「治療後の職場復帰」職場と当事者が配慮すること 症状の悪化で再び休業してしまうことを防ぐ

✎ 1〜 ✎ 38 ✎ 39 ✎ 40 ✎ 最新
拡大
縮小
病院と長く付き合い続けながら働き続けるために注意すべきこととは(写真:shimi/PIXTA)

現代日本は超高齢化社会に伴い、労働力の高齢化が進行しています。それに伴って疾病を抱えながら働く方の割合も増加していますが、診療技術が進歩したことにより、がんなどの疾患を抱えていても「病気と長く付き合いながら働き続ける」ことが可能になっています。

治療と仕事の両立支援

本人の希望に沿った働き方をしやすくなっている昨今の職場環境は喜ばしいことですが、その反面、疾患の治療後に職場復帰したときに、復帰そのものがうまくいかない場合や、折角復帰しても求められる能力を十分に発揮できない場合も少なくありません。以前は新型コロナウイルス感染症後の職場復帰について少し触れさせていただきましたが、今回は「治療と仕事の両立支援」をテーマに、何らかの疾患によって一時的に職場を離れた後、どのように職場復帰していけばよいかについてお伝えできればと思います。

次ページ一般的な両立支援の流れ
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT