クレオ（9698 東証スタンダード） | Investors' Insight

（9698 東証スタンダード）

有力企業ガイド2025 新春

代表取締役社長
柿﨑淳一

2024/12/18

制作：東洋経済ブランドスタジオ

持続的な成長と安定的な株主還元を目指す

クレオは創業50周年を迎えたシステムインテグレーターです。お客様には業界を代表する大手企業が揃っており、安定した顧客基盤を有しています。株主還元に関しては、配当を7期連続増配中で2025年3月期は自己株取得を行うなど、株主還元を積極的に行っております。

充実した資本と事業、安定推移している営業利益

当社の業績は企業向けの製品開発・販売に舵を切った2013年以降から安定成長期へ入り、現在も営業利益を着実に積み重ねています。また、当社では全4事業のうち、「受託開発事業」「システム運用・サービス事業」「サポートサービス事業」を安定事業として位置づけています。

「受託開発事業」では官公庁・自治体や富士通グループ向けのシステム開発を、「システム運用・サービス事業」ではLINEヤフー社のシステム運用や、協業により「Yahoo!安否確認サービス」の開発・運用などを手掛けており、当社の安定成長に寄与しています。

Method of DX

中期経営計画ではストックビジネスの拡充に注力

当社は2025年3月期から2027年3月期までの中期経営計画を策定し、「持続的成長に向けた事業基盤の再構築」を掲げています。成長事業と位置づけている「ソリューションサービス事業」を中心に主な施策として、ストックビジネスの拡充によるクラウドサービスの強化、クラウド技術者の育成、グループ企業間の連携強化などを打ち出しています。経営指標としては2027年3月期に売上高180億円（CAGR8.0%）、営業利益率8.3%、ROE12%超を目指しています。

これからの成長において特に注力するのは、安定的な収益基盤となるクラウドサービスの提供による収益力向上と、新たな成長分野の開拓となるHR関連サービスの開発・連携強化です。これらの施策を同時に進めることで持続的成長の基盤を再構築する方針です。

また、株主還元では2025年3月期の1株あたり配当金予想は51円（8期連続増配予定）とし、持続的な成長と企業価値の向上を株主の皆さまと共に実感できる未来を目指しております。