衝撃!1室7億円のマンションに行ってみた

西日本最高値のマンションがなぜ京都に?

本館は重厚なラーメン構造で、南面住戸にはアルミキャストの縦格子手すりを採用し、古都の空気感を伝えるようデザインされている(画像提供:三菱地所レジデンス)

同社の首都圏の物件では過去に「ザ・パークハウス グラン 南青山」で約7.7億円、「ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵」で約5.4億円の住戸などが供給された実績があるものの、西日本で7億円超の物件は初めてとのこと。

近年、近畿圏で販売された高額物件として記憶に新しいものでは、同社の物件では「ザ・タワー大阪」が約4.5億円、「グランフロント大阪オーナーズタワー」が約4.1億円、そのほかのものでは「The Kitahama」の約5.8億円など。いずれも大阪都心部のタワー物件ですが、今回はそれらを大きく上回る価格の住戸が京都市内で販売されるということになります。

7億円超という価格の最大の理由は「立地の希少性」

なぜ、西日本最高価格の住戸が大阪都心ではなく、京都で販売されるに至ったのか―――プレス発表会では7億円超という価格の理由について、「立地の希少性とそれに見合った品質の住宅であること」と説明されていましたが、同物件の立地とその「価値」について考察してみます。

まず、最高額住戸を含む高価格帯住戸が位置するのは、本館ではなく、東向きの別館です。このことからもわかるように、同物件の大きな魅力であり、「価値」とされるのは、東側に鴨川を望むというその立地。東側に面した住戸からは、京都の夏の風物詩である「五山の送り火」のひとつ、「大文字」を正面から望むことができるそうです。不動産データバンクのMRC調べによると、鴨川に面したマンションは2004年以来、11年ぶりとなるということ。ちなみに、現地は2009年まで京都財務事務所が立地していた場所だそうです。

物件の南には、「山紫水明」という言葉が広まった由来の場所である、頼山陽の書斎「山紫水明処」があるのですが、鴨川と東山が織りなす美しい景観は、多くの人を引き付けて止まない「京都らしい」風景のひとつです。

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