決算書の見方・読み方・使い方がわかる

財務分析マスター講座

財務指標の読み解きから分析Excelシートを使った財務分析の基本まで1日で習得!

開催概要

実施形式
会場開催
開催日時
2023年5月16日(火)10:30~17:00
会場
東洋経済新報社 本社セミナールーム
申込締切
2023年5月15日(月)13:00
受講料
49,500円(税込)

講座のポイント

(1)管理職・責任者として、自社の現状を数字で把握したい

決算書(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)にはそれぞれの役割があります。3表の読み方を知ることで、社会の中での会社の姿を読み解き、自社の事業あるいは自社におけるチームの動き方を考える指標がわかります。

(2)自社や競合、取引先の儲け方の潜在力・収益力を知りたい

財務分析によって企業の事業のありよう、強み、投資とリターンの関係、ビジネスで陥るべきでない状態など、多くを知ることができます。今後の展開を判断、決定するために、必須の知識です。

(3)自社・競合の数値ですぐに活用できる【分析Excelシート】付き

講義で使用する分析Excelシートを用いて、指定箇所に財務データを入力すれば必要な財務指標を入手できます。財務指標が持つ意味の理解を深めることで、より本質的な理解を可能にします。

プログラム

基礎と事例で決算書の見方・読み方・使い方がわかるプログラム

  1. 決算書の仕組みと読み方
  2. 財務分析の基本
  3. 会社の儲ける力の分析―収益性分析
  4. 商売のサイクルをチェックする―回転期間分析
  5. 潰れない会社を探る―安全性分析

受講者の声

  • 帰ってすぐに演習してみる意欲が湧き、苦手意識が消えた。いろいろなトピックもとても興味深く、大変価値ある講座だった。(医療事業/部長)
  • 実践に基づいた内容が非常にためになった。今後も南先生の講座があれば受講を希望する。(情報・通信サービス業/代表)
  • 財務諸表の理解から、各財務指標へ落とし込むExcelシートの構成がわかりやすかった。(医薬品・化学製品/課長)
  • 財務3表を個別ではなく関連させた解説や、経営指標を6期横並びにして見る財務・経営状態の分析がわかりやすかった。(製造業/役員)
  • 自社の数字だけを見るのではなく、他社と比較して強みや改善点を見つけるアプローチが参考になった。(製造業/主)

講師紹介

南 俊基氏

南公認会計士事務所 代表
公認会計士/税理士/日本証券アナリスト協会検定会員

南 俊基氏

会計・財務のわかりやすい解説に定評がある人気講師

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(経営学修士)。監査法人トーマツ、ソニー株式会社100%出資の経営戦略コンサルティング会社ジェンシスコンサルティング株式会社を経て、財務省理財局にて財政投融資監査業務に従事する。上場バイオベンチャーにて、創業時から監査役を務める。現在は南公認会計士事務所の代表として、メーカー、IT企業、バイオベンチャー企業等に対して、事業戦略、財務戦略、コスト管理に関するコンサルタントとして活躍するほか、企業向けに財務、管理会計の研修を数多く実施している。総合辞書サイトJLogosを運営するエア株式会社の取締役も務める。

開催概要

実施形式 会場開催
開催日時 2023年5月16日(火)10:30~17:00
昼休憩1時間含む
申込締切日 2023年5月15日(月)13:00
※期限前に定員に達した場合はお申し込みを締め切らせていただきます。
対象 決算書、財務分析の基本を横断的にマスターしたい方

※新任管理職の方にはとくにお勧めです。
※部署・役職は問いません。
会場 東洋経済新報社 本社セミナールーム
(東京都中央区日本橋 本石町1-2-1東洋経済ビル9階)
※会場での開催のみとなります。今回の開催にオンライン配信はありません。
受講特典 自社ですぐに使える分析Excelシート
受講料 49,500円(税込)
※2名以上同時申し込みで2人目以降10%OFF!(「お問い合わせはこちら」フォームよりご連絡ください)
主催 東洋経済新報社

プログラム詳細

1.決算書の仕組みと読み方

  • 貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の関係
  • 貸借対照表からわかること
    ‐登場人物から見える会社の資金の流れ
    ‐貸借対照表は情報の宝庫
  • 損益計算書からわかること
    ‐売上-コスト=利益の計算式から見える会社の活動
  • キャッシュフロー計算書からわかること
    ‐キャッシュをどのように生み出し、どのように使っているのか
    【事例研究1】A社を使った実際の決算書の見方

2.財務分析の基本

  • さまざまな分析手法
    ‐収益性、安全性、回転期間分析とは
  • 過去から現在、将来を見ていく時系列分析
  • 同業他社と比較して会社の優劣を見る同業他社分析

3.会社の儲ける力の分析―収益性分析

  • 投下資本利益率
    ‐投資とリターンの関係
  • 投下資本利益率から見る商売の本質
    ‐利幅モデルか薄利多売モデルか
    【事例研究2】利幅モデルと薄利多売モデル
    【エクセル演習1】事業ごとのモデルを分析してみる(セグメント分析)
  • 事業の構造上やってはいけないこと
  • ROA(総資産利益率)
    ‐経営者から見た投下資本利益率
  • ROE(自己資本利益率)
    ‐株主から見た投下資本利益率
    【エクセル演習2】A社のROAとROEをExcelシートで見てみる
  • 売上総利益率(粗利率)
    ‐会社の儲けの源泉
  • 売上高営業利益率
    ‐会社の本業の儲ける力
  • 売上高コスト比率
    ‐会社にとって優良なコスト、不良なコスト
    【エクセル演習3】A社の損益計算書を使った利益率、コスト比率の分析
    【事例研究3】売上総利益率と売上高営業利益率からみる同業他社分析

4.商売のサイクルをチェックする―回転期間分析

  • 棚卸し資産回転期間
    ‐在庫の動きを見ながら不振事業をあぶり出す指標
  • 売上債権回転期間
    ‐代金回収サイクルを見る指標
  • 仕入れ債務回転期間
    ‐会社の支払いサイトの動きを見る指標
    【エクセル演習4】回転期間が悪化しているA社とB社はどちらに問題があるのか

5.潰れない会社を探る―安全性分析

  • 流動比率
    ‐金融機関が重視する「支払い能力」を測る
  • 固定長期適合率
    ‐長期的な投資と支払いのバランスをチェックする
  • 株主資本比率
    ‐返済不要な資金はどれくらいか
  • インタレストカバレッジレシオ
    ‐借金の大小がわかる指標

6.まとめ

【エクセル演習5】Excelシートを使った財務分析の活用法