Powerシリーズなどのデジタルを活用したカイゼン活動を全社で展開。21年より、現場に近いところに活動の場を移し、より実践的なDXを推進している。
パナソニックAP空調・冷設機器株式会社
取締役副社長
空調機工場長 空調機生産技術部 部長
遠矢 大 氏
1989年パナソニック株式会社入社。滋賀県草津工場長を経て2021年より現職。従業員によるカイゼンを尊重し、ものづくりの現場にイノベーションを起こしてきた。現在はモノづくりのデジタル化に積極的に取り組み、スマートファクトリーへの変革を牽引している。
パナソニックAP空調・冷設機器株式会社
空調機生産技術部 生産技術課 生産技術係
島田 悠斗 氏
2020年パナソニック株式会社入社。空調機生産技術部にて、生産設備の導入やモノづくりの現場のデジタル化に従事。Mixed Reality技術の現場への適用プロジェクトを推進している。
コマツ産機株式会社
ICTビジネス推進室 主任技師
正藤 勇介 氏
2004年 株式会社小松製作所入社。2005年、コマツ産機株式会社に転籍出向。以降、開発本部でプレス機械の電機設計者として新機種開発に従事。2020年11月、ICTビジネスを成長戦略としてICTビジネス推進室が発足し、同時に同部署に異動となり現職に至る。Komtraxサービスを筆頭にユーザーのDX推進にむけたソリューションの開発を担う。
コマツ産機株式会社
ICTビジネス推進室
野﨑 永莉 氏
2019年 コマツ産機株式会社入社。以降、開発本部で予知保全データ解析業務に取り組む。2020年11月、ICTビジネス推進室に異動後、Azure MLやLogic App、Power BI等を活用したユーザー向けコンテンツの開発・実装に取組む。
株式会社電通国際情報サービス
製造ソリューション事業部 製造技術統括本部
製造DXユニット 製造DX開発2部 1グループ/総合職
武田 嵩史 氏
サーバの構築から運用までの業務経験があり、その中でクラウドを用いたIaaS基盤の構築案件に関与。クラウドの柔軟さと高可用性に感銘を受け、よりクラウドの技術を高めたいと思い、現在はクラウドを用いたデータ分析やクラウドと各種サービスとの連携等の業務に従事。
Microsoft Corporaion
Chief Security Advisor
花村 実 氏
将来的動向を踏まえた戦略的イニシアティブをリードし、製品・サービス開発の方向性をお客様とパートナ(グローバル、主に北アジアを担当)に提示。インテリジェント クラウド、インテリジェント エッジ活用における適切なリスク管理によるデータ保護の知見を政府機関および重要インフラ企業に助言。
RSAにて不正リスクインテリジェンス分野専門領域のトレンドおよびアンダーグラウンドマーケット動向に関するセキュリティエバンジェリストを務める。Dell、Intel、IBMで様々なテクノロジー関連ポジションを歴任。
開催日の前日までに、ご登録頂いたメールアドレス宛に「視聴に関するご案内」をお送りします。
ご自身のPC・スマートフォンなどから視聴が可能か下記デモサイトよりご確認のうえ、お申込みください。ご視聴環境については、こちらからご確認ください。
*なお、録画・録音・撮影についてはお断りさせていただきます。
東洋経済新報社 セミナー事業部 Email: corporate@toyokeizai.co.jp