間接材購買の本丸、出張旅費とその関連業務の改革は、企業の競争優位性に直結するにも拘わらず、多くの企業にとっては取り組みが難しい領域となっています。
しかしながら、改革に成功した企業には多くの恩恵がもたらされているのも事実としてあります。また、この領域にはデジタル化が有効な手段であることは言うまでもございませんが、単にデジタル化のツールを導入しただけでは思うような改革の成果は現れてきません。使い手の企業内における運用設計図にこそ成功の秘訣があるからです。
今回このセミナーを通して、既に成果を得ている企業各社から「成功の秘訣と共通点」を学び、後に続く企業の皆様にもデジタル化の恩恵を得られる運用設計図を描くヒントになればと存じます。
日 時 | 11月26日(火)13:00~17:00(12:20 受付開始) |
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会 場 | ベルサール飯田橋駅前 東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル(地図) |
定 員 | 250名 ※申込者多数の場合は抽選となる場合がございます。 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
対 象 | 大手企業にお勤めの人事、総務、購買、経営企画部門の部門長など |
東洋経済新報社
常務取締役
田北 浩章
少子高齢化、労働人口の低下による労働力の減少。それに伴う企業競争力の低下と求められる生産性向上。成熟化する国内市場と加速するグローバル化。山積する課題に対し、我々の考えるべき明日の成長に向けたデジタル・トランスフォーメーションで変わる会社と新しい働き方、そして、その一翼を担うデジタル活用で実現する次世代トラベルマネジメントの有るべき姿を考えます。
14:10〜14:30 ▶ 休憩
経営課題の一つとして「出張旅費」の改革に取り組む中で、そのソリューションとしてConcur Travelを導入した背景、その効果をありのままご紹介します。また、テクノロジーの進化により今後劇的な変化が起こるトラベル業界において、これからのビジネストラベルマネジメントに起こる変化、当社の今後の展望をご紹介します。
現在、多くの企業の中で、間接材経費全体では多くないものの、次第に増加傾向にある、または、具体的に把握できていないのが出張旅費ではないでしょうか。今回は、これら費用を可視化し、さらに、効率化する実際の取り組みを紹介します。皆様の出張旅費管理の一助となれば幸いです。
15:30〜15:50 ▶ 休憩
当社における導入プロジェクトは、経費精算・請求書・トラベルの3分野を一括導入し、それを6カ月という期間で成し遂げるものでした。総務・経理・情報システムの3部門を中心に、①生産性向上②コストの可視化③間接費業務のグローバル標準化をテーマとして、当時会社目標でもあった「変革への挑戦」をスローガンにプロジェクトを完遂しました。プロジェクト推進において意識したポイントなどをお話させて頂きます。
※本セッションはインタビュー形式となります。
価値観や嗜好の変化に合わせ、柔軟にシステムが変われば最高ですが、実際のビジネス現場ではどうでしょう?
大きな企業変革を実現するために新たなシステム導入で解決しようとした企業現場の3名から、プロジェクトを経た今だから言える気付きと本音をパネルディスカッションで明らかにしていきます。
株式会社ファーストリテイリング
事業構造改革部 リーダー
安達 貴裕 氏
中外製薬株式会社
購買部 グループマネジャー
福岡 耕太 氏
ヨネックス株式会社
情報システム部 情報処理課長
兼 システム開発課長
髙柳 卓士 氏
〈モデレーター〉
株式会社コンカー
事業開発本部 トラベル事業推進室
室長
冨田 千恵 氏
※講演内容につきましては予告なく変更になる可能性がございますので、予めご了承下さい。
株式会社コンカー
代表取締役社長
三村 真宗 氏
1993年、慶應義塾大学法学部卒業。同年、日本法人の創業メンバーとしてSAPジャパン株式会社に入社。以後13年間に渡り、ビジネス・インテリジェンス事業本部長、社長室長、CRM事業本部長、製品マーケティング本部長、戦略製品事業バイスプレジデント等を歴任。2006年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、金融、通信、ハイテク企業等の戦略プロジェクトに従事し、IT戦略・ITビジョンの策定、ソフトウェア事業のBPR等を担当。2009年、ベタープレイス・ジャパン株式会社 シニア・バイスプレジデント。2011年10月から現職。
株式会社ファーストリテイリング
事業構造改革部 リーダー
安達 貴裕 氏
ホテル業界で7年間経験を積んだ後、ユニクロへ入社。2年間の店舗勤務を経て、現部門¥(間接購買)の立ち上げから参画、同社における購買プロセスの整備、購買システムの導入を実行。また様々な購買品目のソーシング戦略立案からサプライヤー交渉までを専門的に行う。ビジネストラベルマネジメントについては、担当領域の一つとして、一昨年より改革に着手、日本でのConcur Travelの導入を皮切りに、現在は責任者としてグローバル各国への水平展開を実行している。
中外製薬株式会社
購買部 商材マネジメント1グループ グループマネジャー
福岡 耕太 氏
1989年入社、医家向けMR、経理、人事等を経験、2014年7月より現職に至る。研究開発、コンサルティング、公共料金、全社出張旅費等の間接材購買を担当。また、親会社スイス大手製薬企業ロシュとのアライアンス機会を間接材購買分野での活用に注力、グローバルレベルでの調達を実践。好きな言葉は「大器晩成」
ヨネックス株式会社
情報システム部 情報処理課長 兼 システム開発課長
髙柳 卓士 氏
2001年よりSIerにおいて電力会社の関連システムの開発業務、2008年からは人事給与アウトソーサーで給与システム(SAP)のアプリケーション保守担当を経て、2015年にヨネックスに入社。入社当初はインフラ業務に従事するが、2016年からはアプリケーション保守とシステム開発分野を兼務にてマネジメント業務を行っている。オンプレミスの社内環境下、近年office365やSalesForce、コンカー等徐々にクラウド環境の活用に取り組んでいる。コンカー導入においては、情報システム部門という立場からプロジェクト推進の中心メンバとして参加した。
株式会社コンカー
事業開発本部 トラベル事業推進室 室長
冨田 千恵 氏
証券会社勤務を経て株式会社日本交通公社(現株式会社JTB)入社。以後26年間に渡り、海外旅行、業務渡航、BTM、オンライン予約システムの分野で活躍。海外オンライン予約システムを活用したBTMの高度化にいち早く着目し、2008年日本マーケットにおける稼働第1号となる導入企業の成功事例をはじめとして、多くの企業への導入稼働実績を持つ。2017年5月 株式会社コンカーへ入社、現職に至る。日本企業のTravelの分野にもデジタル変革を届け、企業価値の向上に貢献するべく、多角的に活動中。