外見で損する40代男性の「抜け落ちポイント」 服や装飾品を変えるだけで印象も一変

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見た目がやぼったいとか、服のセンスがイマイチだというだけで、性格や仕事の面までもマイナスのイメージを持たれてしまうかもしれない(写真:Pangaea/PIXTA)
9割のビジネスマンが、服装で「損」をしている。大多数の人は実力があっても「見た目」で損をしているのだ。裏を返せば、「見た目で優位に立つ」チャンスは誰にでもある、ということを意味する。
大きな仕事を任されたり、チームリーダーに抜擢されたり、チャンスに恵まれる人と、そうでない人がいる。その差は「どこで」生まれるのか疑問に感じないだろうか。実は成功に大きな影響を与える外見の大切さを、近著『男の服が、人生を成功に導く』より、セルフブランディングに成功した例を挙げながら解説する。

SNSで顔を売りたいなら、服を変えよ

10年ほど前は、インターネット上に自分の顔写真を出すことに、それなりの抵抗があった。ところが今は、スマホやSNSの普及により、個人が情報発信したり、ネットを舞台に個人の活躍が広がったりする時代になり、状況は一変。個人がブログやウェブサイト、SNSなどに自らのプロフィール写真を出す機会が圧倒的に増えている。

時代の波に乗ったつもりで、何気なく自分のプロフィール写真をインターネットで公開している人がいるとしたら、本人の利益を損なう結果になるかもしれない。なぜなら、プロフィール写真で判断されるからだ。見た目がやぼったいとか、服のセンスがイマイチだというだけで、性格や仕事の面までマイナスのイメージを持たれてしまうかもしれない。

優れたプロフィール写真とは、自分がいいと思う服や表情で写真に収まることではない。伝えたい自分のイメージを表現し、コントロールするものである。

コンサルタントの大輔さん(40歳・仮名)は、自分のイメージを作り込んだプロフィール写真でセルフブランディングに成功した1人だ。

大輔さんはもともと、ベーシックなビジカジスタイルという装いだった。とくに見た目がやぼったいわけでも、近寄りがたい雰囲気でもない。「いい人そう」「真面目に仕事をしてくれそう」という印象があり、コンサルタントとしてマイナスな要素は見られなかった。

しかし、大輔さんは、可もなく不可もない「普通の見た目」に満足していなかった。もっと個性を表現して存在感を高めたい。普通のコンサルタントではなく、センスがよく、程よく遊びも知っていて、余裕がある人という印象を与えたい。万人受けする外見よりも、感度が高く、人生の楽しみ方を知っている人たちに刺さる外見を大輔さんは求めていた。

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