デジタル技術との融合で、金融の姿は大きく変わりつつあります。AIの進化やブロックチェーン技術、モバイル、APIエコノミーの広がりにより新しい金融サービスが次々と生まれ、パラダイムチェンジは一層加速度を増しています。
こうした中、FinTechという言葉が使われ始めた当初は、既存の金融機関のサービスを破壊し業務を侵食するものといわれ、仮想通貨やブロックチェーンといった最先端の技術を駆使したソリューションに注目が集まりました。しかし、実際はFinTechとは既存の銀行の仕組みにIoTやデジタル技術を加えることで「チャネル」「店舗」「顧客サービス」に新たな価値をもたらし、業務の効率化、金融サービスの高度化への貢献が期待されています。
金融機関が長い歴史の中で築き上げた顧客とのリレーションシップをより高め、新たな価値を提供していくことがFinTechの真の価値といえるのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、次世代金融サービスの新しいカタチに焦点をあて、これからどのようなテクノロジーに注目するのか、外部とのパートナーシップ、オープン・イノベーション、組織変革などに注目し、実際に次世代金融サービスへ挑む金融機関様の事例、専門家の講演から、FinTechをもっと身近に感じられる内容をお届けできればと存じます。
日時 | 3月14日(火)13:30~17:00 |
---|---|
会場 | 野村コンファレンスプラザ日本橋 6階大ホール 東京都中央区日本橋室町2-4-3(地図) |
定員 | 150名 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
対象 |
金融機関にお勤めの企画部門、マーケティング部門、サービス部門のご担当者様など |
主催 |
東洋経済新報社 |
協賛 |
日本アイ・ビー・エム株式会社 |
日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員 インダストリー・ソリューション事業開発担当
鶴田 規久 氏
成蹊大学 経済学部 教授
永野 護 氏
1966年生、大阪大学博士(国際公共政策)。1992年に(株)三菱総合研究所入社後、地方銀行の統合リスク管理、店舗戦略のコンサルティング業務に従事する。2008年より名古屋市立大学経済学部教授、2012年より成蹊大学経済学部教授。著書に主著に『アジア金融アーキテクチャ』日本評論社他。
みずほグループは、中期経営計画の基本方針に「金融イノベーションへの積極的取組み」を設定し、戦略的にFinTechの活用を進めている。スタートアップ企業との協業事例やブロックチェーンの実証実験など、「先端技術活用の具体的取組み内容」と「銀行APIのエコシステム」について解説する。
株式会社みずほフィナンシャルグループ
インキュベーションPT
シニアデジタルストラテジスト
大久保 光伸 氏
約17年間、規制当局のガイドラインに準拠した金融機関システムの企画・開発業務と、先端技術の活用調査・検討業務に従事。前職の金融機関では、日本初となるパブリッククラウドの導入をリードし、国内外で事例を公開。クラウドエコシステムの構築に貢献してきた。現在、株式会社みずほフィナンシャルグループにてデジタル戦略を担当。一方では、一般社団法人 金融革新同友会FINOVATORSの共同創業者として、FinTechスタートアップ企業へのメンタリングやパブリックセクターへの提言、海外FinTech業界団体との連携等により金融イノベーションのエコシステム形成に携わる。2016年11月からFinTech協会のアドバイザリーボードに就任。
デジタル化が進展する中で、営業店の役割や機能にも変化が見られてきています。コスト削減と同時に、お客様の多様な嗜好に応える店舗デザインや店舗での応対、店舗への顧客誘導にどう対応すべきかなどについて、事例を交えてご紹介します。
日本アイ・ビー・エム株式会社
インダストリー・ソリューション事業開発
金融第一インダストリーソリューションズ 部長
栗原 崇 氏
人口動態の変化、スマホ・モバイルを基点とした顧客接点の変化等、金融機関を取り巻く環境が変化する中、FinTech企業と金融機関の連携、金融機関と異業種連携が進んでいます。今銀行業界で起こっている変化と今後の可能性を事例を交えてご紹介します。
日本アイ・ビー・エム株式会社
グローバル・ビジネス・サービス事業部
金融トランスフォーメーション 理事
鹿内 一郎 氏
銀行・証券会社様などを対象とした国内外での戦略立案、業務改革、変革のプログラム推進を実施。
近年は、コグニティブ技術を活用した業務・サービスのデジタル化推進を担当。
東洋経済新報社 コミュニケーション事業部
03-3246-5599
(土日・祝日を除く 10:00~18:00)