ジグ・バダリヤ氏

EMC
アイシロンストレージ部門 CTO
ジグ・バダリヤ氏

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ノベーションのスピードが加速している。1990年代に普及が進んだインターネットにより、私たちは世界中のあらゆる情報にリアルタイムで接することが可能となった。また2000年代に登場したスマートフォンは通話機能のみならずカメラや音楽プレーヤーなど多様な機能を併せ持ち、今や私たちの暮らしに欠かせないものとなっている。ICT(情報通信技術)の進展は、ビジネスの在り方から生活様態まで私たちを取り巻くあらゆる環境を大きく変えてきた。

 そして2010年代。ここ数年だけを見ても「クラウド」や「ビッグデータ」、「IoT(モノのインターネット)」など従来の常識を覆すイノベーションが多数出現している。なかでもIoTは世に存在するあらゆるものに通信機能を持たせ、そこから得られる情報を基に自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うことができることから、あらゆるビジネスに応用可能な技術として産業界を中心に大きな注目を集めている。IoTとはそもそもインターネット上にデータを保存するクラウドや、大規模データを収集・解析し活用するビッグデータといった技術をベースに生まれた概念。多くの企業が成長市場と考えているIoTだが、数珠つなぎに発生するイノベーションのスピードは加速の一途をたどり、今日もまた新たな技術がどこかで生まれようとしている。

 こうした技術革新の時代において、いま新たに注目を集めている分野がある。半導体の設計工程やその製造工程、部品として実装するプリント基板設計において用いられるEDAだ。

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DAとはエレクトロニック・デザイン・オートメーションの略で、電子機器や半導体の設計作業を自動化で行うことを指す。実機を用いたテストの回数を大幅に減らすことができるため、設計にかかる期間を短縮し製品の市場導入を早めることができる。また過去の設計を再利用することが容易になる、廃棄物にかかるコストを削減することができるなど多くのメリットがあることから多くの企業で採用が進み、現在では製造を行わず設計のみを行うファブレス企業も存在している。

 もともとは1960年代にアメリカの大学で開発され、1980年代には市場に出回るようになっていたEDA。それがなぜ、あらためて注目を集めるようになってきているのだろうか。

 その理由をはじめ、現在のアメリカにおけるEDAのトレンドや、EDAを活用した成功事例についてEMCのジグ・バダリヤ氏に話を聞いた。インタビューの模様は、以下のバナーからダウンロードできる無料のPDFにすべて収録されている。

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