福島 UBSは成長著しいアジアなどの新興国にも強い投資銀行というわけですね。
日本の事業法人から特に評価されている点はなんでしょうか。
渡邊 クオリティの高い執行能力が挙げられるでしょう。お客様が国内外の市場で資金調達をお考えの場合は、発行体の財務戦略を考慮したアドバイス、商品の組成、投資家の選定、効果的なマーケティング、適切なプライシングなどを徹底的にカバーする一貫したサービスをご提供しています。
M&Aならば、企業の成長戦略策定、M&A対象会社の提案、デュー・ディリジェンス、契約交渉や資産査定上のアドバイス、資金調達(株式、借り入れ等)、為替を含め、プロジェクトを一貫して総括するサポート体制を有します。情報管理が重要なM&A案件遂行にはこうした体制も重要なファクターになります。お客様の中にリピーターが多いのは、「お客様にご納得いただけるまで議論していく」私たちの姿勢、理念にご共感いただいている証と考えています。
一方、投資家側から高い評価をいただいているのがリサーチ機能です。UBSはエクイティ・ハウスの伝統のもと、世界約30カ国超でアナリスト、エコノミストやストラテジストがハイレベルな分析情報をタイムリーに発信し、投資判断をサポートしています。著名なセクター担当アナリストを擁し、業界屈指の調査体制を構築しています。
特に調査・分析の質を重視する長期運用志向の機関投資家には、客観的な分析に基づく当社のレポートが投資判断の材料としてお役に立っています。
UBSグループは、日本においては、UBS証券株式会社、UBS銀行東京支店、UBSグローバル・アセット・マネジメント株式会社の3法人を通じて業務を行っており、お客様からの多様なニーズに沿った、最適なサービスを提供できる体制を整えています。各サイトではさまざまなビジネスのキーマンが戦略を語っています。どうぞご覧ください。