下落相場でもしっかり儲かる銘柄の選び方 もし円高になっても安心して持てる株がある

✎ 1〜 ✎ 176 ✎ 177 ✎ 178 ✎ 最新
拡大
縮小
日経平均株価が下がっても、あまり心配しないで持てる株もあるはずだ(写真:Greyscale/PIXTA)
日経平均株価は2万円維持が怪しくなってきた。カリスマ投資家の内田衛さんはこの連載で「夏の株安」を予想してきたが、きっちり当たった格好だ。この後、相場はどうなるのだろうか。また個人投資家は「下落相場」でどんな対応をすべきだろうか。7月末からの約2週間の取引とともに、早速内田さんの「株日記」で見てみよう。

かんぽ生命の「買い」は早すぎたかも

【7月29日 月曜日】先週末の日経225先物は、50円高の2万1650円、NYダウは、51ドル高の2万7192ドル。1ドル=108.72円、1ユーロ=120.94円、1ポンド134.66円。関東梅雨明けで平年より8日遅く、昨年より1カ月遅いそうだ。日経平均は、41円安の2万1616円と続落。保有銘柄では、携帯・通信のソフトバンク(9434)は、18円高の1463.5円、クレジットカードのオリエントコーポレーション(8585)は、5円高の127円と共に逆行高。

この連載の一覧はコチラ

【7月30日 火曜日】日経225先物は、60円高の2万1630円、NYダウは、28ドル高の2万7221ドル。日経平均は、92円高の2万1709円。9時30分、携帯のソフトバンクは、15円高の1478.5円の年初来高値をつけた。大引けでは7円高の1470.5円となったが、3月配当の37.5円を考慮した株価は売り出し価格の1500円を上回ってきた。

【7月31日 水曜日】日経225先物は、180円安の2万1480円、NYダウは、23ドル安の2万7198ドル。日経平均は、187円安の2万1521円。

不適切契約が過去5年間で18万3000件と報道されたかんぽ生命(7181)を1811円(前日比30円高)で1900株売り、1万9160円の利益確定。買いは7月11日に1800円で。不適切契約の報道があってから買ったのだが、次から次へと悪材料が出てくる典型的なケースであり、早く買いすぎた。私の売買の傾向として買いがちょっと早いのはわかっているのだが、性格みたいなものでなかなかコントロールできない。損はしなかったものの下手な売買だ。

次ページ内田さん、またもや早く動きすぎ
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT