昨今、日本企業におけるイノベーション創出の必要性が高まりを見せています。デジタルテクノロジーの指数関数的進化は、企業の大小にかかわらず、業界や国境の垣根を越えた新興企業の登場やビジネスモデルの転換によるゲームチェンジ をもたらしています。日本の大企業においても、変化を「脅威」ではなく「機会」ととらえ、価値を再創造し、業界におけるイノベーションをリードする企業の事例も増えてきました。
こうしたイノベーションを起こす企業に共通する項目として、「失敗を許容する文化(試行力)」「目先の課題ではなく、グローバルな視野で社会全体の課題を見据える力(構想力)」そしてこれらを「アジャイルに進めていく組織を創ること」が特徴として挙げられます。
本カンファレンスでは、「デジタル x 構想力 x 試行力」によるイノベーションの創出をテーマに、日本企業がイノベーション不全に陥る要因を、戦略、人材、文化、課題意識の視点からひも解きます。
また、世界のイノベーションのトレンド、日本企業におけるイノベーション創出の成功事例をIBMの「Garage」の取り組みから考察をしてまいります。
日 時 | 2月26日(火)13:30~16:40(受付 13:00~) |
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会 場 | ミッドタウン日比谷 BaseQ 東京都千代田区1-1-2(地図) |
定 員 | 150名 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
対 象 | 大手企業にお勤めの経営者、経営幹部、並びに経営企画部門、事業開発部門、新規事業部門、開発部門などの部門長の方々 ※対象外のお客様のご参加はお断りする場合がございますので、予めご了承ください。 |
15:00-15:20 ▶ 休憩
KIRO(知識イノベーション研究所)代表
多摩大学大学院 教授
紺野 登 氏
東洋経済新報社 コミュニケーション事業部
03-3246-5599
(土日・祝日を除く 10:00~18:00)
KIRO(知識イノベーション研究所)代表
多摩大学大学院 教授
紺野 登 氏
一般社団法人Japan Innovation Network、Future Center Alliance Japan代表。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)特別招聘教授。東京大学i.schoolエグゼクティブ・フェロー。「知識生態学」の観点から、知識創造やイノベーション、デザイン思考、「目的工学」などの研究・実践にかかわっている。著書に『知識デザイン企業』『ビジネスのためのデザイン思考』『知識創造経営のプリンシプル』などがある。
日本アイ・ビー・エム株式会社
Leader, Digital Makers Lab.
嶋田 敬一郎 氏
パナソニックや電通を経て、外部テクノロジーとIBMデジタルアセットを組合せ、先端ソリューションを開発するラボ設立。スタートアップ連携、先端ソリューション創出、新サービス事業創出を得意とし、約30カ国のテックカンファレンスで150講演以上実施。
N26
Chief People Officer
Noor van Boven 氏
モバイルバンキングとして急成長をしているN26に入社する以前は、SoundCloudの副社長、TomTomでは採用および組織開発部門を率いた。また、デルを含むいくつかの国際的なハイテク企業の人事ビジネスパートナーとして活躍。国際的な人事、組織の拡大および変革において15年以上の経験を持つ。
日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員
グローバルビジネスサービス事業 戦略コンサルティング&デザイン統括
池田 和明 氏
事業戦略策定、組織改革を専門領域とし、同分野で20年以上のコンサルティング経験を持つ。大手企業に対し責任者として同コンサルティングを多数実施してきた。近年は、成長戦略策定、新規事業戦略策定、ソリューション事業への変革、デジタルテクノロジーを梃子にした事業改革をテーマにしたプロジェクトを手がけている。1996年にPwCコンサルティングに参画、2001年に同社のパートナーに登用。2002年のIBMによるPwCコンサルティング買収によりIBMコンサルティング事業部門に参画。 早稲田大学大学院創造理工学研究科の非常勤講師 として、『企業戦略論』を担当。
日本アイ・ビー・エム株式会社
理事
グローバルビジネスサービス事業
インタラクティブ・エクスペリエンス事業部長
藤森 慶太 氏
モバイルやテクノロジーを用いた企業のデジタル変革やワークスタイルの革新をモバイル機器&独自アプリで多数実現。近年は企業のモバイル活用のみならず顧客体験デザインや体験実現に向けたプラットフォーム構築に注力する。08年大手電機メーカより日本IBMに参加。米国IBMのファイナンス部門出向、通信・メディア・公益事業責任者、モバイル事業部責任者を経て現職。
日本航空株式会社
執行役員 イノベーション推進本部長
西畑 智博 氏
1984年東京大学工学部卒業、日本航空(株)入社。1997年より7年間商品開発部eビジネス推進チームにて、JALのWEBサイト、モバイル、コンビニ等を活用したeコマースを統括し、ITとマーケティングの融合したeビジネスを推進・展開。2009年から国内営業部長、WEB販売部長を経て、2014年執行役員にて旅客基幹システムを50年ぶりに刷新するSAKURAプロジェクトを担当し、2017年サービスイン。SAKURAプロジェクトは「IT Japan Award 2018」(日経BP 社主催)にてグランプリ受賞。2018年より執行役員イノベーション推進本部長に就任し、「JAL Innovation Lab」の設立や社内起業家オーディション「創造の翼」等を通して、JALイノベーションプラットフォームを構築・運営し、イノベーションと新規事業創造を推進中。
三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス株式会社
事業戦略本部 担当部長
松尾 淳 氏
三菱重工業(株)総合研究所で風車やターボチャージャなど流体機械の研究開発に12年従事した。2011年より本社マーケティング&イノベーション本部で、事業部に対するマーケティングやコンサルティング、クロスドメインの新事業企画、社外との協業等に取組んでいる。2018年より三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス株式会社事業戦略本部を兼務し、同社では物流顧客との共創活動「Sophisticated Logistics Laboratory:SL-Lab」を推進。
日本アイ・ビー・エム株式会社
アソシエイトパートナー
グローバルビジネスサービス事業
戦略コンサルティング&デザイン統括
田村 昌也 氏
大企業向け新価値・新規事業創出、先進テクノロジー活用、リーンスタートアップ・Garageプロセス適用を専門とし、通信、製造、メディア、金融業界で新サービス創出、AI・クラウド・モバイルIoTなど技術活用をリード。米・欧・中東など多地域で実績。認定スクラムプロダクトオーナー
日本アイ・ビー・エム株式会社
シニアデザインマネージャー
グローバルビジネスサービス事業
クリエイティブ&デザイン
柴田 英喜 氏
IBMインタラクティブ・エクスペリエンス事業部シニアデザインマネージャー。日本IBMユーザーエクスペリエンス・デザインセンターを経て現職。ユーザーエクスペリエンス・デザインの専門家として金融、保険、通信、公共、製造、などのお客様の顧客体験や従業員体験のデザイン。IBMデザイン思考を活用した新規事業創出や新規サービスの創出。ユーザーにとって魅力的で使いやすアプリケーションのデザインなどを担当。2016年 IBM Design Thinking Leader認定。スクラムマスター認定。武蔵野美術大学の非常勤講師。著書に「IBMの思考とデザイン」丸善出版
名古屋商科大学ビジネススクール 教授
Center of Entrepreneurship, Director
澤谷 由里子 氏
東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学専攻修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。(株)日本IBM入社。情報技術の研究開発、IBM東京基礎研究所にてサービス研究に従事。科学技術振興機構サービス科学プログラム(S3FIRE)フェロー、早稲田大学教授を経て、18年4月より現職。経済産業省産業構造審議会 地域経済産業分科会委員、「攻めのIT投資評価指標策定委員会」委員、早稲田大学ビジネススクール非常勤講師、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 客員上級研究員、INFORMS Service Scienceなど兼務。
主な著作:Global Perspectives on Service Science: Japan(共編著、Springer)、Serviceology for Designing the Future(共編著、Springer)、Handbook of Service Science Vol.2(共編著、Springer)など。