新型コロナウィルス感染拡大により、製造業の皆様を取り巻く環境は大きく変化いたしました。これまで以上に臨機応変な生産が求められる中、ものづくりの現場におけるデジタル変革の実現は待ったなしといった状況です。しかし、DXプロジェクトをいざ始めてみると、なかなかうまく進められないといった企業様は多いのではないでしょうか。
ゴール設定、プロジェクトの全体設計、課題設定、関連部署との連携、費用対効果、投資判断など、DXプロジェクトでは様々な課題に直面いたします。これらの課題を乗り越え、プロジェクトを成功に導くにはデジタルツイン技術の活用が必要不可欠です。
本フォーラムでは、デジタルツインとは何か?ではなく、どのような考え方で、どのようにデジタルツイン技術を活用することが重要なのか。製造業DX実現に取り組まれている経営者、プロジェクトリーダーの皆様とともに、Q&Aセッションもおりまぜながら製造業のデジタル変革実現を成功に導くポイントを本気で考察いたします!
日 時 | 2021年2月22日(月)14:00〜15:50 |
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配信方式 | オンライン配信 |
定 員 | 400名 |
参加費 | 無料(事前登録制) ※申込者多数の場合は抽選とさせていただきます。 |
対 象 | 製造業の経営者、DXご担当者の方など |
工場内の設備はIoTなどでデジタル化が進みつつあるが、日本品質のソフトパワーの源泉である現場力のDXは発展途上にある。
今回、ヒトに着目したDXである最新の考えである「コネクテッド・ワーカー」と、熟練工の大量定年退職時代を見据えた、デジタルツインと熟練工AIの実現に向けたアプローチを紹介する。
リコーでは、グローバルに展開基準を定め、自社生産拠点のみならず、仕入先様からお客様までEnd To Endでプロセスを繋げる事で、全ての領域で問題発見と改善のサイクルを早く回し、スピード感を持った変化への対応を実現。特に、ものづくり現場の”人手”工程における製造情報のデジタル化も図り、コロナ禍におけるニューノーマルな時代に合わせた働き方に変革し、生産の効率化を実現する取り組みを行っています。DM専門組織発足後、約2年という短期間で、国内外の生産拠点を同時にデジタル化させた考え方、推進展開のやり方など実践事例を交えながらご紹介をいたします。
ドイツと日本で何が違うのか。日本の製造業がDXを実現していく上で、必要なことは何か。グローバルな視点でDX成功のヒントを考察いたします。(仮)
壮大なデジタル変革のテーマに対して、まず何から取り組むべきなのか。DXプロジェクトにおける陥りやすい落とし穴とその対処方法をお伝えするとともに、「はじめの一歩」としてなぜデジタルツインが有効なのかを、これまでの現場支援の経験を踏まえてお話しさせていただきます。
ご視聴者様からのご質問をもとに、本日の登壇者よりその場でご回答、ディスカッションをさせていただきます。
Fairy Devices株式会社
執行役員 COO
久池井 淳 氏
大学在学中に天才エンジニア育成を目的とするIPA未踏事業に採択されたのち、ビジネススクールを経て、世界最大のコンサルティング企業、アクセンチュアに入社。
経営戦略の最前線にて日本支社唯一のフューチャリストとして、本社CVCの日本副統括などを歴任。R&D戦略、新規事業戦略、オープンイノベーションをリードしつつ日本企業のDX変革を推進。
2020年より、人口減・高齢化対抗するAIによる技能伝承の確立を実現するために、AI、音声認識とコネクテッドワーカーの社会実装を推進するためにフェアリーデバイセズに経営参画。
株式会社リコー
生産本部 デジタルものづくり革新センター
DM開発・推進室 室長
森田 雅則 氏
入社後、生産事業分野にて製品品質保証業務、海外生産拠点の立ち上げ、リユース・リサイクル事業などに従事。2018年4月より、グローバル生産拠点のデジタル化に向けてデジタルマニュファクチュアリングの推進を担当し、現在に至る。
シーメンス株式会社 技術本部 製造ソリューション部
部長
野田 智孝 氏
2001年シーメンス入社。工場シミュレーションの開発、PLM導入、ビジネス開発に従事。 2018年より、生産準備および製造実行でのデジタル化のコンサルティングに従事。
株式会社マクニカ イノベーション戦略事業本部
ソリューション事業部 事業部長
阿部 幸太 氏
戦略系コンサルティング企業で製造業向けマーケティング/営業支援に従事。その後、株式会社マクニカに転職。シリコンバレーを中心とした海外最新電子コンポーネントのマーケティング/導入支援を国内製造業の設計開発向けに実施。現在は同社で、スマートファクトリー導入支援事業を推進。技術雑誌「機械と工具 2020年5月号」、「スマートファクトリーの実際」を執筆。