ウィズコロナにおける持続可能な保健医療の構築 ―肥満・生活習慣病が社会にもたらすインパクト―

我が国の医療制度は諸外国と比較すると高い医療水準を構築できていますが、高齢化の進行や医療需要の増大、さらに、生産年齢人口の減少による医療従事者及び財源の双方の支え手不足に対する懸念が高まっています。
この状況を所与としながら国民の健康寿命の延伸を図るためには、さらなる持続可能な医療制度の構築が必要です。この持続可能な制度を構築するためには、「より良い医療の提供」「技術とシステムのイノベーション」「デジタル化」「医療の効率化」の4点をバランスよく考慮することが必要であり、国民的な議論を行い、必要な改革を速やかに実行するべきと考えます。
健康日本21の第三次の検討が始まるにあたり、この4点をバランスよく考慮しながら、特定健診・保健指導のような保健事業も含めた、保健医療システム全体の持続可能性を再考することが、ウィズコロナの現在、公衆衛生における課題に対応するためにも重要です。また、コロナ禍における昨今の個人の健康意識の大いなる高まりに伴い、保健医療の重要性も広く認識されつつあると考えます。
つきましては、肥満と生活習慣病を具体的な事例として挙げながら、国民の健康を守るための保健医療の展望について有識者の見解を伺います。

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開 催 日 程
2021122日(木)16:3017:45
開 催 形 式
オンライン / ライブ配信
参 加 費
無料(事前登録制)
※本シンポジウムは、
日本政府主催「東京栄養サミット2021」
公式サイドイベントです

プログラム

16:30~16:40 趣旨説明

16:40~16:50 講演①

より効果的かつ効率的な保健医療のあり方
― 生活習慣病を事例に

新型コロナ感染症による公衆衛生危機において、保健医療における様々な課題が示唆されています。公衆衛生における課題への備えとして、生活習慣病対策に着目すべき必然性について紹介していただくほか、生活習慣病対策の変遷と課題、そして生活習慣病対策としての、アウトカムベースの支払い方式の可能性について考察いただきます。

鈴木 康裕 氏

国際医療福祉大学 副学長 初代 厚生労働省 医務技監 鈴木 康裕 プロフィール

16:50~17:00 講演② 録画ビデオによる講演になります

肥満と肥満症が社会に与える影響について

生活習慣病対策の中において対策が見過ごされがちな肥満。肥満と肥満症の違いは何か、それぞれの定義と現状、そして肥満症治療の重要性についてお話いただきます。また、肥満症治療が保健医療の持続可能性にどのように貢献し得るかについて考察いただきます。

門脇 孝 氏

国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 院長 門脇 孝 プロフィール

17:00~17:10 講演③

保健医療システムのさらなる活用の可能性
― 肥満症を事例に

特定健診や保健指導のさらなる活用による肥満や肥満症への対策、そしてその社会的意義について考察いただくほか、最新の政策提言レポートから見る、さらなる保健医療の効率化の展望についてお話しいただきます。

田川 絢子 氏

株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門
ヘルスケア・事業創造グループ シニアマネジャー 田川 絢子 プロフィール

17:10~17:30 パネルディスカッション

各講演者の方々が日本における生活習慣病・肥満の事例をもとに、保健医療の推進をテーマに、講演だけでは伝えきれなかった内容を掘り下げながらディスカッションいたします。

公益財団法人結核予防会 総合健診推進センター 所長
宮崎 滋 プロフィール
国際医療福祉大学 副学長 初代 厚生労働省 医務技監
鈴木 康裕
株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門
ヘルスケア・事業創造グループ シニアマネジャー
田川 絢子

17:30~17:40 質疑応答

当日zoomチャットに投稿いただいたご質問についてパネリストから回答します。

※本シンポジウムで取得する個人情報は東洋経済新報社が管理いたします。日本イーライリリー株式会社が個人情報を扱うことはございません。
※講演内容や配信時間につきましては変更になる場合がございますので、予めご了承下さい。

開催日の前日までに、ご登録頂いたメールアドレス宛に「視聴に関するご案内」をお送りします。
ご自身のPC・スマートフォンなどから視聴が可能か下記デモサイトよりご確認のうえ、お申込みください。
ご視聴環境については、こちらからご確認ください。
*なお、録画・録音・撮影についてはお断りさせていただきます。

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東洋経済新報社 セミナー事務局

corporate@toyokeizai.co.jp