2019年4月1日から順次「働き方改革関連法」が施行されました。例外を除き、労働時間が原則、月45時間、年間360時間に制限されることとなり、違反した場合は罰則まで課されるため、企業は長時間労働の是正を「働き方改革」のの最優先事項として対応を進めています。
こうした中、施行後1ヵ月が経過したタイミングでビジネスパーソン2000名を対象に行った調査(※)では、「長時間労働の是正」には6割以上の企業がすでに取り組んでおり、そのうち、一定の成果が出ているとの回答が5割以上を占めました。一方で、「生産性の向上/業務の効率化」については5割以上の企業が取り組んではいるものの、あまり成果が出ていないとの結果が浮かびあがりました。
これまでは、社員の働く時間の長さに比例して売上が伸びていく時代が続いてきました。
「労働時間を減らすと売り上げが落ちてしまうのではないか」「業務量に対して適正な人員が確保できていないのに、ますます仕事が増えるばかりで、何を改革すればうまくいくのかわからない」といった不安を口にする経営者も少なくありません。
どのようにすれば、労働時間を短縮しながら、生産性の向上を実現させ、儲かる仕組みを作ることができるのでしょうか。
本カンファレンスでは、働き方改革の本丸を「生産性の向上」と捉え、業務の中に存在する「無駄な時間」を顕在化し、ITシステムを活用、活用を浸透させるための意識改革について、有識者の講演、事例を交えながらその成果について検証します。
※東洋経済新報社、Dropbox、エム・アール・アイ リサーチアソシエイツが全国の男女、20~69歳、従業員数300名以上の勤務先に勤める一般社員以上の有職者2000名を対象に行った調査
日 時 | 9月18日(水)13:30~17:00(13:00 受付開始) |
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会 場 | 大手町サンケイプラザホール 東京都千代田区大手町1-7-2(地図) |
定 員 | 400名 ※申込者多数の場合は抽選となる場合がございます。 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
対 象 |
従業員数300名以上の企業にお勤めの経営層、および情報システム部門、働き方改革部門、 |
働き方改革関連法案施行後まもない2019年5月に東洋経済新報社および、三菱総研グループのエム・アール・アイ リサーチアソシエイツ社の 協力のもと、ビジネスパーソン2000名を対象に実施した「働き方改革の実態調査」の調査結果を元に、「生産性を高めるための働き方改革」と「情報共有」の関係性についてご紹介いたします。
「労働時間を削減しながら会社の業績もアップさせる」。この相反する経営課題を解決するためには、「生産性の向上」が不可欠です。本講演では、生産性を向上させるためポイントとなる「業務改善」と「意識改革」の具体的なやり方についてお伝えします。
オープニングセッションにてご紹介したデータを踏まえ、生産性が高まった企業の深掘り、および、当社のお客様がどのように情報共有の効率化を行い、生産性向上を実現されたのか実例を交えてご紹介いたします。
15:15~15:30 ▶ 休憩
当社が長時間労働を是正するために、まず考えたこと、「効率化」をキーワードにし、無駄時間を減らす取り組みを始めました。そのために、Dropbox Businessを採用し、実際にどのように無駄時間の削減を行っているのかを事例紹介させていただきます。
働き方改革では、労働時間の削減と付加価値の向上、ITの積極的な利活用が求められています。その実現の手がかりとして、生産性向上をもたらす働き方改革の諸施策、情報共有と生産性、テレワークと仕事時間の関係等を概観した後、その推進力となるデジタル化時代のスキル・学び方のありようを議論します。
東洋経済新報社 フォーラム事務局
03-3246-5599
(土日・祝日を除く 10:00~18:00)
Dropbox Japan 株式会社
代表取締役社長
五十嵐 光喜 氏
1987年早稲田大学教育学部卒。同年株式会社東芝に入社し社内システムに従事後、米国ソフトウェア企業であるSybaseやNetIQの日本法人および米国本社で日本向けのビジネスに従事。2005年に日本マイクロソフト株式会社に入社。サーバー クラウド製品「Windows Server 2008」などの責任者を務め、2008年以降、業務執行役員サーバー プラットフォーム ビジネス本部 本部長、業務執行役員エンタープライズ パートナー営業統括本部 統括本部長、業務執行役員コンシューマー&パートナー グループ コミュニケーション パートナー営業統括本部 統括本部長などを歴任。2013年よりApple Japan 合同会社で法人営業本部長を務めた後、2017 年より現職に就任。2018年よりアジア太平洋地域全体の営業も統括。
労働時間MBOコンサルタント協会
代表
萩原 京二 氏
(株)全就連代表取締役。経営人事コンサルタント。(株)東芝、ソニー生命保険(株)勤務を経て、1998年社会保険労務士として開業。総額人件費管理や生産性向上の視点から労働時間の改善に関する研究を行い、「労働時間MBO制度」「労働時間マネジメント評価制度」など独自のコンサルティング手法を考案。そのノウハウを全国の社会保険労務士に提供している。2018年、「労働時間MBOコンサルタント協会」を設立して代表に就任。
Dropbox Japan 株式会社
インダストリー リーダー
戸田 麻弥 氏
法人向けのIT製品(パッケージソフトおよびクラウドサービス)の営業職に13年従事。企業内のコミュニケーション基盤を提供していた前職では、製造・流通・金融など国内主要産業を担当。お客様の成功を目的に、組織レベルでの業務改革を念頭に置いた提案を武器に10年以上連続でトップセールスとして日本のコミュニケーション改革を牽引。2018年8月より現職、現在は建設業を中心に情報共有革命を推進、生産性を高めるための働き方改革を多くのお客様と実践中。
ケイコン株式会社
情報システム部 課長
金川 幸二 氏
1989年ケイコン株式会社入社。管理本部 情報システム部にて社内SEとして従事。現在、情報システム部課長。創業から80年以上にわたり、コンクリート製品の開発と製造に取り組む、当社の技術力、現場力をシステム面から支えている。
東洋大学
経済学部 総合政策学科 准教授
久米 功一 氏
専門は労働経済学、行動経済学、経済政策。一橋大学卒業後、三菱重工業、世界銀行、関西情報センター、経済産業省、名古屋商科大学、リクルートワークス研究所を経て、2017年4月より現職。米国メリーランド大学修士、大阪大学大学院修了(博士・経済学)。日本的雇用慣行(働き方改革)、人工知能と雇用、社会規範と幸福度等を研究している。近著に「正社員と有期雇用労働者の賃金格差」『日本経済研究』(共著、2019)などがある。