開催趣旨
BusinesstoConsumerビジネスにイノベーションは起こせるか?
商品サービスのコモディティ化やSNSなどコミュニケーションツールの進化により、顧客と企業の関係構築において企業に求められるものも変化しました。どのような価値を付加し、ブランド戦略を構築すればよいのか、さらなる顧客獲得に向けた差別化を進め、顧客インサイトを探し求めることが不可避となっています。コミュニケーションの形態は今なお進化の途上です。新しいメディアの登場にあわせ、企業と顧客の関係を柔軟に変化させることに加え、マーケティング部門も進化しなければなりません。こうした変化の大きい時代に合わせ危機感を募らせている経営者は、お客様から見える世界を、ブランド、クリエイティブ、マーケティング戦略の視点からデザインすることに舵を切り、結果、インターネットおよびリアル店舗におけるユーザーエクスペリエンス、経営戦略とマーケティングの融合を「実現」に導き、顧客拡大を成し遂げています。
BtoCビジネスには今、関心喚起、価値創造、購買体験といった個客それぞれの行動をデザインし、クリエイティブすることが不可欠といえるでしょう。
本フォーラムでは、BtoCビジネスに携わる企業の経営者様を対象に、「お客様に見える世界はクリエイティブ、マーケティング、ITの力で変えられる」と題し、経営戦略とデザイン、クリエイティブ、IT、マーケティングを融合し、経営改革の断行、個客との新たな価値創造に成功した先進のアプローチ事例を企業のキーパーソンより講演いただきます。また、事業、経営に直接参画することで経営を芯から変革した経験をもつプロフェッショナルによる講演では、成功事例、失敗事例を交えながら、顧客経営の本質について考察します。
開催概要
開催日時 |
2015年3月11日(水)13:00~17:00 (開場12:20) |
会場 |
イイノホール & カンファレンス カンファレンスセンター ルームA |
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参加料金 |
無料(事前登録制)
※お申込者多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。 |
参加対象 |
BtoCビジネスを行う企業の 経営者、CIO、CMO、CDOおよび、 経営企画部門、各事業部部門の部門長の皆様
※対象外のお客様はご参加をお断りする場合がございます。 |
共催 |
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プログラム※プログラムの内容は予告無く変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
13:00〜13:10(10分)オープニングスピーチ
株式会社リヴァンプ 取締役副社長兼COO
湯浅 智之氏
13:10〜14:00(50分)基調講演
ローソンのDNA-絶えざる革新とチャレンジで築くマチの未来
- ローソンのDNA
- 多様化する顧客ニーズはイノベーションの源泉
- マチを知り、店を知り、お客様を知る、ローソンSCM-CRMモデルの優位性
- 玉塚流 経営の流儀
14:00ブレイク
14:10〜14:50(40分)経営 × ブランドデザイン
JAPAN BRANDINGとINNOVATION PROTOTYPING
- INNOVATION PROTOTYPINGによる「成功のひな型」作り
- 今後のBRANDING
株式会社シー・アイ・エー
代表取締役CEO
シー・ユー・チェン氏
14:50〜15:30(40分)経営 × クリエイティブ
クリエイティブを起点としたグロース・ジェネレーション(成長の起点づくり)
- モノよりコトを売る
- ROIを最大化するクリエイティブ
- 商品自体をクリエイトする
株式会社catch 代表取締役
クリエイティブディレクター
福部 明浩氏
15:30ブレイク
15:40〜16:20(40分)経営 × IT(情報システム)
情報システム視点での経営とITの融合―東急ハンズが進めるIT改革
- 現場の反発で頓挫した新システム導入
- 内製化へのシフト
― ベンダ依存からの脱却と、業務に合わせた仕組みの進化
- クラウド(Amazon Web Services)の全面的な採用
- ハンズラボ誕生
- これからのCIO像
株式会社東急ハンズ 執行役員 オムニチャネル推進部長
ハンズラボ株式会社 代表取締役社長
長谷川 秀樹氏
16:20〜17:00(40分)経営× IT(マーケティング)
マーケティング視点での経営とITの融合 ―無印良品のCRM & Digital Marketing戦略
- 無印良品デジタルマーケティングの全体像
- MUJI passport
― ネットとリアルをつなぐマーケティングツールの導入
- ビッグデータを用いた仮説検証
- デジタルとアナログの融合が生む真の顧客体験
- これからのCMO像
- ※講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
- ※主催および協賛企業と競合する業種の方、個人のお客さまのご参加のみはお断りさせていただく場合がございます。
株式会社リヴァンプ 取締役副社長兼COO
湯浅 智之氏
2000年4月、アクセンチュア株式会社に入社。戦略グループに配属。製造流通業を中心に、経営抜本的改革、マーケティングプロセス、全体コスト削減、M&A(合併・買収)、新規事業などを経験。2005年10月、リヴァンプの立ち上げに参画。外食産業をはじめ数々の案件に携わる。2007年12月、業務×ITを『刷新』するリヴァンプ・ビジネスソリューションズ株式会社を設立、2013年2月、代表取締役に就任。2010年3月、小売流通業を中心に経営・マーケティング支援をするアクトタンク株式会社を設立、代表取締役に就任。2010年4月、リヴァンプ取締役副社長兼COOに就任。東京大学工学部建築学科卒業。
株式会社ローソン代表取締役社長
玉塚 元一氏
1985年、慶應義塾大学卒業後、旭硝子株式会社入社。工場勤務、海外駐在を経て、日本IBMに転職。1998年、株式会社ファーストリテイリングに入社、2002年に同社代表取締役社長 兼 COOに就任、ユニクロの急成長に貢献する。2005年9月に企業再生・事業の成長を手掛ける企業、株式会社リヴァンプを創業し、代表取締役に就任。その後2010年11月、株式会社ローソンに入社。同社取締役代表執行役員COO兼CVSカンパニー社長 兼 オーバーシーズカンパニー社長を経て、2014年5月に代表取締役社長に就任、現在に至る。ケース・ウェスタン・リザーブ大学大学院 MBA取得、更にサンダーバード大学大学院 国際経営学修士号を取得。
株式会社シー・アイ・エー 代表取締役CEO
シー・ユー・チェン氏
1977年4月、ALPHA CUBIC AMERICA INC.代表取締役に就任、日本のアパレル業の米国展開を推進。1979年1月、マガジンハウスの米国リサーチャーとして、雑誌「BRUTUS」の創刊号に携わる。1980年1月、TONG FU INC(. ロサンゼルス)代表取 締役に就任、ロサンゼルスのCHINA CLUBのプロデュースと経営を行う。1982年4月、株式会社ワールドのクリエィティブ・ディレクターに就任、「TAKEO KIKUCHI」ブランドの開発に携わる。1983年4月、レストラン キャンティが運営するレストラン「METROPOLE」(東京都港区六本木)のプロデューサーに就任。1984年4月、CIA代表取締役に就任。“Japan Branding”を提唱し、ユニクロ、青山フラワーマーケット、東京三菱UFJ銀行PBO、出光、大崎Think Park、Peach、サウスウッド、Oisix Crazy for Veggy等の新業態ブランドの原型を構築し成功に導く。Innovation Prototypingを実践し、プロジェクトフローとリアルな検証プロセスを通じてリスクを軽減させ、成功率を高めている。
株式会社catch 代表取締役 クリエイティブディレクター
福部 明浩氏
株式会社博報堂のシニア・クリエイティブディレクターを経て、2014年株式会社catchを設立。京大卒。直近の仕事は、カロリーメイト、カップヌードル、オロナミンC、MATCHなどのクリエイティブディレクター。主な受賞歴:クリエイターオブザイヤー特別賞。ACCゴールド、シルバー、ブロンズ。TCC賞、交通広告グランプリ、ギャラクシー賞など。PHP出版「いちにちおもちゃ」など絵本も執筆多数。
株式会社リヴァンプ 取締役
斎藤 武一郎氏
1998年4月、株式会社博報堂入社。2000年12月、アクセンチュア株式会社に入社、戦略グループに所属。2005年12月、ハリウッドにてCG会社であるSight Entertainment, Inc.を起業。2009年8月、リヴァンプ入社。2010年3月、小売流通業を中心に経営・マーケティング支援をするアクトタンク株式会社設立、代表取締役に就任。2014年8月、リヴァンプ取締役に就任。主に経営戦略立案、マーケティング改革、クリエイティブ等のプロジェクトに従事。一橋大学商学部卒業。2東京大学大学院情報学環修了。
株式会社東急ハンズ 執行役員 オムニチャネル推進部長
ハンズラボ株式会社 代表取締役社長
長谷川 秀樹氏
1994年、アクセンチュア株式会社に入社後、国内外の小売業の業務改革、コスト削減、マーケティング支援などに従事。2008年、株式会社東急ハンズに入社後、情報システム部門、物流部門、通販事業の責任者として改革を実施。デジタルマーケティング領域では、ツイッター、フェイスブック、コレカモネットなどソーシャルメディアを推進。その後、オムニチャネル推進の責任者となり、東急ハンズアプリでは、次世代のお買い物体験への変革を推進している。2011年、同社、執行役員に昇進。2013年、ハンズラボ株式会社を立ち上げ、代表取締役社長に就任。(東急ハンズの執行役員と兼任)2014年12月、日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会第2回Webグランプリ Web人部門 Web人賞を受賞。
株式会社良品計画 WEB事業部長
奥谷 孝司氏
1997年1月 、株式会社良品計画入社3年間の店舗経験の後、2年間取引先商社へ出向し、ドイツ駐在。家具、雑貨関連の商品開発、輸出入等貿易業務に従事。帰国後は世界のプロダクトデザイナーとのコラボレーションを手掛けるWorld MUJI企画を運営。2003年には株式会社良品計画初となるインハウスデザイナーを有する企画デザイン室立ち上げメンバーとなる。2005年衣服雑貨部へ異動し、衣料雑貨のカテゴリーマネージャーとなり、現在定番商品であるかかとが90°の「足なり直角靴下」を開発しヒット商品となる。2010年2月、web事業部部長に就任。2014年12月、日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会 第2回Webグランプリ Web人部門Web人大賞をMUJI passportのプロデュースが評価され受賞。2010年3月、 早稲大学大学院商学研究科夜間主MBAマーケティング・マネジメントコース(守口 剛ゼミ)終了。修士論文「国内ファストファッション業界におけるブランド・パーソナリティー分析と、快楽的、功利的買物価値研究」