立命館大学

自分らしさを生かしてグローバルに活躍。

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歌うことで通じ合える喜びが心を満たしてくれます

もともと語学が好きで得意だった松田美緒さん。大学に入った頃には「語学を生かして通訳にでもなるのかな」と漠然と思っていた。転機が訪れたのはブリティッシュコロンビア大学に留学したとき。カナダの先住民たちに出会い、彼らの歌を教わった。森や川の精霊に呼びかける歌、草原に生きた先祖たちの物語の歌を一緒に歌った。そして松田さんはひそかに決意をする。「歌手になろう」と。

松田 美緒 さん
(2002年 産業社会学部卒業)
歌手

「歌を歌うということは心を裸にすること。先住民の人たちと一緒に歌い、声の波動を合わせることで、出自を超えて心が通い合うことに感動しました。もともと歌が好きで、ポルトガルのファドや琉球民謡などをアマチュアとして歌っていましたが、歌うことが私の表現なのです」その後、今度はリスボン大学に留学した松田さんは、欧州の国々を歌い歩いた。そして旧ポルトガル植民地の国々の人々やその音楽に魅せられて大西洋を渡り、南米の地ブラジルへ。そこで初めてのアルバム「Atlantica」を制作した。(※ビクターエンタテインメントより発売)

「南米各国を回り、ライブハウスや劇場などで歌いました。人々の生活に豊かな音楽が根付いている南米は、音楽先進国だと思います。人々もとても多様で人間味が深い。各国のミュージシャンと組んでそれぞれの国の歌やファド、ときには日本の歌も歌います。歌うことで通じ合える喜びが私の心を満たしてくれたのです」

日本の古い歌を発掘しCDブックに

ツアー中にペルーの日系人作曲家に出会い、楽曲を聞き、ペルーの日系人たちの歴史を知り、松田さんの心が今度は太平洋を渡って日本に還ってきた。「自分が日本人だというアイデンティティはありません。アイデンティティは広がっていくものだと思っていますし、ある意味日本が一番遠かった。でも、日系移民の方々が昔の日本の歌を歌っていることに共感し、過去を思い出すことは大切だなと思うようになりました」

そんな思いを胸に日本に戻り、秋田や長崎などを訪ねて、埋もれていた古い歌を発掘し、CDブック「クレオール・ニッポン―うたの記憶を旅する」を昨年末に発売した。

アルテスパブリッシング刊 (ペルー移民のほか、ブラジル移民の 歌なども収録)

「300年以上前、ポルトガルから船出した人たちが長崎の伊王島に立ち寄りました。その後、島には250年間、隠れキリシタンが住み、ひそかに歌を歌い継いでいました。そういう歌に壮大な歴史を感じますし、日本は閉じられた国などではなく、いろいろな人が住んでいることを実感し、世界とつながっている希望を感じました」

今も松田さんは世界中を旅しながら歌っている。まったく異なる分野とコラボレーションしたり、文化人類学の学会でクレオールの歌について発表し、歌ったこともある。

「どんな昔の歌でも、歌えば人間らしい感情がわきあがってきますし、一緒に歌えば国境など関係なく簡単に時空を超えることができます。私はこれからも歌い続け、歌とともに生きていきます」

エンタテインメント・ビジネス産業論
今年50周年を迎えた産業社会学部では第一線で活躍する方々を講師に迎え、10年にわたり、音楽関連団体共同寄附講座を開催しています

2015年4月17日
「日本の伝統音楽の基礎知識」

音楽関連団体共同寄附講座では、ゲスト講師として(公財)日本伝統文化振興財団の藤本草会長を迎えた。ビクターエンタテインメントにて民族音楽の録音制作を長く行ってきた経験から、日本人の伝統音楽離れに警鐘を鳴らした。無形文化の継承のためには後継者の育成だけではなく、日本文化を教育カリキュラムに取り入れるなど、受容者の育成にも取り組まなければならないと強調した。


詳細は下記HPに随時更新中。
http://www.ritsumei.ac.jp/ss/education/professional/pro04.html/

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