大学合格に必須「要約力」試験日までに習得する技 東大生直伝!「3つのステップ」で整理をする

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「要約力」を身につける方法を伝授します(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。
第50回は入試本番で合格を引き寄せるために必要な「要約力」を身につける方法について、現役東大生の永田耕作氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。

東大の入試でいちばん求められるのは「要約力」

さて、今年も東大入試が近づいてきました。2月25日、26日に行われるので、その準備のため、多くの受験生が最後の調整をしているところです。

そんな中で、最近よく聞かれるのがこういうことです。

「東大の入試問題の特徴ってなんですか?」

「東大って、どういう能力を求めているんですか?」

この質問の答えは多種多様で、「時間が足りないから情報処理能力が求められる」とか「複数の科目を攻略しないといけないから戦略性が求められる」とかいろんな回答があると思うのですが、いちばんは「要約の力」なのではないかと僕は思っています。これについて『ドラゴン桜2』で太宰府先生がこんなふうに説明しています。

※外部配信先では図や画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

『ドラゴン桜2』で太宰府先生が説明するシーン
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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