2018年度の日本の小売業の売上高は、アマゾンや楽天、ZOZOといったEC分野の成長やインバウンド需要の増加などが市場を牽引し、前年度に比べ、3.8%の増加と堅調な伸びを見せています。一方でコンビニエンスストア、スーパー、百貨店、量販店といったリアル店舗の動きに目を向けると、業界再編の加速、新規出店数の減少、消費増税による消費者心理の冷え込みなど、成長の陰りが見え始めています。
人口減少や顧客ニーズの多様化により、これまでの多店舗展開、豊富な品揃え、他社よりも安くといった優位性だけでは売り上げは伸びなくなっており、より顧客に寄り添った購買体験の創造、効率的なサプライチェーンの仕組みづくりを進めていくことが不可欠となっています。
営業部門、企画部門、開発部門、販売部門とIT部門が密に連携し、顧客を基点とした情報の流れを構築することが勝ち残る条件と言えるでしょう。
本カンファレンスでは、流通・小売業界における「働き方改革」「生産性の向上」の視点から、テクノロジーの進化に連動した業務フローの確立、ITシステムを活用、活用を浸透させるための意識改革、顧客とのかかわり方の変化について、有識者の講演、事例を交えながらその成果について検証します。
参加費 | 無料(事前登録制) |
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対 象 |
流通・小売業界の情報システム部門、業務改革部門、経営企画部門、人事部門などの部門長、 |
主 催 |
「Amazonエフェクト」に象徴されるように流通業(特に小売業)は「百年に一度の大変革期」を迎えようとしている。特に、世界一の小売業ウォルマートやアリババを中心とした中国のQR決済などは、小売業の既存のルールさえも変えようとしている。そんな中、日本の小売業はどう変化し、どう対応していかなければいけないかを事例を元にわかりやすく紹介・提案する。
働き方改革において、単純な長時間労働の是正ではなく、多くの企業が生産性の向上に課題を抱えている事が弊社の独自調査で明らかになりました。一方で「何からやればいいのか」と言う声も多くございます。Dropboxは「情報共有」と言うシンプルな側面から、多くの小売業のお客様の生産性を高めるお手伝いをさせていただいております。本セッションでは、様々な課題・活用事例を踏まえてDropbox導入のBefore/Afterをお話させていただきます。
Dropbox Japan株式会社
西日本営業部 部長
龍村 洋一 氏
Dropbox Japan株式会社
インダストリーリーダー
筒井 裕平 氏
Dropbox Japan株式会社
ビジネスディベロップメントリード
佐野 健 氏
15:30-15:40 ▶ 休憩
働き⽅改⾰にITの利活⽤は⽋かせないが、⼩売業界特有の課題によって、現場の情報共有に苦労している企業が多いのではないだろうか。ホワイトカラー向けの「働き⽅改⾰」はそのまま通⽤しない。店舗や配送など現場の状況を踏まえたIT活⽤のポイントについて、成功事例を踏まえて解説する。
当社は「安心と安全、美味しさを食卓へ」をモットーに事業を展開しておりますが、業務を効率化し、より多くの時間を店舗に来ていただくお客様の事を考えるために使いたいと考えた際に、テクノロジーによって飛躍的に効率化できるのではないかと思ったのが電話・メール・FAXを中心とした情報共有の手段でした。本セッションでは、DropboxとLINE導入前の課題と導入後の効果についてお話しをさせていただきます。
商人ねっと株式会社
代表取締役
水元 仁志 氏
1963年宮崎県生まれ。東海大学卒。
経済産業大臣登録中小企業診断士。
日本経営コンサルタント株式会社・商人ねっと株式会社 代表取締役。
日本コトPOPマイスター協会 会長。
スーパーマーケットのコンサルティングの他、“小売業の縁の下の力持ち企業”を目指し、流通業専門インターネット教育サイト「商人ねっと(あきんどねっと)」(https://akindonet.com)を企画、運営している。また、年に2回、「やる気と感動の祭典」という“スーパーマーケットの甲子園”を目指したセミナーも開催し、毎回800名近い参加者を集めている。さらに毎日更新しているブログ「商人伝道師一日一言」(https://akindonet.exblog.jp)は、一日2,000人以上がアクセスする“業界随一”の人気ブログとなっており、今、最も“イノベーション”を起こし続けているコンサルタントの一人である。
【著書】
スーパーマーケットの新常識(商業界)2008/6
スーパーマーケットのブルーオーシャン戦略(商業界)2009/6
スーパーマーケットのバリューイノベーション(商業界)2010/6
スーパーマーケットの新常識2(商業界)2012/12
スーパーマーケット近未来戦略(商業界)2019/9
ワークスモバイルジャパン株式会社
執行役員
萩原 雅裕 氏
2015年ワークスモバイルジャパンに参画し、⽴ち上げ期からLINE WORKS事業に携わる。製品責任者、マーケティング責任者などを歴任。現在は、経営戦略およびカスタマーサクセスを統括。ワークスモバイルジャパン以前は、⼤⼿SI企業、戦略コンサルティング企業、外資系IT企業本社勤務など、法⼈向けITビジネスの分野を中⼼に、事業戦略⽴案やマーケティングの経験を有する。慶応義塾⼤学卒業、ノースウェスタン⼤学ケロッグ経営⼤学院(MBA)修了。
働き⽅改⾰やビジネスコミュニケーションに関する講演、テレビ出演、新聞・雑誌掲載の実績多数。
株式会社三杉屋
経営企画部 部長
大朝 理充 氏
2007年 三杉屋に入社
2008年 バイヤー就任 加工食品の仕入れ業務に携わる
Dropboxと出会う
2012年 総務人事部に異動 本社業務のインフラ整備
2014年 経営企画部に異動 店舗業務と本社業務の一環整備
2017年 WORKS MOBILE(現LINE WORKS)と出会う
Dropbox Japan株式会社
代表取締役社長
五十嵐 光喜 氏
1987年早稲田大学教育学部卒。同年株式会社東芝に入社し社内システムに従事後、米国ソフトウェア企業であるSybaseやNetIQの日本法人および米国本社で日本向けのビジネスに従事。2005年に日本マイクロソフト株式会社に入社。サーバークラウド製品「Windows Server 2008」などの責任者を務め、2008年以降、業務執行役員サーバー プラットフォーム ビジネス本部 本部長、業務執行役員エンタープライズ パートナー営業統括本部統括本部長、業務執行役員コンシューマー&パートナー グループ コミュニケーション パートナー営業統括本部 統括本部長などを歴任。2013年よりApple Japan 合同会社で法人営業本部長を務めた後、2017年より現職に就任。2018年よりアジア太平洋地域全体の営業も統括。