新型コロナウイルスがパンデミック認定されて間もない2020年4月に起業。状況を見渡せない中での挑戦となったが、「大変な状況こそ社会に求められることをやろうというエネルギーが不安を勝った」と門奈さんは振り返る。
オフィスとして「WeWork リンクスクエア新宿」の固定ブースを利用。そこを10名がフルタイムで勤務し、ほか副業が40名、インターシップが5名という構成だ。利用する時間帯もスペースもフレキシブルに対応できることから、スタートアップのオフィス環境としてベストソリューションだと考えた。
服装はいつもオフィスカジュアル。「打ち合わせの約8割がオンラインだからこそ、オフラインの機会は貴重。お互いに心地いいコミュニケーションができるよう、カジュアルでフレンドリーでありつつ、小綺麗な格好でいたいと思っています」
常に時代の先を読み、挑戦し続ける門奈さん。男性が身につけるファッションアイテムの中でも特に関心が強いという腕時計に選んだのは「カーキ フィールド メカ」だ。1940年代に米国陸軍にも供給されていたミリタリーウォッチの元祖がモチーフで、まさに戦いに挑む姿にふさわしい。
「視認性も優れているし、カジュアルな装いにも合わせやすい。実用性が問われるミリタリーウォッチだから、『腕時計つけているぜ!』といやらしく主張しないのもうれしいところ。それになにか、自分とリンクしているものを感じるんですよね。挑戦者であるけども見栄を張らずに謙虚。僕もステークホルダーに対し、そうした存在でいたいと思っています」
カウシェ
代表取締役CEO
門奈 剣平さん
2020年9月、友人などと共同購入するソーシャルEコマースアプリ「カウシェ」をスタートし、約1年で約12万ダウンロードを突破。スタートアップの登竜門「IVS ローンチパッド」でも1位に輝き、業界から熱い注目を浴びている。15歳まで中国で過ごした経験から巨大な中国市場におけるECの勢いを熟知し、同サービスのさらなる成長を確信している。