今年こそ!海外在住日本人が勧める「ケアンズ旅」 豪州はコロナ対策が成功、屋内でもノーマスク

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ケアンズ
今年こそ旅行へ、という人におすすめの情報です(写真:クイーンズランド州政府観光局)

いわゆる「水際対策」が大幅に緩和された2023年。3年ぶりの海外旅行を楽しもうとウズウズしている方もたくさんいると思います。そこで気になるのが行き先ですね。世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの集まり「海外書き人クラブ」の会員が「2023年オススメの旅先」を考えてみました。今回紹介するのはオーストラリアのケアンズです。

まずは気になる新型コロナウイルス関連の入国制限に関してですが、現在、オーストラリア連邦政府は「ワクチン未接種者でも、隔離不要で入国可能」としています。行動制限に関しては各州の規則が優先されるので、事前の確認が必要ですが、1月31日現在、ケアンズのあるクイーンズランド州は入国や行動の制限はしていません。

ちなみに人口約540万人の同州の新規感染者数は「1週間平均」ではなく「1週間合計」で約5000人。人口が約2.6倍の東京都は「1日」で約5000人ですから、人口あたりの新規感染者数はクイーンズランド州のほうがだいぶ少ないです。

屋内でもマスクしている人は少ない

マスクは2022年10月末からは病院や介護施設も含めて法律的には一切不要になりました。ただし、施設や店が独自にマスク着用を入場条件にしてもいいとされていて、実際に医療機関などではそう義務付けていることも多いです。そのほかの場所では屋外はもちろん屋内(電車内も含む)でもマスクを着用している人は本当に少なくて、感染リスクが高いとされる高齢者を中心に5%以下といったところです。

オーストラリアでは新型コロナウイルス全盛期には厳格な「州境封鎖」まで行われ、感染拡大防止に大成功。そのなかでもクイーンズランド州は昨年の規制緩和(ウイズコロナへの方向転換)までは、「新規感染者がほぼゼロ」の日々が数ヵ月にわたって続きました。行動制限が多かった分、日本よりも不自由だったかもしれませんが、対策的には大成功を収めたので国民たちの不満は現在にいたるまで少ないように見えます。

コロナ関連の話が長くなりました。では、そろそろ皆さまを亜熱帯の街・ケアンズにお連れしましょう。

ケアンズ
ヘリコプターから見る世界最大のサンゴ礁が絶景です!(写真:柳沢有紀夫)
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