東洋経済オンライン
2014/09/17
東洋経済オンラインメールマガジン特別版
これは企業版アプリストアなのか?

9/12

9月12日、IBMが変わる。この日はそんな強い印象を受けることとなった。 同社はここ数年、ビジネスクラウドに注力しているが、今、まったく新しい仕組みへの変貌を遂げようとしている。 それは私たちが慣れ親しんでいるアプリストアのごとく、クラウド上にマーケットを作るというものだ。 開発者、デベロッパ―などが集い、そして数々のアプリケーションやサービスも集約される。 雲の上で稼働する一大マーケットの誕生だ。


IBM Cloud marketplace イメージ

100以上の品揃え

〈100以上の品揃え〉IBMとそのパートナー企業、加えてサード・パーティ製を含め100を超えるプロダクト(サービス)が用意され、 購入できるようになる。同社が注力しているSoftLayer、今年さらに強化されるIBM Bluemixをはじめ、 オープンソースのソフトウェアなど多彩だ。IaaS、PaaS、SaaS、あらゆるニーズにこたえられる品揃えとなる。

成長の約束

〈成長の約束〉IBMは、クラウドを有効に活用している企業は今後20%を超える成長があると見ている。 ビッグデータの活用はもちろん、ゲームにさえ膨大なデータとその活用のためのソフトウェアが利用されている時代だ。 クラウドに関わる多くの人がmarketplaceに集まることになるだろう。

日本IBMが世界展開の口火を切る「新・マーケット」の誕生

 企業の開発担当者にとって、まるでスマホのアプリストアのように必要なアプリケーションやサービスがクラウドで手に入るとすればどうだろう? しかもスムーズに選択でき、購入までできるとすれば?
 求められていたこういう仕組みが現実になる。それが、「IBM Cloud marketplace」だ。
 今まで同社のサービスは、その多彩さゆえに複雑な導線となり、求めるものにストレスなく到達しにくかった面がある。 IBMはそんな現状を変えるどころか、まったく別次元のマーケットを作り上げてしまった。

 注目ポイントはここだ。IBMとパートナー企業の持つアプリケーション・サービスがクラウド上に集約。 開発担当者などはここに行けばクラウドで稼働するこれらのサービスを利用できる。 その場所はUX(ユーザー・エクスペリエンス)に長けているため非常に分かりやすくなっており、目的のサービス情報へスムーズに到達できる。 なぜ今までなかったのかと思わせるこの仕組みだ。先行した米IBMに次いで、日本IBMが世界展開の口火を切る。
 経験価値がブランド力を高めるというが、利用者はIBMの新しい姿を実感していくことになるだろう。

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