日経平均の動きが「バブル崩壊時」に似てきた? 上昇相場の先行きをチャートで徹底予測

拡大
縮小
株価は上昇基調だが、景気実態は2009年に近いという見方もある。このあと、株価はどうなるのか?(写真は2009年3月、撮影:尾形文繁)  
米中貿易戦争への警戒感が大きく和らいだこともあり、日経平均株価は昨年の高値2万4270円(終値)を超えるとの見方も増えてきた。今後はどうなるのか。国際テクニカルアナリストで、「Kチャート」の考案者である古城鶴也氏が同チャートを使って、今後のマーケットを予測する。

日経平均は、3万円を目指す軌道に入ったか

日経平均は、8月26日の2万0261円を底として、ほぼ一直線に上昇し、12月2日には終値で2万3500円を上回ってきました。この調子であと1000円弱も上昇すれば2018年の高値を超え、平成以降では経験したことのない、まったく新しい上昇相場に入ることになりそうです。本当にこの上昇は続くのでしょうか。

そこで、日経平均の月足をKチャートで見てみると、11月の月足はピンクの帯(高値圏)の中にあることがわかります。

ここでKチャートの見方・使い方を簡単に説明します。

次ページ上に行くのか下に行くのか、今は判断の別れ目
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT