「家系」ラーメンブームで見落としがちな真実

いつの間にか「ジャンル」になってしまった

1974年創業の「吉村家」のラーメン+白玉+ライス(筆者撮影)

中毒性の高い家系ラーメン

横浜家系ラーメン。横浜を中心に全国各地の繁華街に広がっていった大人気の豚骨しょうゆラーメン。屋号に「家」のつく店名が多かったことからファンの間で「家系(いえけい)」と呼ばれるようになったのがその名前の由来だ。

濃厚な豚骨しょうゆをベースとするスープ、太めの麺を用いたラーメンで、お客の好みによって味の濃さ、脂の量、麺の硬さを自由に選べるスタイルが特徴だ。それぞれの店名につく「~家」は「~や」という読み方が大半ながら、一般的に「家系(いえけい)」と称されている。

吉村家の行列(筆者撮影)

家系ラーメンは非常に中毒性が高い。ライスにもよく合い、学生やサラリーマンにも大変人気だ。私もラーメンの食べ歩きを始めて15年以上になるが、そのきっかけの1つとなったのが家系ラーメンだった。学生時代は家系図を持って各店を食べ歩いていたものだ。

そんな「家系」だが、今のブームを複雑な思いで見つめているラーメンファンが実は少なくない。もともとのルーツとはほぼ関係ない「家系」がここのところ大変目立つようになっているためだ。

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