2023年4月28日に文部科学省が発表した2022年度勤務実態調査速報値の結果では、前回2016年度調査と比較して在校等時間が減少したものの、依然として長時間勤務の教師が多い状況が浮き彫りになっています。
また、働きすぎにより休職や退職する教員の数が増加し、教員不足の影響で補充の教員はなかなか見つからないのが学校現場の実情です。残された教員はさらなる過重労働を余儀なくされていますが、悪化する環境の中で働くことは教員の心身に影響を及ぼし、授業の質の低下にもつながります。国の豊かな発展のために不可欠な「教育」の質を維持、改善していくためにも「働き方改革」は急務の課題です。
しかし、いざ「働き方改革」に着手しようとしても何から始めればいいのか、またそれに取り組む時間すらないなど、課題が多いのが現実です。
前回配信しました「多忙でも定時に帰り結果も出す!現役教員の時短術」ウェビナーに続き、「働き方改革」を実践している現役の中学校の先生をお招きし、実例を中心にお話ししていただきます。皆様の課題解決の糸口になれば幸いです。
※本ウェビナーは2023年5月に収録をしており、本ウェビナーに関するすべての内容は収録時点(2023年5月)の情報に基づいています。
教員、各地域教育委員会、保護者、そのほかすべての教育従事者の方々
SPEAKER
江澤 隆輔 氏
PROFILE
1984年福井県生まれ。3児の父。大学卒業後、福井県内の小中学校で英語教員として勤務。ICTで個別最適化された授業を実践しながら、YouTubeやTV、Voicy、Twitterなどで働き方・学級経営・教科指導に関する発信を続ける。
「日本中の英語教員をつなげて、日本の英語教育を変えたい」という思いから立ち上げたオンラインサロン「英語教員がちサロン」メンバーは800名近くに上り、日々授業研究・働き方研究を続ける。
『月刊生徒指導』(学事出版)で働き方に関する記事を連載中。著作に『教師の働き方を変える時短』(東洋館出版)、『テーマ別英作文ドリル&ワーク』(明治図書出版)、『先生も大変なんです』(岩波図書)など多数。
日々忙しいなかで、「定時退勤」を実現するには自分なりの工夫や努力が必要です。また継続的に実践していくためには「何のために定時退勤をするのか」という目的も必要です。「なぜ定時退勤をするのか」、その理由と目的についてお話ししていただきます。
時短を実践していくうえで、江澤先生が中心に据えている5つの柱「ICT」「部活動」「情報収集」「授業ハック」「目」について、また実践している時短術について具体例を交えてお話ししていただきます。とくに2つ目の柱「部活動」では、多くの中学校教員を悩ませる部活動顧問への向き合い方について触れていただきます。
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