新NISAで「貯蓄から投資へ」は次の段階へ
新NISAの開始から2年が経過し、個人の資産形成を取り巻く環境は明らかに変化している。制度の拡充にとどまらず、投資に対する意識そのものが広がりを見せている点が特徴だ。インベスコ・アセット・マネジメント 取締役 リテール営業本部長の飯森かおり氏は、新NISAの恒久化が大きな要因の1つだと話す。
リテール営業本部長
飯森 かおり氏
「制度に期限がなくなったことで、投資が一時的なものではなくなりました。一定の年齢になればNISA口座を持ち、自分で資産形成をしていくという前提に変わったと思います」
長期での資産形成が制度として担保されたことで、個人の行動も変わり始めている。とりわけ、個人が日常的に感じるインフレの影響は大きく、飯森氏も「友人や家族といった身近な周囲でも、『NISAで何を買えばいいのか』という話題が普通に出ています。10年前にはほとんどなかったことです」と語る。投資が一部の関心のある層のものではなく、日常的な選択肢として浸透してきている。一方で、その先を見据えた変化も表れ始めているようだ。
「新NISAも3年目に入り、自分の投資方法について、本当に現状のやり方だけでいいのかと考える方が増えつつあります。資金の流れを見ても、少しずつ次の選択肢を検討する動きが出てきています」(飯森氏)
株式投資の王道「成長・配当・割安」に着目
こうして個人投資家の関心が「どう始めるか」から「どう投資するか」に移行する中で注目されているのが、同社が運用する「インベスコ 世界厳選株式オープン〈為替ヘッジあり〉/〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型/年1回決算型/奇数月決算型/予想分配金提示型)」(以下、「世界のベスト」)だ。25年以上の運用実績を誇り、9年を超えて継続的に純資金流入を伸ばし、足元では運用資産総額4兆円超(2026年4月10日現在)に達している。
その背景にあるのが、一貫した運用哲学に支えられた運用アプローチだという。同社リテール営業本部 部長の佐藤那奈氏は、ファンドの特徴を次のように説明する。
佐藤 那奈氏
「先進国の株式に投資するファンドですが、単に広く分散するのではなく、約40~50銘柄に厳選して投資しています」
投資判断の軸となるのは、同社が“株式投資の王道”と呼ぶ「成長・配当・割安」に着目した運用アプローチだ。成長性が見込める企業であることに加え、安定的な配当や増配の可能性を見極める。同時に、割安な水準で投資することを重視する。
「どれも株式投資の基本となる要素であり、この3つの観点で銘柄を厳選します。また、『世界のベスト』の運用チームは、コントラリアン・アプローチ、いわゆる逆張りの投資手法を採用しています。短期的なニュースなどで、株価が下がることはあるでしょう。しかしそういった局面でも、企業の本質的な価値が変わっていないのであれば、投資機会と捉えます。逆に、割高になれば銘柄を売却し、ポートフォリオを見直していきます」(佐藤氏)
一方で、厳選投資であるがゆえに重要となるのがリスク管理だ。「世界のベスト」では銘柄間の相関や地域・業種のバランスを考慮し、安定したリターンを追求する。
「このように、『成長・配当・割安』の3つの観点に着目して投資を行う結果として、日本の個人投資家にはあまり知られていない企業を組み入れることもありますが、そのような優良企業を発掘することがアクティブ運用の役割だと考えています」(佐藤氏)
コア資産としての「普遍性」を持つファンド
加えて、資産形成ではポートフォリオの中核をどう構成するかが重要になっている。そんな中、「世界のベスト」はコア資産としての活用が期待される。
「世界のベスト」は、複数の決算頻度や為替ヘッジの有無など、異なるファンドが用意されている。毎月決算型、年1回決算型、奇数月決算型、予想分配金提示型が設定されており、投資家は資金ニーズを踏まえて選択できる。加えて、年1回決算型と奇数月決算型は新NISAの成長投資枠の対象となっている。長期投資を前提とする制度の中でも活用可能であり、資産形成の軸として位置づけやすい。
「どのファンドを選んでも、運用の中身や運用哲学、プロセスは共通です。そのうえで、投資家のニーズに応じた形を提供しています」(飯森氏)
こうした設計により、「世界のベスト」は特定の層に限定されるものではなく、幅広い投資家に対応できる構造となっている。投資初心者にとっては、約40〜50銘柄に厳選されたポートフォリオにより、1本で分散投資の効果を得やすい。また運用の考え方もシンプルで、資産形成の導入としてのハードルは高くない。一方で、経験者にとっては、自ら選定することが難しい銘柄へのアクセス手段となる。特にヨーロッパなど、情報取得が相対的に難しい地域の企業を多く組み入れている点は、ポートフォリオの補完として機能する。
さらに、インデックス型商品との組み合わせも有効だ。市場全体に広く分散するインデックスに対し、「世界のベスト」は銘柄を厳選することで異なる値動きを生み出す。その点では、初心者から経験者まで、また資産形成層から取り崩しを意識する層まで、幅広いニーズに対応できる点が「世界のベスト」の特徴となる。
流行によらない長期運用が、25年を超えて選ばれてきた背景
「世界のベスト」が長期にわたり支持を集めてきた背景について、飯森氏は「流行に依存しない運用を続けてきたことが大きい」と伝える。
「半導体やAIといった特定分野に集中するテーマ型ファンドは、関心を集めやすく一時的に大きく伸びる局面はあっても、それを長期で持ち続けられるかは別の問題です。個人の資産形成を考えたときには、より安定的にリターンを積み上げていく視点が重要になります」(飯森氏)
また、近年の株式市場では、特定の大型株への集中が進み、指数の値動きもそれらの影響を受けやすくなっている。「世界のベスト」はこうした偏りを抑え、異なる値動きを組み合わせることでリスクを分散している。
「『世界のベスト』は、ポートフォリオを分散させることで特定の市場環境に依存しない運用を目指しています」(佐藤氏)
これが、「世界のベスト」がさまざまな相場局面に左右されない「全天候型」と位置づけられるゆえんだろう。そして投資信託という目に見えない商品であるがゆえ、同社は「顔の見える」運用体制を構築し、販売会社や投資家を支えることを重視している。
「年間1100回以上、つまり1営業日平均で5回以上、日本全国で投資家向けセミナーや販売会社向けの勉強会を実施しています。また、何か大きなニュースが出たり、株式市場が大きく動いた際には、臨時レポートを迅速に出すことで投資方針を明確化しています。チーム一丸となってこのような対応を含めて手厚く支援し、『ベストをあなたへ』『あなたのNISAに世界のベスト』を合言葉に、誰にとってもポートフォリオの中心に置ける普遍的な商品を届けてまいります」(飯森氏)
「世界のベスト」は四半世紀にわたり、金融危機や景気後退などの複数の局面を経ながらも、しっかりと回復局面の成長を取り込んできた。流行によらず、環境の変化をまたいでリターンを積み上げ、投資家を手厚く支援する設計こそが、25年以上選ばれてきた理由といえる。長期にわたり保有されるコア資産として、「世界のベスト」は、1つの選択肢となりうるだろう。
商号等:インベスコ・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第306号
加入協会:一般社団法人資産運用業協会、日本証券業協会
◉注記がない限り、すべての情報は2026年3月末時点の情報です。
◉当資料では、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)/<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」および「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)/<為替ヘッジなし>(年1回決算型)」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)/<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)」および 「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(予想分配金提示型)/<為替ヘッジなし>(予想分配金提示型)」を総称して「世界のベスト」という場合があります。ファンドの購入のお申し込みの場合には、投資信託説明書(交付目論見書)を販売会社よりあらかじめまたは同時にお渡ししますので、必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。ファンドは、株式など値動きのある有価証券など(外貨建資産には、為替リスクもあります。)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。これらの運用による損益はすべて受益者の皆様に帰属します。分配金の支払いおよびその金額は、収益分配方針に基づき委託会社が判断します。そのため、分配金は支払われない場合があり、あらかじめ一定の額の分配金のお支払いを保証するものではありません。【ファンドの投資リスク】ファンドの基準価額の変動要因は、価格変動リスク、信用リスク、カントリー・リスク、為替変動リスクがあります。ただし基準価額の変動要因は前述の要因に限定されるものではありません。また、その他の留意点として、ベンチマークに関する留意点、投資信託に関する留意点があります。【ファンドの費用】●購入時手数料:上限3.30%(税抜3.00%)●信託財産留保額:0.30%●運用管理費用(信託報酬):年率1.903%(税抜1.73%)●その他の費用・手数料:組入有価証券の売買委託手数料、資産を外国で保管する場合の費用、監査費用、目論見書・運用報告書の印刷費用などが信託財産から支払われます。※お客様にご負担いただく費用の合計額は、保有期間などに応じて異なりますので、表示することができません。詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。


