中堅・中小企業の稼ぐ力を取り戻せ

稼ぐ力を取り戻し、利益率を向上させるためには何が必要か?

緩やかに成長を続ける日本経済の下支えもあり、国内消費は改善し、実質賃金の上昇、輸出や生産、設備投資の増加など日本企業の利益回復を後押しする環境は整いつつあります。一方で、伝統的な日本企業で優良企業の代表格とまでいわれた企業が、業績不振に喘ぎ、破綻をする、しないといった報道を目にすることも少なくありません。
着実に稼ぐ力を取り戻し、収益力の向上に力を注ぐ企業と、不振から脱却できない企業の間にはどのような差があるのでしょうか?本カンファレンスでは、中堅・中小企業の収益向上に焦点をあて、「組織マネジメント変革」「顧客起点経営へのシフト」「情報を武器とした、リーダーシップ、ミドルマネジメントの意思決定力の向上」「コミュニケーションの改善」「生産性の高い働き方」などの改革事例を実践者の講演をもとに考察します。

開催概要

日時

7月25日(火)13:30~16:30

会場

ベルサール九段 大ホール地図

定員

350名

参加費

無料(事前登録制)

対象

中堅・中小企業の経営者、経営幹部、経営企画部門、営業部門、マーケティング部門の部門長など

プログラム

13:30~14:10 オープニングスピーチ&基調講演
オープニングスピーチ

株式会社八千代銀行 専務執行役員 兼 株式会社きらぼしコンサルティング 代表取締役社長

長岡 光昭

昭和55年4月、八千代信用金庫入庫。平成15年4月、(株)八千代銀行原宿支店長。その後、同行にて、営業統括部長、執行役員営業推進第一部長、執行役員町田支店長、執行役員営業推進第二部長、取締役営業推進第二部長、取締役営業統括部長、取締役営業統括部長 兼 ㈱東京都民銀行非常勤取締役を歴任。平成28年1月、(株)東京TYフィナンシャルグループ営業戦略部長。平成28年4月、(株)八千代銀行取締役営業推進本部長。平成28年6月、同行常務取締役営業推進本部長を経て、平成29年4月より現職。

基調講演

モノの見方を変えてミル
~ベトナムでの経験を通じて~

演者が2017年2月まで約3年間過ごしたベトナムでの業務・生活を通じて感じ、考えたことが、日本における中堅・中小企業の経営者の方へのヒントになるのではないかと思いから、演者の経験や情報を共有する。

株式会社きらぼしコンサルティング シニアコンサルタント

齋藤 一之

1987年大手証券会社に入社。1988年M&A助言専門会社入社、2011年地方銀行入行M&A助言業務担当、2014年JICAとの契約によりベトナムに派遣を経て、2017年より東京都民銀行入行M&A助言業務担当、現在に至る。

14:10〜14:50 課題解決講演

稼げる組織の『良くない管理』と『良い管理』

せっかく良い製品やサービスを有しているのに、思うような結果が出なかったり、ムラがある。毎月の売上予測は外れることがほとんどで、思いきった意思決定がやりづらい。経営層・管理職の方々が組織のメンバーをマネジメントし、思ったとおりの結果を出すための方法は永遠の課題とも言えますが、その管理の方法は必ずしもひとつのパターンとは言えないまでも、「やってはいけないこと」「必ずやるべきこと」の2つは存在します。本セッションではそれらの2つを事例を交えながらお伝えいたします。

株式会社セールスフォース・ドットコム コマーシャル営業 第2営業部 部長

寺本 裕一

国内の大手SI企業から転職し、2011年よりセールスフォース・ドットコムに入社。前職の成功経験が全く通用せず、セールスフォースでは売れない営業としての期間を経験するもその経験をバネにトップセールスに。2014年より営業組織のマネジメントを担当。

14:50〜15:00 ブレイクタイム
15:00〜15:40 経営者事例講演

One platform
“情報が繋がる、情報を繋げる事で生まれる『生産性の向上』の打ち手とは”

「情報は繋げてこそ意味がある。」Salesforceをスピード経営ツールから生産性効率アップツールとして転換し活用したMipox流の情報のシンプル化、可視化を実際のデータを元にご紹介いたします。

Mipox株式会社 代表取締役社長

渡邉 淳

1994年にMipoxに入社。山梨工場でのモノづくりを経験後、主に海外事業に従事し、同社のグローバル化の基盤を築く。2008年、代表取締役社長に就任。ITインフラ環境の整備や、社内全体を見渡せるOneOffice化を進め、社内の「可視化」に尽力する。

15:40〜16:30 特別講演

「衰退の法則」に学ぶ、企業成長の落とし穴
-あなたの会社は大丈夫か。

破綻した日本企業には、社内に共通のメカニズムが駆動している。破綻企業と好業績企業、双方を対象に行った詳細な事例分析から、企業が衰退するメカニズム、「衰退の法則」を明らかにするとともに、そこから脱却するためのポイントを解説する。

『衰退の法則』著者

小城 武彦

1961年東京都生まれ。1984年東京大学法学部卒業、通商産業省(現・経済産業省)入省。1991年プリンストン大学ウッドローウィルソン大学院修了(国際関係論専攻)。1997年カルチュア・コンビニエンス・クラブ入社、代表取締役常務などを経て、2004年産業再生機構入社、カネボウ株式会社代表執行役社長(出向)。2007年丸善株式会社(現・丸善CHIホールディングス)代表取締役社長を経て、2015年より日本人材機構代表取締役社長。2016年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。西武ホールディングスとミスミグループ本社の社外取締役、金融庁参与を兼務。


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