「Pro」が登場した新型iPhoneはどれが買いか カメラが3つに進化、ガラス背面はさらに強化

拡大
縮小
アップルは9月10日、新しいiPhoneを発表した。予約受付開始は9月13日午後9時(筆者撮影)

アップルはアメリカ時間9月10日に、カリフォルニア州クパティーノにある本社でスペシャルイベントを開催し、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、Apple Watch Series 5、iPad(第7世代)を発表した。

中でも注目されるのはアップルの主力製品である新型iPhoneだ。2019年モデルでは次世代通信規格である5Gへの対応が見送られ、サムスンなどの競合メーカーに後れを取る結果となった。その一方で、近年のiPhoneの懸案だった問題に取り組み、再び競争力をつけることになりそうだ。

iPhone 11は「今年の色」の6色展開

iPhone 11は縁なし液晶ディスプレー「Liquid Retina」を搭載するスタンダードモデルだ。2018年モデルのiPhone XRを引き継ぐが、プロセッサーにA13 Bionicを搭載し、カメラを進化させた。しかし目を引くのは新色だ。

iPhone 11は6色展開(写真:アップル)

iPhone XRと同様に6色展開となったが、ブルーとコーラルの代わりに、パープルとグリーンを追加した。またこれまでも用意されてきたイエローとともに、よりやわらかなトーン色味が採用された。例えばグリーンは緑というよりはアイスミントのようなカラーだし、前年から引き継がれたイエローも淡い色。パープルは淡い小豆色にも見える。

膨大なカラーパターンの中から選択したとされる色は、世界中のマーケティングデータから紡ぎ出された「今年の色」というわけだ。しかも、アルミニウムのフレームやアンテナラインにもボディカラーを染色するこだわりようだ。

次ページスマートフォン史上最も硬いガラス
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT