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再発見!ビフィズス菌のパワー。腸を制するものがビジネスを制す

花粉症も改善、ビフィズス菌のスゴイ効能

免疫力を調整することでアレルギーを抑える

ヨーグルトなどに入っているビフィズス菌は、おなかの調子を整えてくれるだけでなく、人体へのさまざまなプラスの効果が期待できる。たとえば、花粉症やアトピー性皮膚炎の改善、ストレスやうつ症状の改善などだ。いい仕事をするには、心と体を良い状態に保つことが何より。ビフィズス菌は、そのどちらをも支える力を秘めている。

制作 東洋経済企画広告制作チーム

医療の現場で活躍するビフィズス菌

順天堂大学

佐藤 信紘名誉教授

これまでの連載で腸内フローラの働きやビフィズス菌の整腸作用についてお伝えしてきたが、今回はもっと具体的な効能についての話だ。まずは、ビフィズス菌が実際の医療現場で活躍していることから説明していこう。順天堂大学・佐藤信紘名誉教授はこう話す。

「体重2500グラム未満の低出生体重児にビフィズス菌を与えると、発育が促され、健康に育つことがわかっています。赤ちゃんに特定のビフィズス菌が非常に重要であるというのは国際的に認知されていて、さまざまな乳児医療や保育の現場でビフィズス菌が利用されています」

通常、生後一週間の赤ちゃんの腸内フローラ(腸内細菌叢)は90%近くをビフィズス菌が占めるが、低出生体重児の場合、腸管が未発達でビフィズス菌の定着が遅れがちだ。そのため免疫力が低く、壊死性腸炎や敗血症など重度の感染症・合併症を起こしやすい。

そこでビフィズス菌を投与することで、低出生体重児の腸内フローラを改善し、感染症の予防や、栄養の効率的な吸収、ビタミンの産生、免疫機能の正常な発達を促せるのだ。森永乳業では、ビフィズス菌の一種であるビフィズス菌「M-16V」を小児科やNICU(新生児集中治療室)に20年以上前から無償で提供していて、現在全国約140の医療現場で活用されている。

ビフィズス菌の効能は世界にも認められ、2016年にはオーストラリアのキングエドワードメモリアル病院/西オーストラリア大学所属のパトール医師により、ビフィズス菌「M-16V」が乳児の感染予防と正常な発育を促すという論文が発表されている。

そして、このようなビフィズス菌が持つ機能性は、実は乳児だけでなく大人でも確認されている。

「花粉症」を改善する効果も

森永乳業
研究本部 基礎研究所
腸内フローラ研究グループ
グループ長 農学博士
小田巻 俊孝

ビフィズス菌は体の免疫機能を通じ、ビジネスパーソンを悩ませる花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを予防・改善する機能が認められている。森永乳業で長年、腸内細菌の研究・開発を行ってきた小田巻俊孝氏はこう解説する。

「アレルギーとは、本来は反応する必要のないものにまで反応してしまう症状のことです。ビフィズス菌には免疫のバランスを調整する機能があり、それにより免疫の暴走が抑えられ、アレルギーが緩和されるのだと考えられます」(小田巻氏)

ビフィズス菌「BB536」を用いて花粉症患者44名に対して試験を行ったところ、スギ花粉が飛び始める約1カ月前からBB536を13週にわたって摂取した群は、花粉症の自覚症状が緩和され、症状と関連する血中マーカーも改善されるという結果になった。

また、ビフィズス菌「M-16V」を用いてミルクアレルギーによるアトピー性皮膚炎の乳児15名に対して行った試験において、M-16Vをミルクに混ぜて摂取した群は、腸内のビフィズス菌の占有率が高くなり、アトピー性皮膚炎の症状が緩和されている。

ビフィズス菌にはこれらの効能が期待できるが、そのためには口からビフィズス菌をとることが大事だという。

「食べ物として体内に入ったビフィズス菌は、小腸に集まっている免疫細胞に刺激を与えます。大腸にはビフィズス菌がいますが、それが小腸に逆流することは通常ありません。ですからビフィズス菌を口から摂取して、小腸を通過させることが重要なのです」(小田巻氏)

花粉飛散期間におけるメディカル症状スコアの合計値
(Xiao JZ. et al, Clin Exp Allergy, 2006)

M-16V投与によるアトピー性皮膚炎症状スコアの変化
(服部和裕ら, アレルギー, 2003)

肥満にもメンタルにも作用する

B-3 投与による体脂肪量の変化
(Minami J et al, J Nutr Sci, 2015)

さらに、ビフィズス菌は「肥満」のカギをも握っている。実は近年、太っている人と痩せている人では腸内細菌のバランスが大きく異なり、腸内細菌が肥満やメタボリックシンドロームの発症に関わっていることがわかってきた。そして一部のビフィズス菌を摂取することで、肥満が改善されることも認められている。

実際に、肥満の指標・BMIが高めの男女52名がビフィズス菌「B-3」を12週間摂取したところ、体脂肪の量が有意に低下した。

さらには、ビフィズス菌はストレスやうつといった「心の状態」にも関わってくる。その根底にあるのが、脳と腸は互いに深く影響を及ぼし合っているという「脳腸相関」の仕組みだ。連載第一回でもお伝えしたように、腸は脳からの指令なしに動けるばかりか、腸と脳が神経を通じてお互いに情報交換をしているのだ。

多くの人が慣れない環境におかれて便秘になったり、緊張のあまり下痢になったりする。逆に腸内環境がいい状態だと心を元気にする交感神経系が活性化され、腸内環境のバランスが崩れると脳に不安感がもたらされるのは、脳腸相関の作用でもある。

「ビフィズス菌は腸内で酢酸(さくさん)や酪酸(らくさん)という酸を生み出すのですが、交感神経にはこれらを受け取る受容体があり、これらを受け取ることで活性化することがわかっています。交感神経というのは、いわゆるポジティブ思考を生むような神経です」(佐藤教授)

だからこそ、ビフィズス菌を毎日とることがストレスやうつの予防・改善にもつながり得るというわけだ。専門家である佐藤教授も夕食後に毎日、ヨーグルトやサプリメントでビフィズス菌をとっているという。

まずはビフィズス菌を試してみて、自分の変化を観察してみるといい。うまくいけば、心と体の両方をいい状態に保ち、日々フルパワーで仕事に臨むための“守り神”のような存在になってくれるかもしれない。

参考:ビフィズス菌研究所

お問い合わせ:森永乳業

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