立命館大学

新たな学問領域を切り拓く
壮大な挑戦

知の越境に架橋する 立命館大学 産業社会学部

海外の実情を対照しながら共通の課題を探っていく

学際的な学びを実践の場で活用できるものにしようということで、産業社会学部では、専攻の枠にとらわれないクロスオーバーラーニングが行われている。また教室内の学びだけではなく、フィールドワークやボランティアなどのアクティブラーニングを重視したり、国際社会の問題に主体的に対応できる力を養うためのプログラムを設定したりしているのも、産業社会学部の大きな特長だ。

黒田 学
立命館大学 産業社会学部 教授

そうした特長をよく表しているのが、人間福祉専攻で教鞭をとっている黒田学教授の取り組みである。「94年からベトナムの障害者の実態調査グループを組織し、学際的なアプローチから研究してきました。その延長線上でスタディツアーとして毎夏、ベトナムの大学とセミナーを開催し、学生たちとベトナムの学校や施設を訪問しました。多い時は40人くらいの学生が参加していました。ベトナム戦争のことをほとんど知らない学生は、現地の実情を見て大きなショックを受けます。でもそこで日本と海外の実情を対照しながら共通の課題を探っていく学問的なアプローチへの気づきを得るのです」(黒田教授)。

活発な課外活動や学生の自主活動も強み

実は黒田教授自身、産業社会学部で学生時代を過ごした立命館大学のOBである。卒業後、いったんは就職したが、教職の仕事がしたくて立命館の大学院に入学し、博士課程を経て、国立大学の教員に、そして立命館大学に転じてきた。

「私が学生の頃から本学の産業社会学部では毎年、学生ゼミナール大会があり、自主ゼミも含めて140を超える発表を学生がしています。学生のときはそれが普通だと思っていたのですが、他大学に入った友人に聞くと、1回生次にゼミはなく、大教室の大講義ばかりで面白くないというので意外に思いました。教員になってからも学生の自主的な学びの場をつくろうとする本学の姿勢は他大学とは異なると再認識しました。実際、アクティブラーニングや学生の自主的な活動がとても盛んで、それが産業社会学部の大きな強みになっています」

学生と教員という両方の立場を経験した黒田教授は、産業社会学部をそう評価する。現在、黒田教授は欧州各国や東南アジア諸国を精力的に回って実践的な比較研究を行っている。

学際的なアプローチで複眼的な思考を獲得

「学生も元気ですが、教員も頑張っています」と語る有賀学部長によれば、産業社会学部教員の科研費(科学研究費補助金)採択数は、社会学部としては全国の中でもトップだという。教員が、教育はもちろん研究にも熱心に取り組み、公的資金を自らの努力で獲得し、結果を出して社会に還元するということが、ここではきちんとなされているのである。

「立命館大学は文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援(SGU)に採択されましたが、本学部は留学生を13学部の中で3番目に多く受け入れています。学問、文化、市民社会など多様な領域で海外と連携し、グローバル化にも積極的に対応しています。また、社会的なネットワークが強いのも特長で、たとえば、現代社会専攻の学生が市民、産業界、行政等と連携して、京都の町おこしの取り組みに貢献しています」(有賀学部長)

社会の現場との真摯な対話により、解決に向けた思考力と実践力を養う

現実の問題に真正面から取り組み、解を導き出す実践的な方法論を身に付けた学生が多いからだろう、産業社会学部は就職率も高い。学際的なアプローチで複眼的な思考を獲得した産業社会学部の卒業生は柔軟で、活力があり、どんな仕事についても戦力になると評価されているという。

創設から50年を迎える産業社会学部は今年の12月に、記念イベントの開催を予定している。そこに向けて学内では今、学生、教員、職員が一体となって準備に余念がない。これから約半年間、衣笠キャンパスはますます熱く、活気に満ちあふれることになりそうだ。

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