「英語が苦手な日本人」が話すときにまず犯すミス 頭の中で日本語→英語に変換する大問題

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英会話
英語を話すとき、つい日本語をそのまま英語に直訳しようとしていませんか(写真:EKAKI/PIXTA)
英語で話すときに、つい日本語から英語に直訳しようとして詰まってしまう……そんな経験がある人は少なくないはず。本稿では、英語が超苦手だったのに、アメリカでベストセラーまで出した文筆家、岩田リョウコ氏の最新刊『直訳やめたら英語が一気にできるようになった私の話』より、意外とたくさんの単語を知っている日本人向けの英語の学び方を伝授します。

日本語に縛られずに発想の転換!

英語を話すとき、日本語で言いたいことを考えてそれを訳しますよね。でも英語で会話ができるようになってくると、聞いたことを訳して、自分が言いたいことを訳して……なんていう時間は全然ないっ! だから、そんなことできる?って思うかもしれないですが、日本語を最初に作って英語に訳すのをやめてください! 訳、禁止! 

英語は英語として聞いて、英語として組み立てて話すと時間短縮になります。それが、英語がうまくなる一番の道です。

例えば、「趣味は映画鑑賞です」って言いたい場合。「趣味は」から訳そうとして、「My hobby is」が出てきます。いい感じです。

次は「映画鑑賞」の単語。わたしは「鑑賞」っていう英単語、知らないです。訳そうとすると「映画鑑賞」がわかんない~!って、ここで止まってしまうんです。

だから日本語にこだわらなくて大丈夫。わたしたち日本人は中学校で1500個らい英単語を勉強しています。すごいことです。1500も覚えてなくても、自分が知っている英単語をつなげていけば、いかようにも文章は作れます。

難しく考える必要はないんです。訳そうとせずに、言いたいことの映像をイメージして、それを知っている言葉で言おうとしてみてください。だってひとつのことを説明したいとき、言い方なんて何通りもあるし、必ず日本語の訳をそのまま使う必要なんてないんです。

次ページ「趣味」「鑑賞」の呪縛から解き放たれよう
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