「北京で物乞い」、パキスタンで"字幕騒動" パキスタンテレビが字幕で表示ミス

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 11月7日、パキスタン政府は、国営テレビPTVがカーン首相(写真)の北京訪問を報じたニュース番組の中で、「Beijing(北京)」のつづりを間違えて「Begging(物乞いの意)」と字幕を出した後、就任わずか数週間のトップを解任した。ロイターが入手した通信省の辞令文書で明らかになった。写真は北京で3日撮影(2018年 ロイター/Jason Lee )

[イスラマバード 7日 ロイター] - パキスタン政府は、国営テレビPTVがカーン首相の北京訪問を報じたニュース番組の中で、「Beijing(北京)」のつづりを間違えて「Begging(物乞いの意)」と字幕を出した後、就任わずか数週間のトップを解任した。ロイターが入手したパキスタン通信省の辞令文書で明らかになった。

カーン首相は、中国訪問で金融支援を求め、中国は支援を約束した。

番組ではカーン首相が演説する映像で、ニュースの発信地を示す文字が「begging」となって20─25秒間流れた。PTVはこのミスについて5日謝罪したが、ソーシャルメディアでは「begging」の表示が意図的だったかどうかを巡り議論が起きていた。

通信省報道官は、今回の解任は表示ミスとは無関係で、「定例の措置」だと説明した。

カーン首相は、パキスタンが多数の国際支援を受けていることを批判し、歴代の指導者らが支援を乞うため世界をうろうろしていると発言していた。

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