FinTechが金融業界にもたらしたインパクトは大きく、今も業界各社はイノベーションへの試行錯誤を続けています。しかし、FinTechに関連する世界の投資額は過去5年で約10倍になり、世界ではベンチャー企業やその出資企業が主導して様々な試みがなされている一方で、日本の取組みは出遅れていると見られます。融資や決済の分野をはじめ、テクノロジーが大幅に進化し、世界的に開発サイクルが高速化している今、日本の金融業界は必ずしも時代にキャッチアップしているとは言えません。今回のフォーラムでは、最新テクノロジーという切り口からFinTechに迫ります。これまでの常識を塗り替えたFinTechのインパクト、IoT・ビッグデータ・人工知能などFinTechを取り巻く技術の動向、そして金融業界にまさに今必要なオープンイノベーションへのヒントについて、専門家の方、実際に最先端で実務に携わるプロフェッショナルの方の講演を通して考察してまいります。
日時 | 2017年1月16日(月)13:30~17:00(開場 13:00) |
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会場 | 大手町フィナンシャルシティカンファレンスセンター [ホール] 東京都千代田区大手町1-9-7(地図) |
定員 | 150名 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
対象 |
Fintechご検討部門のマネージャーもしくは担当者、情報システム部門・開発部門のマネージャー、担当者 |
2015年から急速に立ち上がったFinTechは、Apple Pay、Android Payの日本上陸、ヤフーやローソンの金融ビジネスへの参入など、話題が尽きない。本講演では、FinTechに関する国内外の最新動向を俯瞰しつつ、2017年に注目すべきテクノロジーについて解説します。
株式会社 野村総合研究所
IT基盤イノベーション本部 デジタルビジネス開発部 グループマネージャー/上級研究員
城田 真琴 氏
2001年にキャリア入社以降、一貫して先端技術が企業や社会に与えるインパクトを調査・研究している。著書に、2016年8月に刊行した『FinTechの衝撃』のほか、ベストセラーとなった『クラウドの衝撃』、『ビッグデータの衝撃』(いずれも東洋経済新報社)などがある。NHK Eテレ「ITホワイトボックス」、BSジャパン「日経プラス10」など、TV出演多数。
Monex Groupは、FinTechを支える多くのテクノロジーの”先駆者”として、国内外で積極的に取り組んでいます。今や金融業界でのIT利用が当たり前になる中、FinTechがいかに革新とビジネス創出機会をもたらすのか? 組織上の課題は何か?規制当局はどのような役割を果たすか?マネックスがどう見ているか?について講演します。
マネックスグループ株式会社 執行役員
ピーテル・フランケン 氏
金融サービス業界で25年にわたり活躍し、シティグループ、新生銀行等を経て、現在はマネックスグループにて、最前線のテクノロジーの実装によって革新的なサービスを生み出している。2011年には市民発で環境にまつわるデータを収集する団体、Safecastを共同創設し、MITメディアラボの研究員や慶應義塾大学 主任客員研究員として、シチズンサイエンスやIoT、ブロックチェーン技術の研究にも貢献している。
金融企業が直面しているビジネスや顧客ニーズの変化に対し、既存のITアーキテクチャーや開発モデルで対応することは困難です。次世代アーキテクチャの活用で柔軟に変化に対応する事が可能になります。この講演ではVVBA, RBS, KeyBank等の事例を交え【将来】or【未来】のデジタルバンキングについて解説いたします。
Red Hat, Inc. Director, AppDev Solutions, Asia Pacific
ベンジャミン・ヘンシャル 氏
ニューサウスウェールズ大学卒業。オラクル社を経て、レッドハット社のアジアパシフィック圏の開発ツール・開発プラットフォームソリューションのディレクターを務める。現在は顧客・パートナー・アジア圏全体に対して、デジタルトランスフォーメーション案件におけるレッドハットの技術・サービスの導入を支援しており、オープンソース・ソフトウェアで実現するイノベーションなどに対しても熱心に活動している。
パネリスト
株式会社 野村総合研究所 IT基盤イノベーション本部
デジタルビジネス開発部 グループマネージャー/上級研究員
城田 真琴 氏
マネックスグループ株式会社 執行役員
ピーテル・フランケン 氏
Red Hat, Inc. Director, AppDev Solutions, Asia Pacific
ベンジャミン・ヘンシャル 氏
モデレーター
株式会社ZUU 代表取締役社長 兼 CEO
冨田 和成 氏
一橋大学在学中にIT分野で起業。卒業後、野村證券プライベートバンク部門で活躍。退職後にZUUを設立し、国内最大規模の金融ポータルメディアZUU online、主要ピッチコンテストでも受賞歴のある投資判断ツールZUU Signalsなどフィンテック分野で事業を展開中。金融機関のフィンテック推進コンサルティングやデジタルマーケティング支援なども行ない、リテール金融のIT化を推進している。
東洋経済新報社 コミュニケーション事業部
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