あらゆる産業の基盤とも言えるエネルギー業界が今、かつてない構造変革を迫られています。時代の変化に伴い生じる「5つのD」、すなわち「Depopulation(人口減少)」「Decarbonization(脱炭素化)」「Decentralization(分散化)」「Deregulation(自由化)」「Digitalization(デジタル化)」の各トレンドが変革ドライバーとなり、従来のエネルギー事業のバリューチェーンが根本から変化し、エネルギー業界に閉じない各業界横断のバリューチェーンとして、エネルギー産業が再構築されると考えられています。この構造変革にはエネルギー事業者にとどまらない業界横断的なイノベーションが欠かせません。エネルギーシステムの急激な変化への対応、クルマの電動化による自動車産業とエネルギー産業の融合、従来は考えられなかったライフライン同士の連携、そして膨大な数のデータを武器として活用するためのエネルギー業界共通プラットフォームの構築など、企業・業界の垣根を越えた「融合」や「創造」が求められています。構造変革の担い手として、既存企業のみならずスタートアップコミュニティの斬新なアイディアや技術も重要です。すでに海外においては、エネルギー分野のスタートアップが新しい市場創造をリードしており、大企業とスタートアップのコラボレーションも加速しています。
本シンポジウムでは、エネルギー業界の構造改革に伴う課題や、業界横断のイノベーションにより新たな顧客価値や事業機会、さらには日本発のビジネスモデルをいかにして生み出せるか、エネルギー業界のみならず各業界の皆様とご一緒に考えてまいりたいと思います。
日 時 | 12月12日(火)14:00~19:00(受付開始 13:30~/懇親会 17:40~19:00) |
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会 場 | 六本木アカデミーヒルズタワーホール(地図) |
定 員 | 200名 |
参加費 | 21,600円(税込) |
対 象 |
全業界の次世代エネルギービジネスに関心のある企業の経営幹部、経営企画部門、事業開発部門、新規事業部門などの部課長の方々など ※アクセンチュアの同業他社、個人の方などのお申し込みは、お断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。 |
主 催 | ![]() |
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協 力 | ![]() ![]() |
後 援 | エネルギー・資源学会 公益事業学会 |
参加特典
『エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ』(日本経済新聞出版社)を贈呈
アクセンチュア株式会社 代表取締役社長 江川 昌史 氏
1886年のガソリン車誕生から131年、遂にクルマは「CASE」と言うキーワードを元にかつてない大変革が始まろうとしています。
2050年には全ての車の自動化、電動化が実現し、全く新しいモビリティ社会が生まれているでしょう。そうした時代に、エネルギーマネジメントもどう進化していくかを考えます。
エネルギー産業の根本的な変革が想定され、これまで市場を支えてきた既存企業のみでは実現できる世界ではないと考えられている中、斬新なアイディアや技術を持ち未来創造を志すスタートアップ企業にとっては、可能性あふれる魅力的な市場といえるでしょう。また日本と比べて国外においては、エネルギー分野のスタートアップ企業が市場創造をリードするほど活気があり、大企業とスタートアップ企業のコラボレーションも加速しています。
本講演では、サムライインキュベートが支援しているエネルギー分野のスタートアップ企業紹介に加え、次世代のエネルギー産業を担う新規ビジネス創出を目指して東京電力グループと弊社が共同で行っているオープンイノベーションプログラム「CHANGE and CHALLENGE IoT Scalerator PROGRAM」の実例紹介を通じて、日本における企業や部署など垣根を越えたオープンなコラボレーションによる新たなビジネス創造の可能性についてお話させていただきます。
送配電ネットワークやガス導管事業の法的分離など、エネルギー産業のビジネスモデルは大きな転換期を迎えています(Utility 2.0)。しかし変革はとどまらず、人口減少・分散化・脱炭素化・デジタル化 が契機となり、ビッグ・グリーン・バンを支えるプラットフォームとしてのUtility 3.0へのさらなる進化が求められています。
Utility 3.0の絵姿を示すとともに、業界の枠を超えた連携や融合がどのように進んで行くかについての仮説を提示します。
従来のエネルギー事業のバリューチェーンが根本から変化し、業界横断でのイノベーションが求められるUtility3.0時代。
このゲームチェンジに際しては新たなビジネスチャンスが見込める一方で、様々な規制や技術的な障壁といった課題も想定されます。
Utility3.0を実現する上で解決すべき課題をいかに克服し、企業・産業の垣根を超えた融合や創造ーイノベーションを実現するかを議論します。
日産自動車株式会社 取締役
株式会社 産業革新機構 代表取締役会長(CEO)
志賀 俊之 氏
株式会社サムライインキュベート
代表取締役 CEO
榊原 健太郎 氏
東京電力ホールディングス株式会社 取締役 西山 圭太 氏
登壇者、参加者の皆様とのお名刺交換、意見交流の場としてご活用ください。
お食事とお飲み物をご用意しております。
東洋経済新報社 コミュニケーション事業部
03-3246-5599
(土日・祝日を除く 10:00~18:00)