スイスの時計ブランド、フレデリック・コンスタントが新しいモデルを発表した。
内容は、ブランドにとってまったく新しい試みなのだが、それに選ばれたのがクラシックコレクションの「クラシック カレ」。
クラシカルでエレガントなモデルに新しい息吹を入れる。
クラシックとモダンを融合させるフレデリック・コンスタントらしい選択であった。
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時計「クラシック カレ オートマチック
スケルトン 日本限定」
21万8000円/フレデリック・コンスタントスーツ12万円、シャツ2万4000円、ネクタイ1万5000円/ともにポール・スチュアート(ポール・スチュアート 青山店 03-3406-8121)、チーフスタイリスト私物
価格はすべて税別 -
時計「クラシック カレ オートマチック
スケルトン 日本限定」
21万8000円/フレデリック・コンスタントレザージャケット13万8000円/チンクワンタ、クルーネックニット3万8000円/レンコントラント(ともにビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)
価格はすべて税別
伝統的な時計づくりを踏襲
フレデリック・コンスタントは、1世紀を超える老舗が数多く存在する時計界にあって、1988年の創業とかなり新しいブランドである。しかし、つくり出される腕時計は伝統的な時計づくりを踏襲していることから、クラシカルなスタイルのものが多く、フレデリック・コンスタント=クラシックスタイルという印象が、時計に明るい人たちの中では定着している。
ただ、伝統的ではあるが発想は若く柔軟なので、次々に新機軸を打ち出してくるのもこのブランドの特徴である。その最たるものが“ハートビート”だ。これはムーブメントをダイヤル側から見えるようにダイヤル自体に穴を開けるという斬新なデザイン。現在では多く見られるこのスタイルは、フレデリック・コンスタントが元祖である。一見、無謀ともいえる試みをクラシカルなデザインと融合させてしまうのも、このブランドの特徴の1つだ。
そんな柔軟な発想を持つフレデリック・コンスタントが、今回も新たな試みを行った。ブランド初のスケルトンモデルが発表されたのだ。しかも、エレガントなレクタンギュラーケースの「クラシック カレ」をフルスケルトンにしてしまったのである。
話を聞いて懸念されることがあった。精緻なムーブメント「FC-310」がダイヤル側から見えるのは、楽しいし、魅力的なのだが、それに伴って、ブランドの大きな特徴の1つであった美しいダイヤルがなくなってしまう。それに機械が見えることで、「クラシック カレ」が持つ落ち着いた雰囲気が損なわれるのではないか、ということだった。
しかし、それは杞憂であった。ベースの骨格がしっかりしているからなのか、ローマ数字のインデックスや伝統的なブレゲ針を残したからなのか、これまでの「クラシック カレ」の魅力を損なうことなく、新しさを加えたニューモデルとなっていたのである。しかも、美しいフルスケルトンにするためにムーブメントが見える部分には丁寧な仕上げが施された。
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時計「クラシック カレ オートマチック
スケルトン 日本限定」
24万8000円/フレデリック・コンスタントジャケット9万8000円、シャツ2万3000円/ともにポール・スチュアート(ポール・スチュアート 青山店03-3406-8121)、ニットタイ10万円/ビームスF、チーフ6800円/フランコ バッシ(ともにビームス 六本木ヒルズ03-5775-1623)
価格はすべて税別 -
時計「クラシック カレ オートマチック
スケルトン 日本限定」
24万8000円/フレデリック・コンスタントコート18万1000円/カルーゾ、タートルネックニット3万9000円/レンコントラント(ともにビームス 六本木ヒルズ03-5775-1623)
価格はすべて税別
どんなスタイルもエレガントにしてしまう
完成されたデザインの腕時計は、どんなスタイルにも合う。しかも、エレガントなドレスウォッチのほうが、その傾向が強いと考える。よくドレスウォッチよりもスポーツウォッチのほうが万能性は高いといわれるが、それはオフタイムのアクティブなイメージに引きずられるからであろう。
オフタイム=激しい運動ではないはずだ。ショッピングしたり、食事したりというのが、一般的なオフタイムの過ごし方。スタイリッシュなカジュアルウェアには、ドレスウォッチがよく似合うのだ。例えば、上質なレザーブルゾンやウールコートと合わせると、都会的な洗練されたイメージでバッチリはまるし、落ち着いた雰囲気は、スタイルをエレガントにしてくれる。
もちろん、スーツやジャケットスタイルとの相性はよく、品格を上げてくれるのは言うまでもない。ケースの大きさも、厚さ9.71㎜という薄さも、袖口を邪魔しない。機械が見えるダイヤルは派手さはあるが、先にも述べたように、全体のデザインのバランスによって控えめかつエレガントに仕上げられており、ビジネスシーンでも着用しやすくなっている。
この「クラシック カレ オートマチック スケルトン」には、ステンレススチールとローズゴールドプレートの2種類のケースがラインナップされている。自身のスタイルに合わせてチョイスしたい。例えば、自身をシャープに、精悍に演出したければ、シルバー色のステンレススチールケースを、少しつや感を出したい場合はローズゴールド色のケースをチョイスするのもいいだろう。
腕元は、いまやスタイルの決め手である。何を身に着けているかによって、相手の印象は大きく変わってくる。とても重要なポイントである。
CLASSICS COLLECTION
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FC-310SKT4S36
自動巻き、SSケース、ケース径33.3×30.4㎜、
ケース厚9.71㎜、カーフレザーストラップ、日本限定モデル
21万8000円(税別) -
FC-310SKT4S34
自動巻き、ローズゴールドプレートSSケース、
ケース径33.3×30.4㎜、ケース厚9.71㎜、
カーフレザーストラップ、日本限定モデル
24万8000円(税別)
「フレデリック・コンスタント
2019 ウィンターキャンペーン」
2019年11月15日~2020年1月14日のキャンペーン期間中、フレデリック・コンスタント正規販売店で時計を購入すると、本革製IDカードホルダーがもらえる。さらに、対象時計には、純正バックルなどもプレゼント。

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