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顧客の5割は「3時間待ちが限界」。カスタマーサポートのメール返信漏れや二重対応を生むブラックボックスの正体

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問い合わせ対応の遅さが、カスタマーサポートへのクレームに発展することも
  • ラクス 制作:東洋経済ブランドスタジオ
「返信が遅れ、顧客から催促を受ける」「取引先からのメールの対応が漏れていたことが発覚した」。カスタマーサポートの現場で繰り返されるこうした問題の本質は、「人」ではなく「仕組み」にある。管理方法そのものがチームの工数を増やし、顧客対応のスピードを落として、気づかぬうちに顧客離れを招いているとしたら? カスタマーサポート部門のリーダーが考えたい、問い合わせ対応の質とスピードを同時に高める方法とは。

問い合わせ客の5割が「3時間待ちが我慢の限界」

こんな場面に心当たりはないだろうか。「届いたメールが未対応なのか、誰かが返信を作成中なのかわからない」「誰が対応しているのか、毎日チャットで確認し合っている」「管理シートへの進捗入力をルール化したら、その記入や更新漏れのチェック自体が新たな負担になっている」……。

カスタマーサポートの現場では、こうした事態が珍しくない。返信を急げば確認不足やミス、誤送信などのリスクが高まり、慎重に進めれば顧客を待たせる時間が延びる。「速さ」と「正確さ」の狭間で、担当者はつねに難しい判断を迫られている。

しかし、顧客が待ってくれる時間は長くない。企業へ不満やトラブルを申し出た消費者を対象とするラクスの調査(※1)によると、41.9%が「1時間以内の初期対応」を理想と回答した。さらに、待ち時間が3時間を超えると「我慢の限界」に達すると答えた人は全体の5割に達した。

ラクス「カスタマーサポートに関する実態調査」

ここで求められる初期対応とは、その場で問題をすべて解決することだけではない。機械的な自動返信にとどまらず、担当者が内容を確認したうえで個別に対応状況を早い段階で伝えることが、顧客の不安を和らげ、信頼を保つカギといえる。

裏を返せば、対応の遅れや返信漏れは顧客満足度を下げ、ネガティブな口コミにつながる。さらには、顧客が不満を言わずに黙って離れていく「サイレント失客」を招いたり、企業のブランド毀損という経営課題につながったりするおそれもある。

現場では対策として、管理シートで進捗を管理して随時記入するよう義務化したり、チャットや口頭での声かけを増やしたり、あるいは上司を全メールのCCに入れて状況を確認してもらうといったルールを設けがちだ。しかし皮肉にも、こうした「確認のための作業」を増やせば増やすほど現場の混乱は深まり、状況が悪化するケースが多い。

例えば、複数人で同時に管理シートを更新することで意図せず上書きされてしまったり、状況把握のためにCCに入れた大量のメールによって受信トレイがあふれ返り、対応すべき重要なメールが埋もれてしまったりする。結果として、対応の遅れや返信漏れを引き起こす。

こうした問題は、「誰が、どのメールを、どこまで対応しているのかが見えない」という状況に起因している。つまり、問題の本質は担当者の能力不足ではなく、「チーム内で状況が見えない構造」そのものにあるのだ。担当者や問い合わせ件数が増えるほど、このブラックボックスが広がっていく。

※1 ラクス「カスタマーサポート対応に関する実態調査」(調査期間:2024年12月11日〜12月12日、n=112)

「担当者の注意力だけに頼らない」仕組みづくりが必要

もし、誰がどのメールを担当し、どこまで処理しているのかがリアルタイムで可視化されていたらどうだろう。「この問い合わせ、誰か対応していますか?」とチーム内で確認する必要がなくなり、管理シートへの転記や状況のヒアリングも不要になる。顧客からのクレームや信頼失墜につながる「対応漏れ」のリスクを仕組みとして防ぎながら、確認に費やしていた時間を顧客対応に振り向けることで、初期対応の迅速化につなげられる。

これを可能にするのが、ラクスの「楽楽自動応対」だ。複数人での問い合わせメールの共有・管理に特化したクラウドサービスで、2001年に「メールディーラー」として提供を開始し、2025年10月に現在の名称へと生まれ変わった。メール処理市場では17年連続で売り上げシェア1位(※2)を獲得している。

「楽楽自動応対」の受信画面には「新着」「返信処理中」「対応継続中」「対応完了」といったステータスが明示される。「新着」のタブさえ見れば、未対応のメールが一目でわかる仕組みだ。担当者が新着メールを開いて返信を始めると自動でロックがかかり、ほかの担当者は操作できなくなるため二重返信を防ぐことができる。処理が終われば自動的に「対応完了」ステータスへ移る。

普段どおりにメールを処理するだけで、その操作自体が進捗状況としてチームに共有される仕組み

また、顧客のメールアドレスごとに過去のやり取りを一覧で確認できるため、担当者の急な休みや退職時にもスムーズな引き継ぎが可能だ。顧客との関係性を個人の記憶に閉じ込めず、チームの資産として蓄積できる。

担当者ごとのメール作成時間や問い合わせ件数をデータ化、分析する機能も備わっている。「誰が何にどれくらい時間を使っているか」がリアルタイムで可視化される

さらに、作業効率を底上げするAI機能も搭載されている。AIが過去の応対履歴やFAQなどのナレッジを参照し、問い合わせ内容に応じた返信文案を自動生成するため、担当者は一から文章を作成する必要がない。敬語や言い回しを整えたビジネスメールを瞬時に作成でき、高い品質を保ちやすい。

クレームなどのメールを察知できる「リスク検知」機能も備える。AIがメール内容を解析し、ネガティブな感情やクレームの兆候を検知すると、自動でラベルを付けて管理者へ通知する。優先度の高い問い合わせに迅速に対応することで、重大なトラブルへの発展も防ぎやすくなる。

※2 メール処理市場において。出典:ITR「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2026」メール処理市場:ベンダー別売上金額推移およびシェア(2009~2025年度予測)、同レポートには旧製品名(メールディーラー)で掲載

17年連続売り上げシェア1位、9000社超が支持

「楽楽自動応対」の累計導入社数は、2025年12月末時点で9000社を超えている。01年の誕生以来、数多くの現場の課題に向き合い、利用企業の声を機能に反映し続けてきた。

これほど長く現場に支持される要素の1つに、直感的に操作できるUIが挙げられる。マニュアルを読み込まなくても、各問い合わせのステータスが一目でわかり、自分が次に何をすべきかが直感的に判断できる。

さらに、「楽楽精算」や「楽楽明細」など、企業の業務効率化を牽引してきたラクスの実績と信頼感も、導入時の安心感につながっている。

「一歩間違えれば大クレーム」という、現場の限界サインを見逃さない

ラクスによると、「問い合わせ件数が増えて、従来のコミュニケーションや管理用シートでは限界が見えてきた」「取引先からのメールの対応が漏れていたことが発覚した」というタイミングで導入を決める企業が多いという。

カスタマーサポート部門の責任者にとって、対応状況の可視化は、単なる返信漏れ防止の手段ではない。「確認作業」という本質的ではない仕事を現場から減らし、メンバーが顧客への誠実な応対に集中できる環境づくりそのものだ。

また、全社的なDX推進の視点から見ても、問い合わせ対応のデータ化は大きな価値を持つ。件数や所要時間、業務量が可視化されれば、適切な人員配置や業務プロセスの見直しをデータに基づいて行えるようになり、組織全体の生産性向上へ直結する。

人の目や記憶に頼る運用を続ける限り、スピードと正確性を同時に高めることは難しい。しかし、誰がどのメールをどこまで対応したのかがリアルタイムで共有される仕組みに変えれば、ミスや無駄を排除しながら対応スピードを高められる。

もし現在の管理方法に課題を感じているなら、まずは自社の現場に潜む「見えない確認業務」について考えてみてほしい。仕組みを変え環境を整えることで、現場が抱える課題を着実に解決していけるだろう。

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