昨年登場した「ハイライフ コレクション」をまったくの新作だと思い込んでいる人は多い。それだけ新鮮だったからだろう。しかし、実際には“従来のハイライフ”を刷新したもので、オリジナルは1999年に登場した「Triple Time」というコレクションだった。ダイヤル側からムーブメントを見せるという斬新な“ハートビート”で、フレデリック・コンスタントが時計界の前線へと飛び出した5年後の誕生である。
大きな特徴は、ケースに直接ストラップ(ブレスレット)が組み込まれた一体型のデザイン。今やブランドの代名詞となったハートビートはもちろん、パーペチュアルカレンダー(※)やトゥールビヨン(※)といった複雑機構を搭載したモデルがラインナップされるなど、高い人気を博したコレクションだったが、2007年の発売を最後にしばらく姿を消していた。
それが昨年、オリジナルのデザインを踏襲したコレクションが登場したのだ。その名を「ハイライフ」と一新して。先にも述べたように、新しい腕時計の登場かと思わせた。オリジナルから、すでに20年以上が経過しているにもかかわらず、まったく古びたところがなかったからだ。長く続くコレクションの共通項である“普遍性”を宿しているからにほかならない。
※パーペチュアルカレンダー…カレンダーの計算をしなくてよい機構のことで、日付の調整をしなくても閏年まで計算することができる。永久カレンダーとも言われる
※トゥールビヨン…時計にかかる重力の偏りを補正する重力分散装置のこと。高級時計で搭載される高度な機能で、長期間におよび正確な時間を示すために必要な機構
ケース、ストラップ(ブレスレット)が一体となった造形は、クラシカルなモデルが多いフレデリック・コンスタントの中ではモダンである。一体化した滑らかなライン、そして、ダイヤルは立体的なバーインデックスとペンシル針というシンプルな構成。調和や環境保護を想起させる地球が描かれているのも、いいアクセントになっている。
昨年から採用されているインターチェンジャブル機能も気分転換に一役買っている。これによって簡単にストラップ、ブレスレットが着脱できるので、それらを変更するだけで気分が変わるからだ。日本限定モデルのツートンカラーのデザインでは、ダイヤルにブレスレット色(シルバー)と付属するラバーストラップ色(ネイビーorブラック)が必ず入る。ストラップを交換することで、どちらかの色を強調できるので、コーディネートによって変更することをおすすめしたい。
現代ではコロナという予期せぬウイルスによって、生活スタイルが大きく変わろうとしている。リモートワークなどが増えてスタイルが自由になってきたからこそ、「ハイライフ コレクション」のようなさまざまなシーンで活躍する腕時計が必要とされているのではないだろうか。

FC-310NS4NH6B

FC-310BS4NH6B
ハイライフ ハートビート
日本限定モデル
自動巻き、ステンレススチールケース&ブレスレット、インターチェンジャブル仕様ラバーストラップ付、41㎜径、各200本限定、25万8500円
2021.7.1~8.31
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