ホンダ「N-VAN」発売1カ月で見せた強烈な出足 月販3000台目標に対し4倍超の受注を獲得

拡大
縮小
軽商用バンとしては初の助手席ピラーレスで大開口部を実現したホンダ「N-VAN」(撮影:大澤 誠)

ホンダは8月21日、7月13日に発売した軽商用バン「N-VAN」の累計受注台数が8月20日時点で1万4000台を超えたと発表した。当初の月間販売目標3000台に対して、発売1カ月強で4倍以上。年間20万台程度の軽商用車市場において、強烈な出足を見せている。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

N-VANのグレードはベーシックな「N-VAN」の「G」「L」と丸目スタイルの「N-VAN +STYLE FUN」、フロントのメッキグリルが特徴の「N-VAN +STYLE COOL」で構成している。

全グレードともボディサイズは全長3395×全幅1475mmで共通。全高は「N-VAN」と「N-VAN +STYLE FUN」は1945~1960mmと背が高く、「N-VAN +STYLE COOL」はそれより若干低い1850~1865mmのロールーフタイプとなる。

ボディカラーは地味めが売れ筋

グレード別の構成比を見ると「G/L」が41%、「+STYLE FUN」が44%、「+STYLE COOL」が15%。全2色の「G/L」は「タフタホワイトⅡ」と「ルナシルバー・メタリック」がきれいに半々に分かれた。

一方、「+STYLE」の人気カラーは「プレミアム・ホワイト・パールⅡ」(22%)、「ガーデングリーン・メタリック」(20%)、シャイニンググレー・メタリック(20%)。黄色や紫、ピンク、ブルーなども用意されているが、基本が商用車ということもあって地味なボディカラーのニーズが強い。

商用車オーナーだけでなく、ホビー用途のユーザーの個人的なニーズにも応えているようだ。

N-VANは今年、販売を終了した「バモス」「アクティ・バン」の後を継ぐ軽商用バンだ。この分野でホンダが新型車を投入するのは、実に19年ぶりとなる。

「N-VAN」(右下)、「N-VAN +STYLE FUN」(上)、「N-VAN STYLE COOL」の3タイプがある(写真:ホンダ)
次ページN-VANの特徴は?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT