医師解説「コーヒー驚きの健康効果」正しい飲み方 「この飲み方」なら健康にいい!医学根拠も紹介

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コーヒーは「身近なスーパードリンク」。「健康へのメリット」について解説します(写真:kotoru/PIXTA)
生活習慣病、血管、心臓など内科・循環器系のエキスパートで、「心臓の名医」として知られ、日々多くの患者と接する医学博士の池谷敏郎氏。
テレビ番組『あさイチ』(NHK)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)やラジオ番組などに多数出演し、楽しくわかりやすい解説が好評を博している。
過去15キロ以上の減量に成功し、そのメソッドを全公開した15万部のベストセラー『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』に続き、60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方を上梓した。
「人生100年時代」を最期まで満喫できるかどうか健康長寿のカギを握る「『心臓の健康』にいい生活」を、運動、食事、メンタルなど、あらゆる観点からアドバイスする1冊で、発売後わずか6日で3刷2万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。
その池谷氏が、「『コーヒー』の健康へのメリット」について解説する。

コーヒーは「身近なスーパードリンク」

朝食と一緒に、仕事や家事の休憩、食後のひとときなど、コーヒーは皆さんにとって身近な飲み物かと思います。私もコーヒーは大好きで1日3~4杯をブラックで飲みます

『60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

私の場合、休診日以外は朝から次から次へと患者さんを診るので、息をつく間もありません。午前の診察が終わって、午後の診察が始まるまでの短い間だけがホッとできる時間です。

ランチのあと、午後の診察が始まる前に、ブラックコーヒーとともに少量のスイーツをいただくのが何よりの楽しみです。

忙しい毎日のなかで、ついイライラ、せかせかしがちですが、ストレスを感じて交感神経が緊張すると、心拍数が増え、血圧が上がってしまい、健康にとってマイナスになってしまいます。

だからこそ、自分がリラックスできるものを用意して、ホッとできるひとときをもつことが大事なのです。

さらに、コーヒーは"上手に"飲めば、健康を守ってくれる効果が期待でき、「健康にいいスーパードリンク」といえます。

まずは、その具体的な効果を3つ紹介しましょう。

次ページデータで見る「コーヒーによる死亡リスク低下」
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