仕事が「うまくいく人」特有のたたずまいを生み出すスーツには二つの特徴がある。一つは、着用者に威厳を与えてくれること。そしてもう一つは、ビジネスパートナーに信頼と安心感をもたらしてくれることだ。ハケット ロンドンのスーツは、この二つの特徴を兼ね備えている。

一つ目の「威厳の付与」は、ハケット ロンドンが英国の伝統に精通したブランドであることが大きい。業界で「ミスタークラシック」と称される創業者のジェレミー・ハケット氏は、一説に背広の由来といわれる英国サヴィル・ロウのテーラー出身で、一貫してジェントルマンの装いやたしなみを追求。今や英国を代表する紳士服ブランドとなったハケット ロンドンにはその精神が受け継がれ、構築的な仕立てを基本とする英国伝統のスーツが展開されている。

実際に着用してみてわかるのは、ダンディズムにあふれている点だ。しっかりと当てたパッドが美しいショルダーラインを描き、やや高めのウエストポイントと少し長めの裾との絶妙なバランスによって、たくましい胸元を表現。カッチリとしたVゾーンも力強さを感じさせ、男らしい雰囲気を醸し出している。羽織ってみれば、自然と身の引き締まる思いがするはずだ。

英国の伝統に裏打ちされたスーツは、何百年にもわたってビジネスの王道であり、まさに最強のコミュニケーションツールとなる。アメリカ発のボックスシルエットやタイトなスリムシルエットなど、さまざまなトレンドが生まれても、どの時代でも英国スーツの存在感が薄れることはなかった。若かりし頃より身近にあったものを目にすれば、親近感が湧くのは心理学の常識だ。時代のトレンドを追うよりも、王道の英国スーツを身に付けたほうが見る者に信頼や安心感を与え、成功を引き寄せる可能性が高まっていく。

ハケット ロンドンのスーツには、袖山が持ち上がったロープドショルダーや袖まくりできるワーキングカフ（本切羽）、コントラストカラーで洒落っ気を控えめに表現した内ポケット生地など、英国ブランドらしいこだわりが随所に宿っている。パンツは、股下に余裕のあるパターンやブレイシーズ（サスペンダー）を使うためのサイドアジャスター仕様といったところがポイントだ。

もちろんハケット ロンドンが英国の伝統を踏襲していると言っても、古臭いスタイルを持ち込んでいるわけではない。ショルダーの張り出し方や着丈などは時代に合わせてモダナイズし、時代に合った着こなしを提案している。芯材もより柔らかな素材を採用するなど改良され、着心地も向上させている。

仕事が「うまくいく人」は知っている、ハケット ロンドンのスーツの魅力。それを知る価値は、十分にある。