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三井住友トラストグループ

(8309 東証プライム)

有力企業ガイド2026 新春

取締役執行役社長(CEO)
高倉 透

2025/12/17
制作:東洋経済ブランドスタジオ

社会課題に応える信託グループ

当グループは国内で唯一上場する信託グループです。2024年には創業100年を迎え、三井住友トラストグループ株式会社へと商号を改めました。

当グループの強みは、資産運用、資産管理、相続、年金、不動産などの“信託関連ビジネス”であり、様々な領域で高い市場シェアと優良な顧客基盤を有しています。また、これらを背景に、安定性の高い収益構造を特長としています。

資金・資産・資本の好循環による成長

我が国では人生100年時代の到来に加え、緩やかなインフレが定着しつつあり、個人の資産形成や相続を含む安心・安全な資産管理のニーズが高まっています。産業界では、脱炭素化に向けた巨額の投資や資本効率の向上といった経営課題を持つ企業が増えています。

これらの動きは、信託関連ビジネスへのニーズ拡大を意味しており、個人の資産形成と企業価値の向上を同時に支える“好循環”を実現することで、当グループも社会やお客さまとともにさらなる成長を目指します。

2025年5月には、当社グループ会社である、三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行がNTTドコモとの資本業務提携を公表しました。これにより、新たな優良顧客層へのビジネス拡大の可能性は大きく広がりました。

業績1年前倒し達成と株主還元強化

前年度の業績は過去最高益の更新やROEが8%を上回るなど、現中期経営計画の主要なKPIを1年前倒しで達成する非常に好調な内容でした。今年度もさらなる利益拡大とROE 8%台後半という目標に向け、取り組みを進めています。

株主還元に関しては、累進的な配当運営と、配当性向40%以上を目安とする方針を掲げています。安定的な利益成長を背景に、グループ発足以来10年以上にわたり、一度の減配もなく、着実に配当を増やしてきました。今後もさらなる利益成長を通じて、株主還元の強化に取り組んでまいります。

DATA

■設立    2002年2月1日

■資本金    261,608百万円

■従業員数    23,043人(連結)(2025年9月30日現在)

〒100-8233
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