低リターンが長期化している現在の投資環境においては、投資家の期待リターンが伝統的な投資モデルによっては達成が困難なため、新たな手法が求められています。
欧米の機関投資家は、いち早く、主要な投資対象である債券、株式、実物資産といった資産クラスにおいて、より高度かつ効率的な投資スタイルの追求や分散化の推進に取り組んできています。
本投資戦略フォーラムでは、主に機関投資家の方を対象に資産クラス拡大、投資スタイル拡大、「スマートベータ」等をキーワードにマイナス金利時代を乗り越える運用手法にフォーカスし、有識者、運用会社などの視点から今後の金融市場の可能性を探って参ります。
開催概要
日時 |
11月24日(木)13:30~19:00(受付開始 13:00) |
会場 |
帝国ホテル(4F 桜の間) 東京都千代田区内幸町1-1-1(地図) |
定員 |
200名 |
参加費 |
無料(事前登録制) |
対象 |
企業経営者、機関投資家、企業の財務担当役員の方など
※お申込多数の場合は抽選となります。また、対象外のお客様のご参加はお断りさせていただく場合がございますので、予めご了承下さい。
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プログラム
13:30 |
ご挨拶
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社 代表取締役社長 山本 幸次
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13:35 ▼ 14:20 基調講演 |
低リターン環境下で機関投資家が取るべき手段 -ROE、ROAと株式リターンの分析-
早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授
米澤 康博 氏
1950年生まれ。横浜国立大学経営学部卒業後、東京大学大学院経済学研究科博士課程中退。経済学博士(大阪大学)。 (財)日本証券経済研究所研究員、筑波大学社会工学系、横浜国立大学経営学部の教授を経て、現在、早稲田大学大学院経営管理研究科教授。 専門は年金資産運用、企業金融論等。GPIF運用委員長を歴任、現在、郵政民営化委員会委員、共済系運用委員等。
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14:20 ▼ 14:50 Session 1 |
資産クラス拡大: 金の動向と投資戦略について
日・英同時通訳
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ ヴァイス・プレジデント、金投資戦略責任者
George Milling-Stanley
ロンドンのコンソリデーテッド・ゴールド・フィールズ社、フィナンシャル・タイムズの記者およびコラムニスト等のキャリアを経て、ワールド・ゴールド・カウンシルにて15年間勤務。中央銀行、政府および規制機関を含むあらゆるプログラムの統括や、業界の先駆けとして金を裏付けとするETF(上場投資信託)の組成を行う小規模なチームの主要メンバーなどとして活躍。その後、自身の独立コンサルタント会社George Milling-Stanley on Gold, LLCを運営。2014年より現職。金事業のあらゆる側面に精通した誰もが認める権威であり、国際カンファレンスでは常連の講演者。英国生まれ。レディング大学(英)およびザールラント大学(独)にて現代語を専攻。
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14:50 ▼ 15:20 Session 2 |
資産クラス拡大: アジア国債・公債の動向と投資戦略について
日・英同時通訳
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・シンガポール・リミテッド 公的機関顧客グループ担当 アジア太平洋地域責任者、マネージングディレクター
Hon Cheung
1996年ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ入社。ロンドン、香港およびシンガポールオフィスでの重要な職務を歴任後、現在は公的機関顧客グループ担当アジア太平洋地域責任者として、その域内の中央銀行、政府系ファンド、およびその他の政府機関との関係構築、また投資案件、特に資金管理、債券市場開発およびETF(上場投資信託)関連のアドバイザリー業務を統括。インペリアル・カレッジ・ロンドンで数学の学位、またケンブリッジ大学で数理統計学の学位を取得。英国・ウェールズの会計士協会会員。アジア証券業金融市場協会(ASIFMA)取締役、またOfficial Monetary and Financial Institutions Forum諮問委員を兼任。
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15:20 - 15:35|コーヒーブレイク
15:35 ▼ 16:15 Session 3 |
投資スタイル拡大: スマート・ベータ戦略について(債券編)
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社 投資ソリューションズ・グループ / 為替運用グループ・ヘッド
新原 謙介
2002年ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ入社後、一貫して債券、為替、資産配分戦略の運用とリサーチ、プロダクト管理を担当。現在、資産配分を中心とする運用戦略を立案、提供する投資ソリューションズ・グループと為替運用グループを日本の拠点で統括している。 1998年に早稲田大学政治経済学部を卒業。
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16:15 ▼ 16:55 Session 4 |
投資スタイル拡大: スマート・ベータ戦略について(株式編)
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社 プロダクト・エンジニア・グループヘッド、ポートフォリオ・マネージャー
志村 徹郎
1984年上智大学大学院修士課程(物理専攻)修了後、株式会社西友入社。1986年大和證券経済研究所(現大和総研)に移り投資調査部に勤務。1993年米バージニア大学ダーデン経営大学院MBA取後、年金調査部課長として企業年金へのコンサルテーションなどを推進。1996年にコメルツ投信投資顧問入社、2001年よりアクサ・ローゼンバーグ證券投信投資顧問にてプロダクト・マネージャーとして、日本株クオンツ運用に加えストラクチャード運用、オルタナティブ運用商品等の商品企画、営業推進、顧客サービスを担当。2007年ステート・ストリート投信投資顧問株式会社(現ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社)に入社し、現職。日本証券アナリスト協会検定会員
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17:00 ▼ 19:00 |
懇親会
ミニ対談セッション 米国大統領選挙結果をふまえたこれからの市場動向予測
早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授
米澤 康博 氏
ステート・ストリート・グローバル・ アドバイザーズ株式会社 専務取締役 チーフ・インベストメント・オフィサー
髙山 秀樹
モデレーターステート・ストリート・グローバル・ アドバイザーズ株式会社 投信営業部長
David A. Collins
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