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メダリスト立石諒とダイソンの共通点 目覚ましい成功を生む「数え切れない失敗」

 成熟市場と言われていた掃除機分野に風穴を開けるなど、絶えずイノベーティブな挑戦を続け、日本市場でも独自の存在感を築いているダイソン。水泳選手としてグローバルに活躍し、結果を残してきた立石諒。世界のトップで戦ってきた2者の対話から見えてきた、他と差をつける成功のヒントとは「失敗をおそれず、徹底的に改善を続ける」ことだった。

制作/東洋経済企画広告制作チーム
INTERVIEW

何でも定位置に置きたい
2日に1回は自宅を掃除

ピーク 立石さんはキレイ好きと伺いましたが、立石さんの家の中での整理整頓のこだわり、掃除や掃除機へのこだわりについて教えていただけますか。
立石 家では何でも定位置に置いて、使ったものは必ず同じ場所に戻すことでつねに整理整頓しています。チリやホコリがあるとイヤなので、2日に1回は部屋全体を掃除するよう心掛けています。いつも部屋をキレイな状態にしておきたいタイプなので、使いやすく高性能な掃除機がいいのですが、使っていくうちに、だんだんゴミがとれなくなってきてしまいます。なぜダイソンの掃除機は、ずっと使っても吸引力が落ちないのでしょうか。
ピーク 掃除機で一般的な紙パック式で吸引すると、ゴミがフィルターの目に詰まって吸引力が落ちてしまいます。しかし、ダイソン独自のサイクロンテクノロジーを使えば、強い遠心力で微細なゴミを空気中から分離することができるため、フィルターに依存せずに変わらない吸引力を維持できるんです。
立石 創業者のダイソンさんは何度も試行錯誤を繰り返して、サイクロン技術を確立したと聞いています。
ピーク ジェームズ・ダイソン(以下、ジェームズ)は、最初の製品を完成させるまでに、5127機の試作機をつくったという有名なエピソードがあります。普通のエンジニアなら100機、頑張って1000機くらいでしょうか。しかし、彼は違った。とにかくあきらめない、最後までやり遂げるという精神の持ち主でした。
立石 ものすごい意志の強さですね。
ピーク もう一つ言えば、ジェームズはモーターの改良も成し遂げています。それまで熱が出て、摩擦もムダも多かったモーターを、吸引力が高くコンパクトで効率性が高いものに改良しました。最新のモーターでは、レアアースを使って磁気を発生させており、回転数は1分間に10万1000回。F1のエンジンと比べて5倍の回転数です。
PROFILE

立石諒 たていし・りょう

4歳の時に水泳を始め、高校新記録を出して日本代表入り。ロンドン五輪200㍍平泳ぎで銅メダル獲得。2017年4月に現役を引退。1989年6月12日生まれ。神奈川県藤沢市出身

エンジニアリングマネージャー
マーティン・ピーク

1997年ダイソン入社。キャスター型掃除機・DC08シリーズなどの新製品開発や「ルートサイクロンテクノロジー」の開発に携わる。2007年からは、日本のダイソン株式会社にて英国本社と連携し、日本市場への新製品導入にかかわる製品開発に携っている。

つねに100%満足しない
立石氏とダイソンの共通点

立石 それだけの吸引力があれば、2日に1回もの頻度で部屋全体を掃除しなくてもよさそうですね。実は、私が今使っている掃除機ではゴミの取り残しが出てしまうんですが、ダイソンの掃除機であればそういったこともなくなりますか。
ピーク もちろんです。最新のキャスター型掃除機である「ダイソンボール アニマル プラス フラフィ」には、クリーナーヘッドを二つ搭載することで、あらゆる床面から強力にゴミを取り除くことを実現しました。数え切れないほどの試行錯誤を繰り返して挑戦する、ジェームズとエンジニアたちの強いこだわりが生んだ製品であると言えます。
立石 私自身も大会で数え切れないくらい負けて、何度もくやしい思いをしてきました。そのたびに「どうすれば速く泳げるようになるのか」「もっと別の工夫ができるはず」「最終的には勝ちたい、成功したい」ということを考え続けてきました。その意味で、目標に向かって努力を続けるダイソンのエンジニアたちのマインドには非常に共感を覚えます。
ピーク 「もっといいやり方があるんじゃないか」「もっと違う方法があるはず」という視点はエンジニアの皆が持っています。つねに100%満足しない、改善していく姿勢ですね。そういう意味でアスリートとエンジニアは似ているかもしれません。われわれは新製品を出した瞬間に、次世代の製品開発を考えています。エンジニアたちは指示を待つのではなく、新しい問題を解決していくために自由に議論し、改善を続けています。
立石 水泳競技も、今よりも早くなるためには、昨日の自分よりも強くなければなりません。今の泳ぎのどこが悪いのか。つねに疑問を持って、改善しようとする。ときには失敗もしますが、失敗は成功するために必要な道程です。だからこそ、失敗はポジティブにとらえるべきものと考えています。
ピーク 「失敗がなければ成功はない」というのは、ジェームズ自身も話しています。さらに言えば、われわれが目指すものは今までにないまったく革新的なものです。目指すものが高いからこそ、失敗があってもチーム全体で前進できる。それがエンジニアのモチベーションにつながっています。
立石 私の場合、近くに世界でいちばん速い選手がいたので、モチベーション維持や高い目標設定をしやすかった。上を目指して努力しながら強くなる力を先輩や仲間に学ばせてもらいました。今は競技から引退したので、きっといろいろな困難があるとは思いますが、新しい世界、分野に挑戦したいという気持ちは持ち続けています。
ピーク われわれも実は日本での新しい挑戦で学んだことが多いんです。1998年の日本市場参入当初はうまくいかず、その後家庭での掃除方法など徹底して調査をしました。日本の一般家庭を何軒も訪問し、話を聞くという地道な作業です。そして、2004年に日本市場向けに特化した製品をつくったことで、成功を収めることができました。各国の独自性を取り込みながら、その市場に特化した製品をつくる。日本市場で得たこの成功法則を世界の各市場に展開しています。立石さんもやはり今後も世界を舞台に挑戦するんですか。
立石 2020年には世界中から夢を叶えようと多くの選手が日本に集まってきます。自分のこれまでの経験を生かして、水泳やスポーツの普及活動など日本の選手たちが活躍できる場をつくっていきたいですね。
ピーク 今後の活躍を期待しています。われわれも立石さんに負けないように、革新的な商品づくりを続けたいですね。

非上場だからできるダイナミックな経営判断

ダイソンの成長が目覚ましい。2016年度実績で売上高は前期比45%増の25億ポンド(約3625億円)、利益(EBITDA)も6億3100万ポンド(約915億円)を達成した。現在、世界中に約3500人のエンジニアと科学者を擁しており、研究開発費も毎週700万ポンド(約10.1億円)と高水準だが、さらに将来のテクノロジーのために25億ポンド(約3625億円)の投資も計画している。研究開発を重視するダイソンならではの経営戦略と言える。
こうした大胆な投資が可能なのはダイソンが非上場企業だからだ。投資家の動向にとらわれないからこそ、短期的な利益を追求せず、創造性を育む環境づくりに専念できる。 ※ 1ポンド=145円で換算

Dyson Ball Animal+Fluffy

フローリングや畳に対応した「ソフトローラークリーナーヘッド」と、カーペットの奥深くからゴミを搔き出すことのできる、新開発の「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」の二つのヘッドを搭載。吸引力だけでなく、コンパクトな形状やワンタッチでゴミ捨てが可能など、日本のユーザーの家庭事情に細かく配慮した設計も魅力だ

ソフトローラー
クリーナーヘッド
ダイレクトドライブ
クリーナーヘッド
詳しくはこちら

ご覧になった内容について、以下の中からダイソンやダイソンボールに関して
印象に残っているものを全てお選びください(複数回答可)

集じん性能が優れていること 吸引力が変わらないこと
メーカーの「モノづくり」に対する姿勢 コンパクトな形状であること
フローリングに適したヘッドと、カーペットに適したヘッドの2つのクリーナーヘッドを搭載していること
研究開発を重視した経営戦略 各国の独自性を取り込み、その市場に特化した製品開発を行っていること
ワンタッチでゴミ捨てが可能であること


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ダイソンお客様相談室 0120-295-731 9:00 AM〜5:30 PM( 年末年始等特別休暇除く)
www.dyson.co.jp

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