日本企業のサプライチェーンを取り巻く環境は、グローバル化による経営管理の複雑化をはじめ、流通チャネルの多様化、納期の短縮化など大きな変動を続けています。こうした中、いかに高度なサプライチェーンマネジメント(SCM)基盤を構築するかが企業の競争力を左右するといっても過言ではありません。では高度なSCM構築の実現には何が必要なのでしょうか。
今回のセミナーでは「デジタル化を起点に競争力を高め、環境リスクにも適応するSCM戦略」について専門家の知見や企業の事例を元にご紹介いたします。
製造業の経営者、役員、経営企画、SCM、生産、IT・システム部門等、
SCM/S&OP計画に携わる管理職の方々
※本フォーラムは視聴対象者を限定しており、法人様向けとなります。個人の方、視聴対象者以外の方や競合の方などのお申込みはご遠慮いただいております。
デジタル化とそれを前提とした経営改革とも言えるSCM導入が進まない日本企業が、さらにデジタルならではの価値を求められるDXに苦慮するのは当然だ。しかし、ITサービス業界を始めとして、競争の本質は従来のQCDから「共創と自走」に移っている。製造・流通業も、そこに参加するために不可欠な準備であるDXを推進すべきだ。
シュナイダーエレクトリック社は、長年にわたりサプライ・チェーンの革新をリードし、ガートナー社の「サプライチェーントップ25社」に名を連ねている。同社は、複雑なグローバルオペレーションにおいて、 真のエンド・ツー・エンドのコントロールタワーを活用し、バリューチェーンの上流から下流までのネットワークの管理によって、まだ多くが到達することのできないオペレーションを達成してきた。シュナイダーエレクトリック社のグローバルセールス、インベントリー・オペレーションプランニング担当副社長のオリビエ・レドン氏より多くの企業にとって未踏のオペレーションを同社がいかにしてワールドクラスのオートノマスな(自律的な)プランを構築し、持続可能性、信頼、回復力、自動化、効率などの戦略的目標を実現しているかについて語る。
本セッションでは、想定外の事態にも対応可能なサプライチェーン計画の策定方法のヒント、さらにコントロールタワーについて紹介します。あらゆる変動に対し需給のバランスを調整するシミュレーションや、地域/組織横断的に同時並行して計画を策定するコラボレーション手法について解説し、迅速な意思決定と企業のオペレーションパフォーマンスの向上に貢献するKinaxis RapidResponse®を用いたデモもおこないます。
カシオ計算機では、「ユーザー中心のバリューチェーン」構築を目指し、全社横断でのデジタル変革(DX)を進めています。その代表的な取り組みとして、本年10月に時計のカスタマイズサービスである「MY G-SHOCK」を開始しました。この新たなビジネスモデル(BTO)を支えるシステム基盤としてRapidResponse®を採用した背景などについてご紹介します。
建設機械市場は需要変動が激しく、当社は増産と減産の歴史を繰り返し、その度に在庫や納期対応等、多くの課題を抱えてきた。そのため、意思決定の精度とスピードを高め、需給計画サイクルタイムの短縮化を図り、あらゆる変化に対して迅速な判断を実行可能とする業務プロセス改革を推進中である。
金沢工業大学虎ノ門大学院 教授
株式会社バリューグリッド研究所 代表取締役
上野 善信 氏
新日本製鐵株式会社にて製造系・流通系のシステム導入、SCM導入コンサルティングに従事。アサガミ株式会社(倉庫・物流・印刷業)取締役、PwC PRTM(戦略・SCM・R&Dコンサルティング)ディレクター、キャップジェミニジャパン(ITコンサルティング)代表取締役などを歴任。現在はバリューグリッド研究所代表取締役として、上場企業等の戦略立案および実行を支援。東京大学工学部卒、UCバークレー工学部大学院・MIT経営大学院修了、東京大学工学系研究科技術経営戦略学専攻修了(工学博士)。月刊ロジスティクス・ビジネス、ビジネス・インサイダー・ジャパン等に寄稿多数。
シュナイダーエレクトリック
担当副社長
グローバルセールス、インベントリー・オペレーションプランニング部門
オリビエ・レドン 氏
オリビエ・レドン氏は、300か所以上の流通センターと製造拠点からなるサプライチェーンネットワーク全体の需要と供給の計画を主導するとともに、顧客のニーズに合わせて生産能力と在庫を調整する責任をも担っている。新たなデジタル機能を取り入れ、現在シュナイダー社における「オートノマスな(自律的な)プラン」に注力。レドン氏はシュナイダーエレクトリック社での25年間にわたる勤務の中で、サプライ・チェーンの様々な部門で数多くの国で活躍し、組織全体にエンド・ツー・エンドのサプライ・チェーンプランニングプロセスを導入してきた実績を持つ。
キナクシス・ジャパン株式会社
ビジネスコンサルティング ディレクター
杉山 勲
大手ITベンダーにて製造業のお客様を中心にERPシステムや生産管理システムの導入、コンサルティング業務経験を経て、キナクシスに入社。現在、ビジネスコンサルタント部門の日本のチームリードとして、大手自動車、家電、製薬など幅広い分野でRapidResponse®によるサプライチェーンの高度化提案に従事。
カシオ計算機株式会社
デジタル統轄部 情報開発部 基幹業務情報グループ
グループマネジャー
上原 敬 氏
1993年カシオ計算機株式会社入社。カシオグループ全体へのERP導入、グローバルPSI、サプライチェーンシステム構築を通じた業務改革等に従事。現在はデジタル統轄部 情報開発部に所属し全社横断でのデータ/デジタルを活用した事業変革の仕組みを構築中。
日立建機株式会社
DX推進本部DX改革統括部
DX業務改革部 部長
日比 克吉 氏
1991年愛知大学経済学科卒業。同年、日立建機株式会社入社。シールド掘進機の営業・業務部門に7年間従事後、OEM*1製品の購入計画・受発送業務を担当することになり、これより2017年まで生産管理業務畑を歩くこととなる。全世界向けの中型油圧ショベルの生産計画作成、アメリカノースカロライナ州の合弁会社への海外赴任、国内グループ会社の株式会社日立建機ティエラへの出向を経て、2017年より社内およびグループ会社の基幹システム刷新プロジェクトを担当。2020年より顧客視点を軸にしたDX*2戦略活動推進を担当。
*1 OEM:Original Equipment Manufacturer
*2 DX:Digital Transformation
キナクシス・ジャパン株式会社
日本法人社長
金子 敏也
2010年10月に日本法人代表取締役社長としてキナクシスに入社。20年以上に及ぶエンタープライズソフトウエアのビジネスに携わる。現在キナクシス・ジャパンの販売戦略全般を担当し、キナクシスの日本国内ビジネスの確立に向けて全力で対応。
キナクシスに入社する前はSAPジャパンにてハイテク製造担当バイスプレジデント、またサプライチェーンソリューションの先進プロバイダであったi2 Technologies社ではマネージングダイレクターを、さらにそれ以前には設計CADシステムにおいて革新的なテクノロジを保有するParametric Technology社の日本法人でジェネラルマネージャを歴任するなど、製造業をベースとして多くのエンタープライズソフトウエアのビジネスで成功を収める。
目標は日本国内でのパートナー協業を軸として顧客に付加価値を提供することであり、日本法人およびグローバルのスタッフと共に付加価値の最大化に尽力している。
開催日の前日までに、ご登録頂いたメールアドレス宛に「視聴に関するご案内」をお送りします。
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ご視聴環境については、こちらからご確認ください。
*なお、録画・録音・撮影についてはお断りさせていただきます。