東大生に学ぶ「脳の容量増やす」たった1つの簡単技 悩まずにスパッと決断する力が身につけられる

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脳の容量を増やして、決断力を高める方法を解説します(写真:Graphs/PIXTA)
人間は悩む生き物です。では「優柔不断」を改善・克服するためにはどうすればよいのでしょうか。「東大生は悩まずにスパッと決められる人が多い」と指摘するのが、偏差値35から東大合格を果たし、漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当でもある西岡壱誠氏です。新著『「悩む」を時短する! 東大式感情コントロール術』を上梓した西岡氏が「決断力を速める技術」について解説します。

悩む時間を短縮するには「選択」を減らす

みなさんは、優柔不断なタイプですか? それとも物事をスパッと決めることができるタイプですか?

何かを選択するときに、時間がかかってしまってうまくいかない、なんて人もいるでしょう。または、決めたのにも関わらず、後から「やっぱりあっちのほうがよかったんじゃないか」なんて考えて、モヤモヤしてしまう人も多いと思います。

本当は、何を選んだっていいんです。だって人間、その時々の最善の選択をしたとしても、後になってから「もっとよい可能性」が出てきてしまうものだからです。そのときはそれがいいと思った選択だったとしても、絶対に後から考えれば「こっちだったな」というものは出てきてしまいます。だから、どんな選択をしても間違いは起こるものであり、考えたって無駄なことが多いから、時間をかけずにスパッと決めたほうが、悩む時間を短縮できて得なのです。

東大生は、優柔不断なタイプが少ないように感じます。会議で何かを決めるときも、ご飯屋さんに行くときも、悩まずに物事をスパッと決めることができる人が多いです。

以前、東大医学部の友人とお寿司屋さんに入ったら、入って早々に「中トロ10巻、以上で」と決めてしまいました。「それ、ちゃんと考えたの? 衝動的に決めたの?」と聞くと「いや、ちゃんと考えたよ。そのうえでこの選択なんだ」と言っていました。東大生はそれくらい決断や判断のスピードが速いのです。

なぜ、東大生は選択が速いのか。それは、普段の生活からあえて「選択」を減らす傾向があるからだと僕は思っています。

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