グローバル・マネジメントの革新へ

国内市場が縮小する一方、海外市場では地政学的リスクも高まる昨今、海外企業との競争に打ち勝つため日本企業にはイノベーションの一層の促進が求められています。日本を飛び出し、グローバルに事業展開をする日本企業にとって、異文化の組織をいかにマネージし、いかに海外人材の力を結集できるかが、イノベーションの成否のカギを握っています。とはいえ、グローバル・マネジメントの課題は、事業の海外パートナーの選び方、現地採用スタッフの幹部登用、日本本社における経営陣の国際化など、各社各様です。多くの企業においてそれぞれの社固有の状況を踏まえた「あるべきグローバル・マネジメントの姿」の模索が続いています。

今回は、経営陣のグローバル化をはじめ、先進的なマネジメント体制を実現されている武田薬品工業株式会社の長谷川閑史会長をお招きし、同社の取り組み、同社がそのような解を選んだ理由、そこから得られた知見などについてお話しいただきます。続くパネルディスカッションでは、多くの日本企業で社外取締役・顧問を務めるジョージ・オルコット氏、企業統治・経営人材コンサルティングファームとして世界各国企業を支援するエゴンゼンダーのCEO、ラジーブ・バスデバを交えながら、日本企業のグローバル・マネジメントのあり方について議論を深めてまいります。

開催概要

日時 10月19日(水)14:00~16:35(13:30受付開始)
会場 イイノホール&カンファレンスセンターRoomA
東京都千代田区内幸町2-1-1(地図
定員 150名
参加費 無料(事前登録制)
対象 経営者・経営企画部門・人事部門の責任者の方等
※お申込み多数の場合は抽選となります。また、対象外の方はご受講をお断りさせていただくことがございますので予めご了承ください。

プログラム ※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

14:00~14:05ご挨拶

エゴンゼンダー株式会社 代表取締役社長 佃 秀昭

14:05~15:05特別講演

「タケダのグローバル化への挑戦」

  • M&Aを軸としたグローバル化の軌跡
  • グローバル・マネジメント体制の構築
  • 企業文化の維持
長谷川 閑史

武田薬品工業株式会社 取締役会長

長谷川 閑史

1970年 早稲田大学政治経済学部卒業後、武田薬品工業入社。医薬国際本部長、経営企画部長を経た後、1999年取締役、2003年代表取締役社長、2014年6月に代表取締役会長に就任。2015年6月より、同社の取締役会長を務める。シカゴにてTAPファーマシューティカル・プロダクツ(米アボット・ラボラトリーズ社との合弁会社)の社長を歴任するなど、米国生活は延べ10年を数える。2011年から2015年まで経済同友会代表幹事、2013年から2014年まで産業競争力会議民間議員も務めた。

15:05~15:20休憩

15:20~16:35パネルディスカッション・Q&A

「日本企業のグローバル・マネジメント」

武田薬品工業株式会社 取締役会長

長谷川 閑史

ジョージ・オルコット

慶應義塾大学 商学部 特別招聘教授
日立化成株式会社 社外取締役/株式会社デンソー 社外取締役
第一生命保険株式会社 社外取締役/東海旅客鉄道株式会社 顧問

ジョージ・オルコット

2005年ケンブリッジ大学経営大学院博士課程修了。東京大学先端科学技術研究センター特任教授などを歴任し、多数の日本主要企業にて社外取締役・顧問を務める。キャセイパシフィック航空会社を経て欧州経営大学院(INSEAD)にてMBA取得。UBSアセットマネジメント社(日本)の社長を務め、2001年に進学の為、UBSを退社。2010年には『外資が変える日本的経営』を日本経済新聞出版社より出版。

ラジーブ・バスデバ

エゴンゼンダー 最高経営責任者(CEO)

ラジーブ・バスデバ

ロンドンオフィス在籍。デリー大学セント・ステファンズ・カレッジで経営学学士号、デリー大学で法学学士号、ミシガン大学でMBAを修得。インド勅許会計士協会会員。1995年、自らが立ち上げたSachar Vasudeva & Associatesがエゴンゼンダーと合併するに伴い参画。インドを中心に新興市場での基盤を築き、ヨハネスブルグやドバイオフィス設立を主導。グローバル企業の経営陣に対し、リーダーシップ開発、取締役会の機能強化、CEOの後継者計画などに関するアドバイスを行う。2014年より現職。

丸山 泰史

エゴンゼンダー株式会社 製造業グループリーダー

丸山 泰史

2005年東京大学大学院修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社入社。フランクフルト支社を経て、2010年INSEADにてMBA取得。2012年エゴンゼンダー入社。自動車、機械、プロセス産業、メディア、情報サービス、運輸・ロジスティクス、コンサルティング業界を中心に活動。「成人の変化・成長」に焦点をあてたロバート・キーガン教授(ハーバード大学教育大学院)に師事、教授の開発した自己・組織変革手法を活用し、企業の社長、社長後継候補へのコーチングや、経営チーム・組織変革コンサルティングを提供。


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