通説は正しいか?海外M&Aを成功に導く戦略とリスクマネジメントの実際 -戦略シナリオの実行を支える格付け評価の新基準-

開催趣旨

日本企業による巨額の海外企業買収はかつて無いほどの増加を見せています。今や政府の成長戦略にも位置づけられ、空前のM&Aブームが起きつつあります。しかしながら買収により「時間を買う」「市場(シェア)を獲得する」「シナジーの創出」「人材の獲得」などを進め大きく業績を伸ばす企業がある一方で、「現地のマネジメントと相性が合わない」、「想定した買収効果の実現性に疑義が生じてきた」「売り手との買収価格のギャップが埋まらない」などの理由で買収を見送るケースや、入念にデューデリジェンス、条件交渉を行ったうえでの買収においても、大きな損失を伴い撤退、売却を余儀なくされるケースも少なくありません。
どうすれば海外でのM&Aを成功できるのでしょうか。本フォーラムでは、「通説は正しいか? 海外M&Aを成功に導く戦略とリスクマネジメントの実際」と題し、なぜ日本企業の海外M&Aは失敗するのかについて、戦略シナリオの描き方と実行法、大規模資本移転・資金調達が企業の信用力に及ぼすインパクト、買収後の経営などの事例を検証し、M&Aを成功させるための現実解を考察します。

開催概要

日 時 2015年9月18日(金) 13:30~16:50(13:00 受付開始)
会 場 イイノホール&カンファレンスセンター カンファレンスルーム A 地図を見る
定 員 150名
参加対象者 財務部門、経理部門、経営企画部門、広報・IR部門、M&Aに関連する部門、リスクマネジメント部門の部門長など
※対象外のお客様からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございますので予めご了承ください。
参加料金 無料(事前登録制)
共 催
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
STANDARD & POOR'S RATING SERVICES
シスコシステムズ合同会社
S&P CAPITAL IQ
東洋経済新報社
東洋経済新報社
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プログラム

  • 基調講演 「海外M&A:リスクテイクとガバナンス」

    成長機会を求め、様々なリスクテイク、特に海外M&Aを活用する企業が増えています。その成功確率を高めるために必要なキーポイントである「時代環境とリスク/チャンスの本質」「全社リスクマメジメントで忘れられがちな視点」「M&Aとグローバルガバナンス」について、語ります。

    御立 尚資 氏
    ボストン コンサルティング グループ 日本代表御立 尚資 氏

    京都大学文学部卒、ハーバード大学経営学修士。日本航空株式会社を経て、BCGに入社。2006年から2013年までBCGグローバル経営会議メンバーを務める。経済同友会副代表幹事、京都大学経営管理大学院客員教授。主な著書に『経営思考の「補助線」』、『変化の時代、変わる力』(共に日本経済新聞出版社)がある。

  • 講演Ⅰ 「M&Aは格付けにどのような影響をもたらすか」

    日本企業の海外市場でのM&Aは増加傾向にあるが、円安や株高等でプレミアムが上昇する中、成功の条件も厳しくなっている。
    格付け会社からみた評価のポイント、短期、長期的な格付けへの影響を実例に沿って紹介する。

    根本  直子 氏
    スタンダード&プアーズ レーティング ジャパン株式会社 リサーチフェロー、マネジング・ディレクター根本 直子 氏

    リサーチ担当マネジング・ディレクターとして、マクロ経済、金融政策および産業セクターの動向や、市場トレンドなどを幅広くカバー。 スタンダード&プアーズのスポークス・パーソンとして、講演や執筆活動を通じた市場啓蒙活動の役割を担う。現職前は金融機関の格付け業務を管理。 前職は日本銀行でエコノミストとして分析を担当。金融庁金融審議会委員、財務省「国の債務管理の在り方に関する懇談会」メンバーなどを歴任。早稲田大学法学部、シカゴ大学経営大学院を卒業。
    主な著書:「残る銀行、沈む銀行―金融危機後の構図」、「韓国モデルー金融再生の鍵」等

  • 講演Ⅱ 「これからのM&A業務に求められる分析力」

    M&A業務における企業価値算出時において、外部アドバイザリーに全て依存するのではなく、事業会社自身でクロスチェックを行う必要性が高まっている中、S&P Capital IQの分析ツールをどのように活用できるか、類似会社抽出、割引率の算出などの具体的局面を例にとり紹介いたします。

    小出  周作 氏
    S&P Capital IQ 営業部門 シニア・ディレクター小出 周作 氏

    1997年早稲田大学卒業後、大東京火災保険(現あいおいニッセイ同和損保)入社。IQファイナンシャルシステムズを経て、2002年スタンダード&プアーズ社に入社。主に金融機関向け格付情報サービス及び信用リスク管理ツール・サービスの営業を担当。2014年より現職。

    樋口  淳 氏
    S&P Capital IQ プロダクト&コンテンツ部門 公認会計士樋口 淳 氏

    2009年慶應義塾大学卒業後、新日本有限責任監査法人に入所。その後、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社にてM&Aのバリュエーション業務に従事後、2012年S&P Capital IQに入社。主に事業会社向けにM&A業務で使用する財務モデルの構築サービスを行う。

  • ディスカッション「海外M&Aを成功に導く戦略とリスクマネジメントの実際」

    パネリスト
    前田  裕久 氏
    住友理工株式会社 取締役 常務執行役員前田 裕久 氏

    1981年九州大学経済学部を卒業後、住友電気工業株式会社に入社。2007年同社財務部長。2010年より住友理工株式会社(旧東海ゴム工業株式会社)に入社し同社経理部長。2013年同社常務執行役員(現任)を経て、2015年より現職。。経理部、財務部、IR部、経営企画部などを所管。

    長谷部 智一郎 氏
    デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 シニアヴァイスプレジデント長谷部 智一郎 氏

    監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)入所し、日本基準・米国基準による会計監査業務や株式公開支援業務を経て、デロイトトーマツ ファイナンシャル アドバイザリー合同会社にて、主にテクノロジー・メディア・テレコミュニケーション企業やライフサイエンス企業のクロスボーダーM&Aにおける株式価値評価や知的財産価値評価業務に従事。

    スタンダード&プアーズ レーティング ジャパン株式会社 リサーチフェロー、マネジング・ディレクター根本 直子 氏
    モデレーター東洋経済新報社 メディア編集部長 兼 四季報編集部長鈴木 雅幸 氏

会場

イイノホール & カンファレンスセンター
カンファレンスルーム A

【所在地】

〒100-0011 東京都千代田区内幸町 2丁目1−1

【交通案内】

  • 東京メトロ 日比谷線・千代田線「霞ケ関」駅
    C4出口直結
  • 東京メトロ 銀座線 「虎ノ門」駅 9出口 徒歩3分
  • 都営地下鉄 三田線 「内幸町」駅 A7出口徒歩3分
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  • ※講演内容、登壇者が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
  • ※共催者と競合する業種の方、個人のお客さまのご参加はお断りさせていただく場合がございます。
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